この時期にこんな話アリ!?
もはや既出のニュースですが、取り上げます。
チーフスQBアスミスこと”アレックス・スミス”がレッドスキンズにトレードです。
チーフスがドラ1でQBを獲得した時から分かっていた事ですが、チームをプレーオフに導いたQBをスーパーボウル直前のこのタイミングで出すとは驚きです。
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アスミスとは?
人気声優と同じ愛称のアスミス(「YES!アスミス!」とか一時期言ってたなぁ。。)ことQB”アレックス・スミス”は2005年ドラフト全体1位で49ersに獲得されましたが、ルーキーシーズンは散々な成績で、シーズン中盤には先発から降ろされました。
そこから暗黒時代が続くも2011年に”ジム・ハーボウ”がHCに就任し、ハーボウが推奨するウェストコーストオフェンスによりやっと実力を発揮し、49ersを地区優勝に導きます。
しかし、NFCチャンピオンシップでジャイアンツとNFL史に残る激闘を演じ、オーバータイムの末に敗れました。
敗れはしたもののやっと日の目を見たアスミスでしたが、次の2012年シーズンに不幸が降りかかります。
Week10のラムズ戦で脳震とうを起こして負傷退場し、後を継いで交代したバックアップが今や時の人の”コリン・キャパニック”でした!
アスミスが長期欠場している間にキャパニックも覚醒!必殺リードオプションであれよあれよと勝ちまくり、49ersをスーパーボウルに導いてしまいましたが、スーパーボウル47では惜しくもレイブンズに敗れました。
そして2013年シーズンに49ersはキャパニックを先発に指定し、アスミスをチーフスに非情のトレード!
アスミスはチーフスHC”アンディ・リード”の元で安定した成績を残し、幾度もチーフスをプレーオフに導くも、なぜかプレーオフでは不可思議な負け方を続けて、今に至ります。
(不可思議というか、いろいろ下手をうつ)
アスミス、2度目のトレードでNFCにカムバック
今年もアスミスはチーフスをプレーオフに導くも、タイタンズに敗れて敗退。
そして、スーパーボウル直前のこの時期にレッドスキンズにトレードされるという話が浮上したのです。
海外の複数ソースによると2022年までの4年契約で94Mの71M 保証。契約の細かい条項までは不明なので、これが全額保証されるとは限らないとのこと。
そして、チーフスはレッドスキンズより2018年ドラフトの3巡をもらい受けるとの事です。
チーフスの事情は2017年ドラフトにて全体10位でアスミスの後釜となるQB”パトリック・マホームズ”を手に入れており、レギュラーシーズン最終戦で先発させた時に彼に手ごたえを感じたため、敗退した時点でアスミスは用済みとなったようです。
一方、レッドスキンズ側の事情はQB”カーク・カズンズ”との契約が上手く行かず2年連続フランチャイズタグで引き留めている状況。レッドスキンズは長期契約を望まないカズンズに見切りをつけて、アスミスに乗り換えるというわけです。
実はブラウンズもアスミスが欲しくてチーフスに接触したのですが、チーフスはAFCのチームにアスミスを出すのを嫌がったために、トレード先がレッドスキンズになったそうです。
そしてFAとなるQB”カーク・カズンズ”争奪戦がスタートすることになります。既にJETSが狙っているという報道があり、私はカズンズがRG3のバックアップをやっていたころから彼を高く評価しているので、JETSに来るのは大歓迎ですが・・・、ハッケンバーグとかどないするんだろ・・。
というか、なぜこんな時期にこんな話!?トレード期限とかどうなってるの?
