イメージレイオフに大きく前進する一勝
今年もやってきました因縁の師弟HC対決。AFC東の頂点、いやNFLの頂点と言っても過言では無い”ペイトリオッツ”との試合です。
同地区なので毎年必ず2回は対戦しているのに最後に勝った試合はなんと、2002年12月22日。
毎年落とす試合だとして計算していましたが、QB”トム・ブレイディ”がシーズンアウトしたために微かな光が見えてきました。
(なんて後ろ向きな発言・・・)

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▼QB”マット・キャッセル”とは?
ペイトリオッツは常にQBに恵まれているチームであり、”ドリュー・ブレッドソー”、”トム・ブレイディ”以外のQBがスターターになるのは、1998シーズンのWEEK17ジェッツ戦で”スコット・ゾーラック”がプレーして以来10年ぶりとの事。

そして、Week1冒頭で負傷したブレイディの後を継いでチームを勝利に導き、一躍有名になったQB”マット・キャッセル”。当然、ペイトリオッツに来てから3年間ずっと出番ナシで、大学時代も”カーソン・パーマー(現ベンガルズ)、マット・ライナート(現カーディナルス)の2人のハイズマン賞を獲得したQBのバックアップで光が当たらず、先発出場したのが3217日ぶりと高校生以来。

評価の程はペイトリオッツらしく堅実なプレイスタイルで、パスに正確性があるとの事。タイプ的にブレイディに似ているらしいので、油断大敵です。

▼4人のバックアップQBが先発
Week2は”マット・キャッセル”を含めて、タイタンズ”ビンス・ヤング”から2世QB”クリス・シムズ”。
バッカニアーズ”ジェフ・ガルシア”から”ブライアン・”グリーシー”、チーフスは”ブロディ・クロイル”に変わりかつて正QBを任された”デーモン・ヒュアード”と先発が負傷のため4人のバックアップQBが先発を努める予定となっています。
本当にQBにケガ人続出の近年稀に見る荒れたシーズンです。

▼注目の対決
1.CB”ダレル・リーヴィス” vs WR”ランディ・モス”
ドルフィンズ戦ではラスト8秒で”Ted Ginn Jr”を破った”ダレル・リーヴィス”。次の相手はシーズンTDパス補給記録を持つ、リーグ屈指の快速WR”ランディ・モス”。最強の相手と言ってもよいでしょう。

2.WR”ジェリコ・コッチェリー” vs CB”エリス・ホブス”
ファーブの良きターゲットとなったコッチェリーの相手も俊足を誇る強敵。やはりブレイディ抜きでも勝つのは難しい試合になりそうです。

3.C”ニック・マンゴールド” vs NT”ヴィンス・ウィルホーク”
一番差が出そうな対決。パワー、テクニックともにウィルホークが勝る上にマンゴールドは時々、ヘマをやらかします。しかし、中央突破の道を切り開くには勝つしか無いです。

▼ファーブは”ペイトリオッツ”に勝ち越し
パッカーズ時代に”ブレット・ファーブ”がペイトリオッツと対戦した成績は1997年1月のスーパーボウルを勝利を含めて3勝2敗。だから何?ってデータですが一応プラス要素として。

▼ファーブ、公式試合先発記録を更新中。ブレイディはストップ。
今週日曜の試合でプレイオフを含めて277連続先発出場の”ブレット・ファーブ”。前人未踏の記録は更新され続けます。
そして、”トム・ブレイディ”は128試合連続先発出場で残念ながら記録はストップです。

▼新キッカー”ジェイ・フィーリー
ニュージェントがWeek1で自爆したため急遽契約したのが、元ドルフィンズのK”
ジェイ・フィーリー”。
ケガのためカットされたのですが、現在は至って健康との事。
彼のロースター枠をあけるためにLB”Kenwin Cummings”がカットされました。ニュージェントの自爆は他人をも巻き込む被害に拡大しましたな。

▼”クリス・ベイカー”契約延長
オフの間に契約問題でもめたTE”クリス・ベイカー”は先のドルフィンズ戦での活躍もあり、2012
年まで3年契約延長にサインしました。

▼またもや先発はルーキーCB”ドワイト・ロウリー”
CB”ジャスティン・ミラー”の負傷がまだ癒えないため、ドルフィンズ戦で活躍したドラフト4巡目獲得のルーキー”ドワイト・ロウリー”が先発予定。実力もさながら運にも恵まれている選手です。