NFLイメージ ばり接待の成果
近年のJETSのオフはファーブをとったり、サンチェスをトレードアップで取ったりと予想外の事をやってくれますが、今年もやってしまいました。

チャージャーズからリリースされたNFL史に残る名RB”ラダニアン・トムリンソン”と2年契約です。

バイキングスを訪問した後でのJETSとの会談だったのですが、JETSは交渉当日に夜にはサンディエゴに帰るハズだったトムリンソンの予定を延期させて、一晩中トムリンソンと会談しました。そのねばりが実ったようです。

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▼RB”ラダニアン・トムリンソン”(LaDainian Tomlinson)
トムリンソンは1シーズン最多31TDなど、数々のNFL記録を塗り替えてきたチャージャーズの名RB。
デビュー時期や素顔が見えないアイシールドとNoなどから「アイシールド21」のモデルとも言われています。[詳しくはウィキペディアで]

しかしながら、プレーオフでは負傷などに悩まされSBにも出場すらしたことがありません。
そして漫画は年を取らないが、現実では年齢とともに成績を落として9年間在籍したチャージャーズからリリースされました。

▼JETS入りまでの経緯
はじめに獲得に動いたのがバイキングス。トムリンソンは先週の木曜にミネソタを訪問し、好感触で会談を終えました。ところがどっこい、バイキングス訪問直後に「次はJETSを訪問する」というニュースが飛び出し、JETSファンはビックリ。何しろ、約500万ドルの損失を防ぐために、身を削ってJETSに貢献したRB”トーマス・ジョーンズ”を切ったばかりですから。トムリンソンが成績を落としたといっても、そんなに安い買い物ではありません。

そしてJETSとトムリンソンの会談は当初予定していたスケジュールを延長して一晩中行われ、トムリンソンは翌日にサンディエゴに帰宅。アナリストはイーグルスとセインツも訪問して、来週に結果が出ると予想していました。しかし、その翌日にとある情報筋からJETS入団の情報が出て、そしてエージェントから本当であるという確証を得たそうです。

▼肝心のお値段は?
契約は2年。はっきりした金額は不明ですが、米ヤフースポーツはジョーンズを切った理由となる金額から考えると520万ドル~580万ドルぐらいと予想しています。

▼JETSに来た理由は?
これも現在のところ分かりませんが、私が思うに先にCB”アントニオ・クロマティ”がJETSへの入団が決まっていた事と、チャージャーズ時代にQBコーチをしていたOC”ブライアン・ショッテンハイマー”がJETSにいる事が大きいと思います。未経験の初移籍で理解者が回りにいるのといないのとでは精神的に全く違うでしょう。

16年間もパッカーズにいた”ブレット・ファーブ”がJETSに来たときも、長年パッカーズで共にプレーしてきたTE”バッバ・フランクス”が先にJETSに入団していた事が大きな支えになったと言っていました。
まぁその辺は本人から正式に発表されると思いますが。

▼トムリンソンの立ち位置は?
先発は昨年ドラフトで獲得したRB”ショーン・グリーン”、2番手にRB”レオン・ワシントン”ときて3rdDown用になると予想されますが、トムリンソン自身は前からその扱いに関しては承諾しています。しかしトムリンソンはレシーブも上手く、ワシントンはリターナー兼用ですので出番は多いと思います。それにテクニックと経験が豊富なので、グリーンとワシントンのスキルアップにもつながるでしょう。