ほぼジェッツのO#時間

いよいよ2017シーズンも最終局面に突入。相手は開幕5連勝から一転して泥沼連敗中のチーフス。

しかし、かつてジェッツで「シャットダウンコーナー」として名を上げたCB”ダレル・リービス”がこの試合でチーフスに復帰するという最悪な状況となりました。

もはや1敗したらシーズン終わりのジェッツ、この試練を乗り越える事ができるのか!

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スコア&ダイジェスト

ハイライト:Youtube

2017年 12月 3日

 

1Q

2Q

3Q

4Q

TOTAL

チーフス

14

3

7

7

31

ジェッツ

14

7

6

11

38

 

オフェンス

この試合、驚くべきことに最後のチーフスのギャンブル失敗以外はターンオーバーなしの純粋なO#のシバキ合いとなりました。

まずジェッツが試合開始5分で14点も取られて「オワタ\(^o^)/」と思ったら、ジェッツO#も負けじと1Q終了までに14点取り返すという、近年まれに見るハイペースな展開となります。

 

その立役者は当然QB”ジョシュ・マッカウン”。パス26/36回331yd獲得、1TD、0INT。ランでは2TDで、計3TDの活躍。

前試合で試合をぶち壊したマッカウンですが、今回は素晴らしすぎるパスO#を見せるどころか、体を張ったスニークでギャンブルを成功させ、TDも取ります。

これまでジェッツはエンドゾーン手前やギャンブルの1ydが取れず、それが敗因の1つとなってきましたが、この試合では次々とマッカウンのスニークが成功するので「シーズン序盤から全部スニークしとけば今頃、プレーオフ戦線の先頭を走ってたんじゃ・・・」と、嬉しい反面、残念な気持ちも込み上げてきました。

 

この試合で爆発したのがWR”ジャーメイン・カース”とWR”ロビー・アンダーソン”。

カースはさすがスーパーレシーブの申し子で、普通なら外に出るパスをジャンピングワンハンドキャッチで1stDownを更新。さらにロングパスレシーブや、ラン・アフター・キャッチで稼ぎまくって9レシーブ153ydの活躍。

アンダーソンは今回TDレシーブは無く、残念ながら6試合連続TDはなりませんでしたが、ここぞという所で1stDownを更新するファインプレーを見せます。

毎試合レシーブ能力がUPしている印象があり、ドラフト外から素晴らしいお宝を拾いました。

 

OLも良く、RB#22″マット・フォーテ”を中心にRB陣の活躍もありましたが、勝因はチーフスD#の自滅であります。

注目のCB”ダレル・リービス”は先発で出場しましたが、タックルミス2回でゲインを許した上に、前半最後にRB#22″マット・フォーテ”がエンドゾーンに飛び込む際には、全くTDを止めようというリアクションが無く、正直なところ「やる気が無い」ように見えました。

チーフス ダレル・リーヴィス リービス

そして後半はベンチに降ろされ、チーフスがD#の時もヘルメットを脱いでリラックスしていました。

全盛期のリービスは恐ろしく守備範囲が広く、どこにいても速攻でボールを持つ選手の前に現れて足元へのタックルを確実に決めてキャリーを止めていましたが、今のリービスからかつての超人プレーは想像できません。

とりあえずリービスは「古巣のジェッツを助けに来た」と受け取っておきます。

 

あと、第4Q終盤の31-30の1点ビハインドの攻防。

ジェッツのFGにてチーフスSTがロングスナッパー(以下、LS)にスナップ直後に接触し、これがアンネセサリーラフネスの反則となり1stDown更新を頂きました。

これはロングスナップの直後はLSは非常に無防備なためスナップ直後(約1秒?)のLSに接触してはならないというルールがあるためです。

 

このチャンスにマッカウンのスニークでTDを決めて31-36。次に2ポイントコンバージョンを狙い失敗するも、チーフスCB#20″スティーヴ・ネルソン”のホールディングと反則の多さにブチ切れたCB#22″マーカス・ピーターズ”がイエローフラッグをスタンドに投げ込んでパーソナルファールをとられ、ジェッツはやり直しの2ポイントコンバージョンを成功させて31-38。

