イメージ ャリアを賭けた大決戦
地元メディアではドルフィンズが勝利すれば地区優勝と同時にQB”ブレット・ファーブ”を引退に、HC”エリック・マンジーニ”をクビに追い込んで、”チャド・ペニントン”の自分を解雇した原因となる2人への大リベンジが成功すると囁かれております。

しかし、まだジェッツにもプレーオフへの僅かな希望が残されているため負けるわけにはいきません。
互いに全力で衝突するこの試合の結末は?そしてブレット・ファーブ復活劇はここで完結するのか?Week17で最も注目される試合です。

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先に試合が終了しているペイトリオッツは13-0で意外とロースコアでビルズに勝利。
悔しいですがジェッツが勝利するとペイトリオッツが地区優勝です。

▼第1Q
[JETS]
RB”レオン・ワシントン”への長いパスはCB”アンドレ・グッドマン”にインターセプト!
プレーを完全に読んでいたかのような好守備でQB”ブレット・ファーブ”は早くも1INTを喫する。

[MIA]
自陣21ydからの攻撃。3rd-7ydからTE”デヴィット・マーティン”にパスが通るがDE”デビッド・ボーウェンス”のタックルにより落球。キャッチを認められ1stDownを更新するもTE”デビッド・マーティン”はサイドラインに下がる。
そして十八番のワイルドキャットでRB”ロニー・ブラウン”のランでまたも1stDownを更新。

RB”リッキー・ウィリアムス”のランと見せかけQB”チャド・ペニントン”へトスして、QB”チャド・ペニントン”はそのまま上がるRB”リッキー・ウィリアムス”へロングパスへ投げるトリックプレー。これには完全にヤラレたと思ったらRB”リッキー・ウィリアムス”は落球。助かりましたがさすが優勝がかかっている試合なのであらゆる策を講じてきます。

しかしドルフィンズの反則も手伝ってパントで終了。
0-0

▼第2Q
[JETS]
初っ端からドルフィンズのエンクローチメント。3rd-2ydもS”イエレマイア・ベル”の超早いブリッツでパスをまとも投げれずパントで終了。
ドルフィズは反則が目立つものの守備が冴えてます。

[MIA]
中央へのパスをS”ケリー・ローズ”がインターセプト!しかしディフェンスのCB”タイ・ロウ”のイリーガルコンタクトで取り消しとなり更に1stDownを謙譲。ああもったいない。

DE”ショーン・エリス”のサックからLB”デビッド・ハリス”がファンブルリカバーでターンオーバー!!!よっしゃ~!
JETSの守備も今日はよく抑えてます。というかドルフィンズがプレッシャーでパフォーマンスを発揮できていない様子。

[JETS]
こちらもワイルドキャットで対抗。しかしWR”ブラッド・スミス”が捕まって失敗(*_*)
3rd-13ydをWR”ジェリコ・コッチェリー”がスラントでマークが外れたところでキャッチし1stDown。
敵陣26ydから3rd-9yd。RB”レオン・ワシントン”のランでギリギリ1stDownを更新。

次もRB”レオン・ワシントン”で5ydゲット。長いパスが1本決まるとリズムが出ます
次はWR”ラバーニアス・コールズ”へのランアフターキャッからラッキーにも審判が守備を妨害する形となってエンドゾーンへ走りきりタッチダウン!!!チャドの大親友のコールズがドルフィンズへ引導を渡してしまうのか。
しかしスナップミスでトライフォーポイントを外す。この1点がどのような影響を及ぼすか心配です。
6-0

[MIA]
RB”ロニー・ブラウン”のランと見せかけてなんとパス!しかしDE”ボニー・ホリデー”が惜しくも落球。
奇策は成功しているに落球で台無しにする。やはり地区優勝へのプレッシャーか。
パントで終了。

[JETS]
インテンショナルグラウンドで10yd下げられるがRB”レオン・ワシントン”のランで3rd-7yd。
しかし次もRB”レオン・ワシントン”へのパスを失敗しパントで終了。
パスミスは全てほんのすこしのズレばかり。やはりファーブの肩に異常があるのか?

