キングvsキング
これまでのワイルカードプレーオフは、チームの主軸と言えるQBがバックアップだったり負傷を抱えていたり、互いのQBに万全な状態での対戦がありませんでした。
しかし、1回戦最後の試合はNFLに歴史を刻んできた強豪かつ、”イーライ・マニング” vs “アーロン・ロジャース”のSB制覇QBの対戦というゴールデンカードになりました。
勝ち残り、SB制覇にコマを進めるのはどっちだ!?
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スコア&ダイジェスト
総評
結果だけ見ると、パッカーズの圧勝に見えますが、前半はジャイアンツD#陣にパッカーズのレシーバー陣が がっちりカバーされた上に、強力なDLにロジャースが大苦戦。
その劣勢をひっくり返した要因の1つパッカーズD#陣の踏ん張りとジャイアンツWR”オデル・ベッカム”の落球。どれだけ攻められようが、TDパスを阻止しFG2本で抑えた事は大きかったです。
そして、前半終了間際から始まったロジャースの大反撃。第2Qのラスト3:45にて、ジャイアンツのパントがまったく飛ばず、パッカーズは敵陣38ydからのO#を得ます。
そして、敵陣5ydまで進んだところで、ロジャースの必殺プレーが炸裂。
This Aaron Rodgers escape = 😱😱😱😱😱
This Davante Adams catch = 😱😱😱😱😱Touchdown, @Packers! #GoPackGo #NFLPlayoffs https://t.co/OPkValU80X
— NFL (@NFL) 2017年1月8日
ターゲットを探しながら、次々に襲い掛かるパスラッシュを右に左にかわして、最後はターゲットしか届かない場所に走りながらピンポイントでTDパスを投げます。
このボクサーのように間合いギリギリでかわすフットワークこそ、ロジャースの真骨頂。初めて「ロジャース無双」という言葉が出た時の試合では、「まわりがスローに見えているじゃないか」と思うぐらいフットワークが人間離れしていました。
これでパッカーズは逆転し1点リード。さらに前半終了まで6秒、敵陣42ydからヘイルメイリーパスを通してTD!ロジャースのスーパープレー連発でモメンタムがパッカーズに傾きました。
Yup. @AaronRodgers12 just threw ANOTHER Hail Mary.
UNBELIEVABLE. #GoPackGo #NFLPlayoffs https://t.co/ou4kvnMITb
— NFL (@NFL) 2017年1月8日
パッカーズO#はエースWR”ジョーディ・ネルソン”がジャイアンツCB”レオン・ホール”のタックルで肋骨を骨折し負傷離脱するものの、WR”ダバンテ・アダムス”を筆頭に他のレシーバーが抜けた穴をカバー。前半はあれほど苦戦していたジャイアンツD#を、後半は全てアサイメントを予測しているかの如く手玉に取り、リードを広げます。
一方、前半は有利に進めつつもTDを奪えなかったジャイアンツ。第3Qにパッカーズのギャンブル失敗直後にロングパスでTDを奪うも反撃はそこまで。
期待されていたWR”オデル・ベッカム”が普段はやらないような落球をするコンディションの悪さが、O#力を落とすことになりました。
なぜシーズン中は変態プレーでジャイアンツをプレーオフに導いたベッカムの調子が悪かったのか?
