敵に発見、ハッケンバーグ

プレシーズン4戦目は2軍試合。ファンからしたら重要では無いですが、ファイナルカット線上ギリギリの選手にとっては最後のアピールタイムとなります。

そして、2016年のドラフトにてジェッツが2巡でPICKしておきながら、公式戦で全く使わずカットしたQB”クリスチャン・ハッケンバーグ”がイーグルスと契約して、この試合で生き残りを賭けて古巣ジェッツと相対します。

果たしてハッケンバーグはジェッツをギャフンと言わして、存在をアピールするのか?それともジェッツがハッケンバーグに引導を渡すのか?

この試合、注目はそこしかありません。

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スコア&ダイジェスト

ハイライト:Youtube

2018年 8月 30日

 

1Q

2Q

3Q

4Q

TOTAL

ジェッツ

3

0

3

3

9

イーグルス

0

0

3

7

10

 

オフェンス

2軍試合のプレシーズン4戦目はもはやバックアップに決定したベテランQB#15″ジョシュ・マッカウン”が先発し、WR#88″チャールズ・ジョンソン”、WR#17″シャロン・ピーク”、DB#40″トレント・キャノン”など若手の落球に苦戦しながらも、FGドライブを演出。

 

第2Qの12:00頃から、先週に契約したばかりのルーキーQB#09″ジョン・ウォルフォード”に交代し、最後まで彼が投げました。

このウォルフォードという選手の出身はノースカロライナのウェイクフォレスト大学。彼はドラフト外であり、ジェッツのルーキーミニキャンプにトライアウトに来ていた44人の中の1人でした。

つまり、かなり厳しい状況からコーチ陣の目に止まりジェッツのロースターに入ったわけです。

 

体格も普通で特徴の無いポケットパサーなのですが、スパイラルのかかったキレイな弾道には才能を感じます。2度も敵陣1ydからのO#のチャンスにTDを決める事が出来なかったのですが、3rdQBとしては十分でしょう。サイドラインで勉強し、次世代のトニー・ロモやカート・ワーナーになってくれることに期待です。

 

ランはRB#40”トレント・キャノン”のロングゲインがあったものの、全体的に死亡。

パスはTE#87″クライブ・ウォルフォード”が3レシーブ40yd獲得でトップ。次に3年目のWR#17″シャロン・ピーク”、2年目のTE#85”ジョーダン・レゲッツ”が続きますが、期待していたイケメンWR#16″チャド・ハンセン”がレシーブ1回8ydと不発。

イケメンにファイナルカットの危機が迫っております。

 

OLは何も期待していないですが、イーグルスのDE#51”スティーブン・ミーンズ”に3サック1ファンブルフォースと大活躍され、敵に塩を送った感がありました。

ディフェンス

今日の試合の見どころはズバリ「元ジェッツのドラ2QB”クリスチャン・ハッケンバーグ”は結果を残せるか?」です!

イーグルスのO#は第1Qと第4QはQB#03″ジョー・キャラハン”、第2Qと第3QにQB#08″クリスチャン・ハッケンバーグ”を投入しました。

 

第2Qから登場したハッケンバーグでしたが、やっぱりヒドイ。とにかくオーバースローしすぎ。ボールが全部高めに行くのは危険なQBです。レシーバーも負傷率が上がります。しまいには、オーバースローでWRの後にいたDBにボールを直接放り込んでINTです。

 

これでハッケンバーグショーは終わらない。スクランブルに成功したら、味をしめてスクランブルを連発。

第2Q終了目前でタイムアウト0でもスクランブルを慣行。これがフィールド外に出て時計を止めればFGで終われたのに、フィールド内に倒れてタイムアップ!得点のチャンスを潰します。

 

さらに第3Qにはスクランブル中にタックルを喰らってファンブルロストする始末。

スタッツはパス7/16回66yd獲得、0TD、2INT。ラン5回66yd獲得(トップ)、1ファンブルロスト。

つまり3ターンオーバーを献上する自爆に終わりました。

 

イーグルスのQBは既にウェンツとフォールズは確定し、この試合は3rdQBを決めるものなので、内容からしてハッケンバーグはカットされるでしょう。

 

ジェッツでは酷い扱いをしたと思っていましたが、今回の試合で公式戦のフィールドに出せなかった理由が良く分かりました。

さよならハッケンバーグ。もう発見することは無いでしょう。

スペシャルチーム

K#06”テイラー・バートレット”とK#02”ジェイソン・マイヤーズ”の正キッカー争いは、58ydのFGを決めたマイヤーズが有利になりました。バートレットは先週、エクストラポイントを外す致命的なミスを犯しましたし、もはやキッカーはマイヤーズになると思われます。

総評

とにかくハッケンバーグばかり見ていたので、他を真剣に見ておりません。

ハッケンバーグは判断が遅いし、キレがないし、オーバースローするし、見事に期待を裏切る結果に。第4Qに下げたのは最初からの計画でなく「もういいよ」というイーグルスの意思だったのでしょうか。

せっかくイーグルスにもらったチャンスを生かせず、3ターンオーバーとは本当にBUSTでした。

ドラ2で獲得しながら1回も公式戦で使わなかったジェッツの判断は、ある意味で正解だったのでしょう。(ドラ2で獲得した時点で不正解だっての・・)

 

ハッケンバーグの事は忘れて、我らがジェッツのQB陣はダーノルドは当然として、新加入したQB#09″ジョン・ウォルフォード”を含めて、かつてのクソQBだらけのチームと見違えるぐらい良い感じです。マッカウンやQBコーチの指導がいいでしょうかね。

 

いよいよ次週からシーズン開幕。ジェッツはいきなり注目のマンデーナイト(2試合ある)でライオンズと対戦になります。

開幕戦はスカッと快勝して、久しぶりのプレーオフ出場への第1歩を踏み出したいところです。