[MIA]
QB”チャド・ペニントン”パスを投げあぐねて逃げながらもパスを通す。
WR”テッド・ジンJr.”へエンドゾーンへのロングパスはDBの裏へ見事に落としてタッチダウン。
チャドの得意のパスで1点差で逆転されました。
6-7

[JETS]
スクリーンパスをDE”フィリップ・マーリング”がインターセプト。そのままリターンタッチダウン。
連続で決められ、かつファーブが右手を痛めた模様。
非常にマズイ展開です。
6-14

[JETS]
2ミニッツから早い攻撃で攻め上がる。WR”ラバーニアス・コールズ”へのパスが決まり敵陣32yd。
ケラーへのパスで敵陣18yd。だがイリーガルフォーメーションで23yd。
WR”ジェリコ・コッチェリー”へのパスで敵陣11yd。TE”ダスティン・ケラー”へエンドゾーンへのパスは低く惜しくもパス失敗。
FGで終了で前半終了です。
9-14

Week1で活躍したRB”トーマス・ジョーンズ”が今日は完全に抑えられてます。
この時点でレイブンズが24-7でリード。このままレイブンズが勝つとジェッツはペイトリオッツかドルフィズのどちらかにプレーオフへの切符を渡すだけの役目。

▼第3Q
[MIA]
ドルフィンズはパントで終了。しかし高すぎるミススナップでボールを後ろにそらし、カバーするもJETSに絶好のフィールドポジションを与えてしまう。
大一番にミスが目立つドルフィンズ。

[JETS]
このチャンスは生かしたい。クイックスナップから相手の隙をついて最後はRB”レオン・ワシントン”のランでタッチダウン!さらに前半取りこぼした1点を取り返すべく2ポイントにチャレンジしWR”ジェリコ・コッチェリー”へパスを通し成功!!逆転です。
17-14

[MIA]
一発目からランと見せかけて振り向いてQBにバックパスする”フリーフリッカー”が炸裂
WR”テッド・ジンJr.”が2人にカバーされながらもキャッチし敵陣35ydへのロングパスを成功。
そこは阻止してくれよ~。

3rd-7ydからWR”ブランドン・ロンドン”が横へ飛びつきながらキャッチするナイスプレーで1stDownを更新。
敵陣20ydからまたもチャド得意のDBの頭を越す山なりの弾道のパスをエンドゾーンのTE”アンソニー・ファサノ”にドンピシャの位置に落としてタッチダウン!!
17-21

[JETS]
タイタンズ戦ではほとんど決まっていたアウトパターンのパスがほとんどタイミングが合わずパントで終了。

[MIA]
スクリーンパスをS”ケリー・ローズ”の強烈なタックルが決まり攻撃を止める。
パント&タッチバックで終了。

[JETS]
RB”トーマス・ジョーンズ”へのランはやはり完全に抑えられ進まない。とりあえず時計を流して第4Qへ突入です。
17-21

▼第4Q
[JETS]
RB”レオン・ワシントン”へのダイレクトスナップからランで1stDown更新。こちらも用意した策を出し切ります。ようやくRB”トーマス・ジョーンズ”もズルズル前進しだしました。
しかしTE”ダスティン・ケラー”へのパスをカットされパントで終了・・・・・がパントをブロックされドルフィンズに敵陣49ydからの攻撃を与えてしまう。

[MIA]
敵陣30ydまで進まれるが攻撃を止めてFGチャレンジ。これをキッチリ決められて
7点差に離されます。
17-24

[JETS]>残り6:00
WR”ラバーニアス・コールズ”への弾丸パスが決まり敵陣40yd!しかしその
直後にCB”アンドレ・グッドマン”に今日3つ目の痛恨のインターセプトを喫してしまう。

この時点でレイブンズが残り1:35で20点差でリード。既にジェッツのプレーオフは無くなったも同然ですが、せめてこの試合は勝利してペイトリオッツのQB”マット・キャッセル”をプレーオフに出したいです。

[MIA]>残り2:30
4th-インチからギャンブルで1stDownを狙う賭けに出る。
ここはQBスニークで更新され、ドルフィンズが1歩ずつプレーオフ出場に近づいております。

ランで時間を潰してジェッツはタイムアウトを使い切る。あと1回1stDownを取られたらドルフィンズ勝利です。
ここは止めるも残り時間は30秒あまりでパントで終了。

この時点でレイブンズ勝利でジェッツのプレーオフ進出は無くなりました。
このままペイトリオッツと共倒れとなるか。

[JETS]>残り0:17 / TIMEOUT 0
QB”ブレット・ファーブ”を下げてWR”ブラッド・スミス”をQBに入れる。クレメンスやないんやね~。
と思ったら疑惑のパントのレビューに時間を費やしている間に再びファーブが戻る。
なんなんだ??

