地獄の8ターンオーバー

同地区ビルズに勝利し、次はチーフスと対戦。

しかも チーフスQB#11″アレックス・スミス(通称:アスミス)” は2005年ドラフトの全体1位。対して、ジェッツのQB#14″ライアン・フィッツパトリック”は同年のドラフト全体250位 という、2005年ドラフト格差対決でもありました。

フィッツパトリックがアスミスを倒し、下剋上を成すのか注目でしたが、これまたジェッツらしい内容となりました。

 

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スコア&ダイジェスト

    1Q 2Q 3Q 4Q OT total
ジェッツジェッツ (1-2-0) 0 3 0 0   3
チーフスチーフス (2-1-0) 7 10 0 7   24

オフェンス

さぁ、何から語ろうか。いや、本当は語りたくもない。

O#が近年最大の、8ターンオーバーを犯しました。ちなみに最高記録は1976年のパッツ戦での10ターンオーバーらしいです。どんな試合やねん。。

 

そのうちの6回がQB#14″ライアン・フィッツパトリック”の6INT(球団最高記録タイ)。このうち3回がエンドゾーン内ですから、ファンのガッカリは倍増。

今日のフィッツパトリックは周りが見えてませんでした。カバーが空いてるレシーバーがいる中で、カバーが集中してるレシーバーに投げるシーンが数回見られました。

INTの大体がチップされ浮いたボールを取られるというもの。他にもOLの後頭部に向かって投げるなど、明らかに精彩を欠いておりました。

 

と、言っても3回もエンドゾーンでINTされるという事は、レッドゾーンには何度も入っており、O#自体は全く進んでいないワケではありません。それだけにINTされず着実に点数を重ねておけば、勝てる芽があった試合を潰したフィッツパトリックはA級戦犯者です。

 

あと、エンプティのショットガンからフィッツパトリック自らボールを持って、頭から突撃するようなプレーは辞めるべきですね。10ydぐらい稼いでピンチを脱しましたが、スライディングしないQBにこのプレーコールは自殺行為でしょう。OC”チャン・ゲイリー”も途中ヤケクソになってた感があります。

 

しかしながら、QB#14″ライアン・フィッツパトリック”が100%悪いという事でなく、チーフスのDBの優秀さもありました。

特に、SS#29″エリック・ベリー”と CB#22″マーカス・ピーターズ”のドラ1組が際立っており、元からコンディションが良くないWR#15″ブランドン・マーシャル”が3レシーブ 27ydに抑え込まれました。

WR”エリック・デッカー”に関しては、後半に1レシーブのみ。その1回が31ydのロングゲインで、「これが反撃のノロシか!」と思ったら、当然このノロシもフィッツパトリックがもみ消します。

ドラフトでPICKしたDBはBUSTばっかりのJETSにとったら、羨ましいったらありゃしない。

 

レシーバーで輝いたのが、今回もWR#81″クインシー・エヌンワ”。要所で素晴らしいキャッチを見せ、ギャンブル成功の光速ショートパスもガッチリ捕球します。マーシャルの契約が切れたら、彼がエースWRでしょうね

 

RB#22″マット・フォーテ”は15キャリー65yd。平均すると約4.3ydで前回よりも上でした。隙間をすり抜けるカットのテクニックが絶妙で、フォーテの獲得は正解だったと改めて思います。

 

OLは今回はなんと0被サック。ホールディングも無かったと思います。相変わらず優秀ですがポケットが小さくなるスピードが速く、フィッツパトリックがサックを避けるために投げ急いで、0被サックの代わりに6INTという見方もできます。
とはいえ、このスタッツは素晴らしいです。