イメージこのマンガ「神速」って言葉が好きですね
前に「神速のインパルス」を取り上げましたが、今回は「神速の早撃ち」です。

西部ワイルドガンマンズのQB”キッド”(本名は武者小路 紫苑というらしい)の特技が「神速の早撃ち」と呼ばれる通常投げるまでにかかるスピードが0.5秒のところを0.2秒で投げるパスの超早投げ。

ショットガンでレシーバーを散らし、空いているターゲットへ超早投げでパスを成功させるため、ブリッツを全くさせないのがプレースタイルです。

そこで実際の早撃ち=クイックスローとは何か検証してみましょう。

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▼クイックスローとは?
文字どうり早投げです。QBは空いているレシーバを瞬時に探して構えてから投げるまでのスピードが生死を分けます。野球ならば誰にも邪魔されず、ゆっくり構えて思い切りオーバースローで全力で投げれますが、アメフトは守備の目的がまずQBにパスをさせない事なので、守備側は妨害すべくQBに襲い掛かります。ゆっくり振りかぶってオーバースローなんかしたらサックを喰らうか腕を掴まれファンブルします。

なので当然ですが、構えてから投げるまでのスピードが速ければ速いほど有利です。加えて、早く投げればパスを投げた後にQBに露骨な接触をすると15yd罰退の重罪となる「ラフティング・ザ・パサー」も取りやすくなります。

 

▼NFLでいうなれば
クイックスローの達人といえば伝説のQB”ダン・マリーノ”。
シーズン5,084ヤード獲得という驚異的な記録を持つドルフィンズのQBで、豪腕からクイックスローで放たれるボールは直線で飛ぶために「ライフル・アーム」と呼ばれました。まさに名実ともに神速の早撃ちです。
以下の動画から分かるように構えてからそんなにタメが無いのにめちゃくちゃボールが飛びます。


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現役ではカウボーイズのQB”トニー・ロモ”が速いでしょうか。
ロモは当初、ドラフト外の選手でしが、2006年シーズン開幕スターターQBだったドリュー・ブレッドソーの不調により、先発QBに定着以降、結果を出し今に至ります。

なぜドラフト外だったかというとロモは足も速くない、肩もそんなに強くない、身長も普通と特徴が無い上にサイドスロー気味の投球にあまり期待感をもてなかったからのようです。
しかし、相手の守備を読む上手さとクイックスローからリードボールを投げるのが上手いので名門カウボーイズのQBとして活躍しているわけです。
ちなみにハンサムでスキャンダルで世間を騒がせ、手も早いです(*_*)。

 

▼おまけ=0.88秒で5つの的を打ち抜くリアル神速の早撃ち