RB”レオン・ワシントン”へのパスからラグビーのようなパスで粘るがイリーガルフォワードパスにより
更に下げられる

>残り0:07
ラストもパスをトスしまくって粘るも捕まり試合終了。
ドルフィンズ地区優勝かつ”チャド・ペニントン”は見事リベンジ成功でドルフィンズ勝利。
ジェッツ&ペイトリオッツは揃ってシーズンエンドです(T0T)。
17-24

★総評
ウィザード(魔法使い)とも呼ばれ数々の奇跡を起こしてきた”ブレット・ファーブ”は本日も不調を引っ張り、パス40回中20回成功1TD3INTと最悪の成績。
ドルフィンズの対策はRB”トーマス・ジョーンズ”を徹底的に封じ込めてファーブへの負担を大きくするものであり、RB”レオン・ワシントン”の外のランはぼちぼち出ましたが、RB”トーマス・ジョーンズ”の中央を突き抜けるランは全く出ず。

これがペイトリオッツとタイタンズを撃破した時のファーブならば、どんなパスコースでもゾーンの繋ぎ目に弾丸のようなパス通していましたが、今日はレシーバーとタイミングが噛み合わず。特にアウトパターンへのパスが悪すぎます。
途中、好調に攻めあがるシーンもややありましたが結局、パスを読まれて3INTとドルフィンズの術中にハマってしまいました。

つまり鉄人”ブレット・ファーブ”には「別に怖くないのでもっとパス投げて下さい」と言わんばかりの策で、もはや敵にとってファーブは2流QB扱いなのです。
OLのパスプロテクションがかなり良く、AFCサック王”ジョイ・ポーター”にスキを与えず、ドルフィンズを0サックに抑えだけにファーブのパフォーマンスが残念でなりません。
DBも奮起してドルフィンズレシーバー陣を抑えていただけに、インターセプトからの得点が致命的でした。

大舞台の経験が浅いドルフィンズも決して好調ではなく、地区優勝のプレシャーにやられ精細を欠いて、取れるパスを落球するシーンが多く、十分に勝てる試合でした。

まぁドルフィズに勝ったところでペイトリオッツとレイヴンズが勝ったので、結局はプレーオフに行けない事に変わりはありませんでしたが、解雇したQB”チャド・ペニントン”に目の前で地区優勝されるこの敗戦は非常にイタイものです。

GAORAの解説「村田斉潔」(この人結構好きですね)が「トレードでペニントンを他の地区に追いやれば良かったのに、なぜ自由にどのチームとも契約できる解雇にしたのでしょう」とおっしゃってましたが、そのとおりです。”エリック・マンジーニ”はワタシをジェッツ好きにした”チャド・ペニントン”という逸材を舐めすぎてました。

そもそも大金をハタいて弱点であったOLとDLを補強した最後に”ブレット・ファーブ”を獲得する必要があったのか?パスプロテクションやランが機能すれば、チャドは十分に勝てる選手なのになぜ?
チャドとマンジーニは仲が悪かったのか?それともマンジーニはベリチックへの執念のあまり冷静な判断を失ったのか??

就任した年にチームをプレーオフに導き、天才と引っ掛けて「マンジーニアス」という言葉まで生まれたHC”エリック・マンジーニ”の一斉一大の大改革は失敗に終わり、マンジーニのクビが助かったとしてもコーチ陣の誰かのクビは確実に飛ぶでしょう。

ジェッツがスーパーボウルを制覇するまで続けると公言したこのブログも、ジェッツが強豪を倒して首位に立った時は「1年でブログが終了かな」と思ってしまいましたが、まだまだ続けなければならないようです。
あとは気楽にニュースを更新しながらプレーオフを楽しみます。

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:絶望の図

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:本人的にはその気が無くてもサクッとリベンジ完了。
本当にチャドにはプレーそのものよりも、どんな不遇な境遇に合っても、腐らずに決して諦めることのない不屈の精神を学ばされます。

2008年12月28日 @ジャイアンツスタジアム

  1Q 2Q 3Q 4Q OT Total
ドルフィンズ (11-5-0) 0 14 7 3 24
ジェッツ (9-7-0) 0 9 8 0 17
 
Game Stats