・・と思っていたら、そういうことは「びるずダイナスティ」さんのブログでさらっと忖度。
[追記:2018/2/1 07:10]
トレード期限に関して、やはり3月14日を過ぎなければトレードは成立しないと以下の記事にもありました。
それにしてもチーフスからレッドスキンズって…。(;´д`)
アスミスも違和感なく馴染めることでしょうね。
T.Takahashiさん>
今、気づきましたがインディアン繋がりですね。今時インディアンも死語ですが。
チームカラーといい、アスミスはどこでもそこそこはやっていけそううなQBなので、大丈夫でしょう。
チーフスの方が吉と出るか凶と出るか気になる所。
来シーズンは村田さんが「あのトレードは失敗でした」と語る姿が目に浮かぶ・・・
仰る通りルールとしては既にトレード期限は過ぎており、形式上は今でもアレックス・スミスはKCの選手です。
リーグが承認するのがFAの契約解禁と同じ3月14日16時(解雇されたストリートFAは別)からとなっており、今はまだ「合意」の段階で万が一アスミスが急病になったり事故で大ケガを負ってプレー出来なくなった場合は当然ながら破談となります。(あってはならない事ですが)
ちなみに、アスミスはユタの頃から先住民のチーム名に縁があり、ユーツ(ユト族)を皮切りにチーフス(首長)、レッドスキンズと、SFを除けば狙っているかのように先住民が由来のチームに所属しているんですよね。
そういえば、ユタ以外にもフロリダ州立(セミノールズ)にマイアミOH(レッドホークス)と先住民を表すチームはカレッジでも赤いカラーのチームが目立ちますね。
レッドホークスと先住民は関係ないように見えるけど、改名前はレッドスキンズだし、ホークスってブラックホーク首長から来ている事も多いから先住民の隠喩表現だったりするんですよね。
YM5さん>
詳細な説明、ありがとうございます。
解禁前に大々的に「トレードした」的な表現でバンバンニュースが流れるので、もはやトレード期限は無いのと同じですが、既にシーズン終わったチームの場合は合意すれば関係ないということで。
レッドスキンズに対する差別意見などありましたが、地元の人はそんな事は感じておらず、むしろOKという事実。
来シーズンはチーフスvsレッドスキンズの先住民ボウルになる予感もします。
(アンディ・リードじゃ無理かもしれませんが)
カズンズの行方が本当に気になりますねえ。
とにかくQBの不安が解消されたJETSを見たいです。
ハッケンバーグはちょっと時間掛かり過ぎでは?
スターターに出来ない問題を抱えていると見る方が妥当かと思います。
ラッセル・ウィルソンがJETSに移籍してくれれば僕にとっても全ての利害が一致するのだが…
みきのりさん>
ハッケンバーグはコーチ陣とそりが合わないようで、OCが変わるタイミングでどう扱うかが注目されます。
アスミスに関しては、まだ3月14日のトレード期限まで完全に確約にはならないので、興味を持つブラウンズやブロンコスが好条件を出したらひっくり返る可能性もあるらしいです。
ラッセル・ウィルソンが来てくれれば、それはうれしいですが現実的に難しいですね。本当にジャージの購入に迷いがないフランチャイズQBを早く手に入れてほしいものです。
まあチーフスがマホームズJrを取った時点で、そうなるのは既定事項でしたし、放出自体は驚くことでもないですが・・・
チーフスはリードHCを解雇しない限り、誰がQBでもPOでヘボ采配をして負ける未来しか見えません。
形としてはPO敗退のスケープゴート扱いされたアスミスですが、ここ数年のチーフスPO敗退の責を負うべきなのはリードでしょう。
負海豚根性さん>
おっしゃるとおり、アスミスはしっかりやってますよ。責任取るのはNFLの安西先生ことアンディ・リードです。
アスミスもドラ1がバックで控えているプレシャーの中、ロングパスを上達させよく戦いました。
アスミスの腐らないプロ根性は尊敬します。
レッドスキンズで活躍し、リードを見返してくれることに期待しましょう。
なんという仕打ちなんでしょう・・・
ワカ様の大好きな停電の中キャッチボールをしていた苦労人が・・・
これもこの呪いの一貫ですね・・・
ああ恐ろしい・・・
南沢の呪いさん>
ドラフトでマホームズを獲得した時点で分かっていましたが、ここまでチームを引っ張て来てもこの仕打ちですから、厳しいですね。
チーフスがこれでどう変わるのか、来シーズンの楽しみでもあります。