私的に考えた理由がまず、パッカーズ戦6日前にマイアミでボートパーティーを行ったことです。大事な試合の前にこの余裕っぷりは、昨シーズンのキャム・ニュートンみたく死亡フラグです。
加えて、当日のウォームアップを裸でやるという奇行に走ったこと。
Odell Beckham Jr. warming up at Lambeau. Shirtless and in shorts. #frozentundra pic.twitter.com/HM64e196f5
— Bob Glauber (@BobGlauber) 2017年1月8日
ベッカムに釣られて6人の選手が裸ウォームアップ。
Now six Giants players “warming up” shirtless at Lambeau. Odell, Rashad Jennings among them. pic.twitter.com/hDpjhhzACP
— Bob Glauber (@BobGlauber) 2017年1月8日
なぜこのような事をしたのかというと、先に試合を行ったスティーラーズのLB”ライアン・シャジア”にモロに影響を受けた説があります。
What cold? 😳 pic.twitter.com/KdDaqS3i1p
— Pittsburgh Steelers (@steelers) 2017年1月8日
このように死亡がフラグ立つようなことをするわ、マイナス10度の中で裸でウォームアップするわで、肝心の試合で調子を崩したのでしょう。
そして最後には、実力を発揮できずに負けたストレスを壁にぶつけて破壊するという始末。
そして、その穴をロジャースがのぞき込んで、阿部サダヲのギャグ「行ってらっシャイニング」がグリーンベイにて完成しました。
(※ロジャースはコラです)
ベッカムがロッカールームの壁を殴って穴を開けた所から顔を出すロジャースw ちょっとシャイニングっぽいw #nfljapan pic.twitter.com/EIkgQVAyMj
— 元親@nfl (@motochi_nfl) 2017年1月9日
さらに、この試合でとりあげたい事件は、LB”クレイ・マシューズ”がイーライの腕に手をかけパスを失敗させた後のシーン。
これをパス失敗だと思いこんで、ノンビリとWRがボールを拾いに行ったところでマシューズ自らが ぶちかまして、ボールを奪いターンオーバー!
そう、これはパス失敗で無くファンブルなのです。点差が開いたとはいえジャイアンツの選手がどれだけ戦意を喪失していたかが一目瞭然となる場面となりました。
私が以前にこんな状況を見たのもパッカーズ戦で、その時は逆にロジャースが手をかけられ、前に飛んだボールにフィールドの全員が完全にパス失敗だと思い込みました。
ボールの近くにいたパッカーズのWRが審判にボールを返そうとノンビリとボールを拾った時、審判が寄ってこない上にロジャースが敵に気づかれぬようサイレントで「・・お前・・走れ!」のような合図を送っていたので、我に返ったようにプレー中だという事に気づきエンドーゾーンに走り込んでTD。そこでやっと相手D#が状況を把握するというカオスな事がありました。
勝てるチームであるためには、常に状況を正確に判断し、オンオフを的確に切り替えねばなりません。
“アーロン・ロジャース”のスタッツは、パス25/40回362yd獲得、4TD、0INT。序盤は苦しむも終わってみれば圧勝。
対する”イーライ・マニング”はパス23/44回299yd、1TD、1INT、1ファンブルロスト。
互いにランを封じられ、最高峰のポケットパサー対決になりましたが、シンクロ率で圧倒したパッカーズに軍配が上がりました。
パッカーズが次に挑むは第1シードの最強カウボーイズ。果たしてどのような試合になるのか、楽しみです。
かこつです!
なんというかジャイアンツは死亡フラグをため込みすぎた印象ですね。オデル・ベッカムJRはマイアミからウィスコンシンというかなりの温度差でイルカさんみたいに凍ってしまった感。しかし元ネタになったPITのシャジアは大丈夫だったんでしょうか。その辺が気になります。
パッカーズVSカウボーイズとか見ずにはいられない!楽しみですね!
:ちなNEさん>
大試合の前に余裕こいた事をネットにUPすると死亡確実です。
気候+裸 の温度差でおかしくなってしまったのでしょう。(推測)
勢いあるパッカーズとカウボーイズの試合が楽しみになってきましたが、日本時間 平日開催という不幸!
待ってました!