返しのチーフスO#でTDを決められても負けにはならないセーフティーリードを貰った事は大きな勝因でした。

 

何にせよジェッツのO#に38点も取られるチーフスD#は相当弱いでしょう。チーフスD#に昨シーズンの迫力は全くなく、正直AFC西首位とは思えないレベルでした。

ディフェンス

O#が自力で38点も取れるならD#がしっかりしていれば楽勝だったのですが、今回はD#が崩壊。

まず試合前に元ドラ1ILB”ダロン・リー”がインアクティブ。この理由が練習を遅刻した制裁らしく、重要な試合にチームの主力を遅刻の罰で欠場させるという、意味の分からない事が発生しました。

 

そして試合はQB#11″アレックス・スミス”にロングパスをガンガン決められてTD祭りです。

まず最初のチーフスO#ではTE#87″トラヴィス・ケルシー”にロングを決められわずか4プレーで失点。

次のドライブもFS#26″マーカス・メイ”がTE#87″トラヴィス・ケルシー”に全くついていけずロングを決められ開始5分で14点取られるという、パチンコならば座ったら即フィーバー状態。(例えがヘタ)

 

あとWR#10″タイリーク・ヒル”にCB#21″モーリス・クレイボーン”やDB#36″ダグ・ミドルトン”がついていけず、ロングパスをバンバン許して、WR#10″タイリーク・ヒル”の最終スタッツは6レシーブ185yd、2TDと大爆発。

 

どうもカバー0で捨て身ラッシュをかけ、Sがダウンフィールド付近のレシーバーをカバーしようと釣られて前に出た時にエンドゾーンへ走るWR#10″タイリーク・ヒル”とDBが1vs1になる時を狙われており、ここ最近の積極的D#の弱点が露呈しました。

さらにCB#41″バスター・スクライン”はWR#10″タイリーク・ヒル”のロングを阻止しているので、CB#41″バスター・スクライン”以外がWR#10″タイリーク・ヒル”とマッチアップしたタイミングも突かれてます。あざといよチーフス。

 

加えてQB#11″アレックス・スミス”にスクランブルを70ydも独走されるという屈辱。スクランブル中にSS#33″ジャマール・アダムズ”が1回アスミスを捕まえるもタックルを切られる軟弱ぶりを見せました。

ドラ1でしょ、あなた!
ヽ(`Д´)ノ

 

今回はビルズ戦やパンサーズ戦で機能した積極的なD#の裏をまんまと突かれた感じで、勝ちはしたものの今後どのようなD#をすべきか大きな課題を残しました。
(´・ω・`)

スペシャルチーム

先週パントリターンTDを許したSTがまたもWR#10″タイリーク・ヒル”にリターンTDを喰らうかと思った矢先にP#04″ラック・エドワーズ”がダイビングして止めるというナイスプレーを見せます。

FGはK#07″チャンドラー・カタンザーロ”が3本全部決めて勝利に貢献しました。最近、FGに安定感があります。

総評

チーフスO#は数プレイでTDを取るのに対してジェッツO#は時間をかけるため、タイムポゼッションがチーフス17:11、ジェッツ42:49と、試合時間の約3/4がジェッツのO#という接戦ながらもやってる事が極端な試合内容でした。

反則が少なく見ていて楽しい試合でしたが、残り時間関係なしでいつでもTDを奪われる可能性があるというのはハラハラしますね。ブロンコスやセインツ戦を前にD#を見直す機会ができて逆に良かったと思います。

 

残り4試合。この試合を含めて5連勝しても9勝でワイルドカードに入るにはかなり厳しい状況です。

しかし、ここまで来たらドラフトの事は考えず1つでも勝利することで若手に自信をつけて、来シーズンに繋げて欲しいです。

(どうせジェッツはドラフト下手だし)
(´・ω・`)