進展はあるのか?
昨日の記事の続きとなりますが、日本大学(以下、日大)アメフト部、日大フェニックスによる意図的な反則行為による悪質なタックルとラフプレーに関して、関西学院大学(以下、関学大)が日大に出した抗議文の回答に関して、6月17日13:30より関学大にて2度目の記者会見が開かれました。
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関学大、抗議文に対する日大の回答を発表
関学大2回目の記者会見[ひるおび(解説:近藤祐司)(Youtube)]
日大は「反則行為の指示はしていない」を貫く姿勢
「ひるおび」のスタジオでは、(我らの)近藤さんも参加して、記者会見を見守りました。
会見前から近藤さんは「口が裂けてもチームの方針だったとは言えない」と指摘。
その指摘通り、日大の回答はあくまでも
- 「意図的な暴力行為ではなかった」
- 「指導方法を反省している」
- 「試合終了後の監督のコメントは撤回する」
- 「再確認、再発防止策の策定を行い、5月24日を目途に再度回答する」
とのことでした。
さすがにあのプレーに及んだ経緯が説明されていない回答に関学側は納得いかず、直接の謝罪がないことに遺憾の意を表しており、
- 「なぜ、これまでルール内のプレーをしていた選手が、突如悪質な行為に及んだのか?」
- 「なぜ、あの悪質な1プレー目のアンネセサリーラフネスの反則で、当該選手の交代指示や厳しく指導する姿が無かったのか?」
- 「監督と選手の認識の乖離があった問題の本質が分からないと、再発防止につながらない」
と、日大の回答を厳しく指摘しております。
近藤さんがおっしゃってますが、結局のところ日大は
選手の暴走
で片づけたいわけです。
日大の2度目の回答の目途は5月24日。
それまでに「監督からの指示があったのか?無かったのか?」それをハッキリできない限り、何も進まないどころか、大学アメリカンフットボールそのものが危機の状態であることを日大は理解すべきでしょう。
(追記)日大責任者、近く被害者への謝罪へ
日大は17日、アメフット部の加藤直人部長名で談話を発表し、内田正人監督ら「責任者」が関学大を訪問してアメフット部、悪質タックルで負傷した選手と保護者に謝罪する考えを明らかにした。
日大企画広報部によると、訪問するのは内田監督と加藤部長を念頭に関学大と日程調整している。日大アメフット部は15日付の関学大への回答書で、事実関係を解明して24日をめどに再回答する意向を示したが、謝罪については「それ以前に、できるだけ早く」(企画広報部)という。
謝罪すら遅すぎるレイトヒット。
関学大に指摘されてからの誠意の全くない謝罪であり、いったい被害者とその家族にどのように向き合うのか想像できません。
ソース:
これはアメリカンフットボール部のみならず、日本大学自体に問題があるということがよく分かりました。
近藤さんのご指摘通り、日大側はあくまで「反則の指示は一切していない」を貫くつもりでしょうね。でも世間はそんなに甘くないと思います。たとえ今罪を免れたとしても、彼には「教え子だけに罪をなすりつけ一切責任を取らず自分だけ助かろうとした最低の指導者」というレッテルを貼られ、その十字架を一生背負って生きなければならないのです。内田氏にはその覚悟があるのでしょうか?
日大、お話にならないです、最低ですね。