ワイルドカードゲームではこの試合こそ語りたかったのです。
そして、さすがJETS狂さんには僕の言いたかったことをほとんど書かれてしまいました。
1年遅れのイーライ・イヤーの声もありながら、僕がパッカーズの勝利を予想したのはまさにベッカムJr.にニュートンの匂いを感じていたからです。昨季も既にその雰囲気はありましたが、今季のオデルはやたら必要以上に尊大ではしゃぎまくってる印象でした。その割に、良いCBが付くと割とあっさり封じられる試合も多く、こりゃここ一番でヘタれるパターンだなと。やっぱり…という展開でしたね。
天狗の鼻を折られたニュートンは今季精彩を欠きましたが、来季以降のベッカムはどうなるのか興味が尽きません。
ロジャースのステップもマシューズの好判断も触れたいところですが、長くなるので控えます。
敢えて言うなら、デビュー直後はこりゃまた凄いのが出て来たなと思わせながら、最近は未熟さを露呈しているイーライ・アップルの来季も気になります。
みきのりさん>
正直、ベッカムの不調の原因は本人しか分かりませんが、根は小心者なのか目立つ行動をとりたいのでしょうね。
こういうことするとマスコミに袋叩きにあい、さらにネット民のコラの素材にされ、ロクな事になりません。
イーライ・アップル、悪くないと思います。 CBはBUSTばかりのJETSファンから見たら、羨ましいですよ。
CBは直ぐに活躍するのは難しいポジションなので、成長を見守りましょう。
もぅ、アレですね。パッカーズにカウボーイズも倒してもらってCCへ。そして鳥類(海鷹と隼)との戦いへ(^_^;)
緑の飛行機さん>
カウボーイズにはランがありますしホームですから、パッカーズはさすが苦戦するでしょうね。おまけにケガ人が増えてレシーバーにも不安があります。
ただ、プレーオフの経験値では圧倒的にロジャースとマッカーシーが率いるパッカーズなので、互角の勝負になるでしょう。
ファルコンズvsシーホークスは・・・シーホークスでしょうね。
OBJはコンスタントな活躍が無いような感じがあり好不調の波が激しいですね。
ノーマンともフェアコンタクトは少なくダーティプレイばかりで正直がっかりでした…
テキサスのガラガラヘビさん>
身体能力はすごいのですが、安定性はなさそうですね。
しっかしWRって、昔からなぜ問題児が多いのか?
試合前ボーッと聞いていて100%の確証はないですが、裸で練習した6人は船の上で裸になってた6人のはずです。
試合前にかなり批判されたので、それへの抗議だったはずですが、負けたのでさらに批判増えちゃいましたね。
ロジャースそろそろ隠居してくれていいのになあ。
HJさん>
ボート遊びを批判されての裸だったんですね。自分らで火に油をそそいでどうするのでしょ?
ロジャースは今の状況を見るとまだまだやれそうですね。なんせファーブの後継者ですから、あと10年は覚悟しないとダメでしょう。
落球だけとらえると、OBJが不調だっだけに見えるかもしれませんtが、むしろGBのディフェンスが徹底マークで何もさせなっかったという要素が強いのでは。あの試合でGBは手を変え品を変えOBJを封じていましたからね
落球も含め、壁の破壊等もGBに何もさせてもらえなっかたことに対する腹いせかなと。
私のイメージではGBは、初物に弱いが、それ以降はスカウティングが上手いのか、相手の長所を消すのが非常に上手なチームだと思います。
マシューズが次戦のディフェンスに自身があるみたいですが、このチームやはり近年を代表する強豪なだけに、DALも負けるのではないかという気がしてきました。」
TTさん>
たしかにベッカムへのダブルカバーもありました。
プレーオフ常連だけに戦いだけや立て直し方を熟知しているのは、さすがです。
私も意外と、プレーオフ初めてのDALルーキーコンビは、力を発揮できずに終わるような気がします。
やはりパッカーズやスティーラーズ、ペイトリオッツのような短期間の戦い方を知っているチームは強いでしょうね。
ジ○○ツもCCまで勝ち上がれる戦い方を知っているのにタイトルがかかるCC突破の戦い方を知ら(ry
匿名さん>
レギュラーシーズンとプレーオフは別のスポーツだと言うぐらい、戦い方が違うらしいのですから、やはり経験値は大きいですね。
ジェッツにかんしては、もはや2年連続でCCに行った時とは別のチームなので、CCも難しいでしょう。
来シーズンもさらにリセットで、暗黒時代に突入しております。
ごめんなさい。
この匿名は僕「緑の飛行機」です。
慌てて送信押しちゃいました申し訳ございませんm(_ _)m