イメージ
類対決!
一度負けるとシーズンエンドの険しい決勝トーナメントがスタート。
一試合目は3年ぶりのプレーオフ出場のファルコンズと33年ぶり地区優勝のカーディナルスの鳥類チーム対決。

カーディナルスは地区優勝後の試合はボロボロの内容でしたが、この大一番では立て直せるのか?
ファルコンズはルーキーにして初のプレーオフの舞台に立つQB”マット・ライアン”の調子は?

両者不安を抱えてサバイバルレースのスタートです。

 

[SPONSORED LINK]



▼まだ記憶に新しい昨シーズンのスーパーボウル会場「フェニックス大学スタジアム」での試合。
カーディナルスQB”カート・ワーナー”が32回中19回という平凡な成功率でも肝心な所ではキッチリとパスを通す勝負強さを見せる。シーズンのラスト2試合欠場していた主力WR”アンクワン・ボールディン”も出場し、72ydTDレシーブのビッグプレイを見せる。

そしてこの試合で活躍したのがシーズン中盤で控えにまわされHCと不仲であったRB”エジャリン・ジェ
イムス”のラン。16回73yd獲得でワーナーの負担を減らす。
ファルコンズも第2Qに反撃し逆転するが、第3QにファルコンズQB”マット・ライアン”がドロープレーで交錯する際にこぼれたボールをカーディナルスCB”アントレル・ロール”が拾ってリターンTDで再逆転。

第3Q終盤に11点差つけられて、焦ったのかファルコンズはロングパスに賭けるもインターセプトを食らってターンオーバー。更に第4Qにはセーフティーを食らってしまい流れはカーディナルス。
ファルコンズは6点差に詰めるも、止めたらラストチャンスを生む3rd-16ydをワーナーに中央のガラ空きとなったTEへのパスを通され1stDown更新し、時間を潰してカーディナルスが逃げ切りました。

カーディナルスの勝因はファルコンズRB”マイケル・ターナー”のランを完全に封じ、リーグ2位のラン攻撃を無効化にして、ルーキーQB”マット・ライアン”への負担を増やす作戦がアタりました。
あとはファルコンズの16.5サックを記録しているDE”ジョン・エイブラハム”のパスラッシュを”カート・ワーナー”は早い判断で的確なパスを投げてかわし続けた事。

ちなみにジェッツをクビになってカーディナルスに拾われたP”ベン・グレアム”はパント4回を20yd以内、うち3回を10yd以内に落とす好パントで活躍。なぜジェッツ時代にこれが出来なかったのでしょう??

地区優勝後はボロボロであったカーディナルスは、大事な試合はキッチリと勝利しパンサーズ戦にコマを進めました。

2009年01月03日
@フェニックス大学スタジアム

  1Q 2Q 3Q 4Q OT Total
ファルコンズ (11-5-0) 0 17 0 7   24
カーディナルス (9-7-0) 7 7 14 2   30
 
Game Stats

[引用:NFL JAPAN]

NFCワイルドカード・プレイオフのアリゾナ・カーディナルス対アトランタ・ファルコンズ戦は、カーディナルスが30対24で勝利。シカゴ・カーディナルス時代の1947年以来となるプレイオフのホームゲームを制した。

カーディナルスは、QBカート・ワーナーがパス32回中19回成功、271ヤード、2TD、1INT。WRラリー・フィッツジェルドがレシーブ6回
101ヤード、1TDとリーグ2位のパス攻撃がこの試合でも本来の力を発揮した。さらにシーズン中盤から控えに降格していたベテランRBエジャリン・ジェイムスが、ラン16回73ヤードと活躍した。そして守備陣も250ヤード喪失、3ターンオーバーと奮闘し、勝利に貢献した。

カーディナルスは、第1QにWRフィッツジェラルドへの42ヤードTD捕球で先制。第2QにFGを決められた後、WRアンクワン・ボールディンへの71ヤードTDレシーブと再びビッグプレイが決まり11点差と先行する。しかし、ここから連続TDを許してしまい、前半は14対17とリードを奪われてしまう。

第3Qに入ると、カーディナルスがすかさず反撃。まず、後半開始早々にCBアントレル・ロールのファンブルリカバーTDで再逆転。さらに新人RBティム・ハイタワーのTDランで28対17と突き放す。勢いに乗るカーディナルスは、第4Qにセイフティで2点を追加。残り4分近くとなったところでTDを決められて6点差に詰め寄られるが、直後の攻撃で確実に時間を消費。最後は残り2分17秒から第3ダウン残り17ヤードの場面で、QBワーナーがTEスティーブン・スパッチに23ヤードのパスを通して第1ダウンダウンを更新。これで勝負を決めた。

ファルコンズは、リーグ2位のラン攻撃がRBマイケル・ターナーのラン18回42ヤードなど、わずか計60ヤードに終わったのが最大の誤算だった。新人QBマット・ライアンは、パス40回中26回成功、199ヤード、2TDをあげるも2INTを献上。守備陣もレギュラーシーズンで16.5サックをあげたDEジョン・エイブラハムを中心としたパスラッシュが不発。パス攻撃を軸とするカーディナルスから、サックを1度もあげられなかったのが痛かった。