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から現地の話題にはなっていましたが
ジェッツはニューヨーク・ジャイアンツと共同で2010年オープン予定の新スタジアム”ニュー・メドウランズ・スタジアム“に設定
される”コーチズ・クラブ”シートのパーソナル・シート・ライセンス(PSL)をチケット再販売サイト、Stubhubでオークション販売するとの事です。

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詳細は一番下の[引用:NFL JAPAN]に書いていますが、要は新スタジアムのVIP席をオークション方式にて販売するということです。
しかもこのライセンスとは別に1試合700ドルのチケットをシーズン単位(10枚)購入しないとライセンスの権利を失うすごいシステム。

オークションは10月19日から27日まで行われ、開始価格はPSL1席分5000ドル(約50万9,000円)からスタートし、何倍の値段にも跳ね上がる事が予想されています。
日本では人気スポーツなどのチケットの価格高騰や転売を防ぐ方向にあるにも関わらず、主催者がオークションしてしまうところに文化の違いを感じますね。

更にNFLのチケット事情を突っ込むと、今年よりNFLはセカンダリーマーケット(再販市場)の公式チケット販売代理店とする契約を結びました。
セカンダリーマーケットとは、一度チケットを購入したファンが何らかに理由で試合に行けなくなった際に売りに出す際の市場で、いわゆるオークションです。

平均観客動員数6万8849人を誇るNFL平均の観客収容率は98.3%(2007年11月26日現在、SBJ調べ)で、普通にチケットを入手するのは困難であり、それだけにこのセカンダリーマーケットが活況を呈しています。

セカンダリーマーケットは既に売れているチケットを再販するわけで、基本的に売り上げはチケット所有者に入り、再販代理店は僅かな手数料(15%ほ
ど)を取るだけ。
リーグに至ってはほとんど収入という収入にはならないのですが、それでもセカンダリーマーケットを押さえにかかるワケは顧客情報の収集です。
リーグが公式チケット販売代理店に指定すれば(もちろん、パーミッションを得られればですが)、代理店を介して顧客情報をリー
グが収集することができるのです。

再販市場にチケットが流れるということは、チケットを購入したファンが試合を見に行かないという状況が存在するわけです。
これを英語で「No
Show」と呼ぶのですが、もちろん仕事やその他の事情でやむを得ず試合を見に行くことができないというケースもあるでしょうが、No
Show率は顧客満足度をあらわす1つの目安となると考えられており、実際にシーズンチケット保有者のNo
Show率が上がるほど、更新率が下るというデータもあるので、チームとして重要顧客のNo Show
Rateを把握しておくことは、特にNFLのように、座席の多くがシーズン席というようなリーグにとって大変重要であるとの事。

セカンダリー業者は公式のお墨付きをもらって安心してチケットを売り、NFLは詳細な顧客情報が手に入るという両者にとってメリットがあるので、再販市場が公式チケット販売代理店となりました。

スポーツ観戦でも金持ちほど有利なアメリカ社会。NFLチケットの高騰問題は昔からありますが更に高騰化が進むようです。
[参照:スポーツビジネス from NY]

[引用:NFL JAPAN]

ニューヨーク・ジェッツ戦のベスト・シートをあなたも購入できるかもしれない。十分な資金と運があれば。

ジェッツは現在、ニューヨーク・ジャイアンツと共同で2010年オープン予定で新スタジアムを建設している。このニュー・メドウランズ・スタジアムに設定される”コーチズ・クラブ”シートのパーソナル・シート・ライセンス(PSL)をチケット再販売サイト、Stubhubでオークション販売するのだ。

PSLはシーズンチケットの購入権で、現在PSL販売は各チームにとって大きな収入源となっている。チームがネット・オークションでPSLを発売するのは始めてだ。

コーチズ・クラブの席は50ヤード付近に2000席分用意される予定。さらにクラブのメンバーは試合中ジェッツ・ベンチ後方5ヤードに儲けられたフィールド・エリアで応援できる他、豪華なバー・ラウンジ、VIP専用駐車場なども利用できる。

 ただし観戦チケットはPSLとは別で、1試合700ドルのチケットをシーズン単位(10枚)で購入しなければならない。購入しないと権利を失う。PSLを2年目以降転売することは可能だ。人気次第ではPSL転売でもうけが出ることもある。

気になるオークションだが、10月19日から27日まで行われ、開始価格はPSL1席分5000ドル(約50万9,000円)となっている。ジャイアン
ツが同じような席のセット販売を既に発表しているが、その価格は2万ドル(約204万円)。ジェッツのオークションも似たような価格かそれ以上になるだろうと予想されているようだ。

ちなみにオークション以外でも上部スタンド席を含むPSLは発売され、その価格は4000ドル(約40万7,000円)から2万5000ドル(約254
万円)ということだ。ジャイアンツは1000ドル(約10万円)から2万ドルで、手数料設定などに違いがあるが、この価格差もおもしろいところである。

NFL、特に人口の多いニューヨーク2チームのシーズン・チケットを購入するのはなかなか大変なことだった。今回の新スタジアム建設はそんなチケットを手に入るまたとないチャンスと言える。この機会にゲットを狙ってみるのもいいかも。