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2010年10月24日

観客動員減の背景

スポーツビジネスに深く切り込み、JETS狂よりも数倍ためになるブログ「スポーツビジネス from NY」にて、「観客動員減の背景にあるスポーツビジネス環境の質的変化」という、非常に興味深い記事が掲載されました。

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観客動員減の背景にあるスポーツビジネス環境の質的変化
この記事ではNFLの観客動員数が今シーズンも減少しており、最高の動員数であった2007年はブラックアウトした試合がシーズンを通して7試合だったのに対して、今シーズンはWeek05を終了した時点で既に8試合がブラックアウトしてるという恐ろしい事実を示し、その観客減少の原因がリーマンショックによる不況だけではないと発言しています。

ここであげる観客減少の原因というのが、
1.能動型観戦スタイルの浸透
⇒ファンタジーやゲームなど、若い世代には自分が好きな時に好きなようにゲームをコントロールするという感覚が根付いている。
スタジアムに来てじっと座って試合を観戦するという従来型の受動的観戦スタイルはなじまない

2.タイムシフト・プレイスシフトによる競争激化

⇒好きな時に好きな場所で好きなエンターテイメントを選べる時代になり、競合が時間や場所を超えてやってくる時代になってきている。

3.蓄積コストの上昇
⇒チケット価格だけでなく、余暇を過ごす際のトータルでの蓄積コストが上昇しており、家族連れの手が届かなくなってきている。

4.観戦態度の悪いファンの存在

⇒一部観戦マナーの悪いファンのため、家族連れが試合観戦に足を運びづらい雰囲気ができている。

と4つの理由を推測しています。
ここに以前に近藤さんのコラムにあった「大型液晶テレビの普及で、家庭の方が快適に試合を見れる」事が加われば、大きなリスクを背負ってスタジアムに行く理由もなくなるでしょう。
しかし、みなさんも野球などで経験があると思いますが、実際にスタジアムに足を運んで体験した試合こそ記憶に残り、人に話すネタにもなるというもの。私もいつかは行ってみたいニュー・メドウランズ・スタジアム!

という事で、この危機を救うべく私なりにスタジアムに客を呼ぶアイデアを考えて見ました。Σ(・ω・ノ)ノ!

1.レッドゾーンに入ると、テレビはモザイクがかかる。

2.ブラックアウトになると、近所の中継が無くなるだけでなく、ホームチームのタイムアウトが1つになる。
(応援にこないとホームなのにスンゴイ不利になる)

3.テレビの実況が地元の素人さんになり、すんごい耳障り。
(「すげー!」ぐらいしか言わない上に、常に何か食ってる音がする)

4.チアがLFLのように下着姿で応援するが、テレビには一切映らない。
(最前列のオヤジがやたら興奮して「Holly Shit!!」とか叫ぶ姿のみ映り、視聴者はモンモンする)

このアイデアいかがでしょうか!!
・・・・・イヤ、こんな事やられたらワタシが嫌ですわ!(´д`lll)

[引用:スポーツビジネス from NY]
観客動員減の背景にあるスポーツビジネス環境の質的変化
NFLに異変が起きています。観客動員数が3年連続で減少しているのです。

NFL
は今シーズン開幕前から既に今年の観客動員数も昨年比1~2%減少すると予想しており、実際W2を終えた段階で昨年比で1%減となっています。まあ、減少
していると言っても、1試合平均で依然として6万7000名を超えており(W2現在)、米国メジャースポーツの中では断トツの集客力を誇っているのです
が。
NFLは観客減の要因として不況によるシーズンチケットの売れ行き不振を挙げています。今年は例年になくブラックアウトの試合数も多く(「NFLのブラックアウトルール
などで解説したように、NFLでは試合開始72時間前までにチケットが完売しない場合、スタジアムを中心に半径75マイル以内のテレビ中継が中止され
る)、W5終了時点で76試合中8試合(約10%)がブラックアウトされています。これは昨年の倍の比率で、観客動員で過去最高を記録した2007年のブ
ラックアウトはシーズンを通して7試合だけだったことを考えると、異常に高い数値と言えそうです。
こうした背景を受け、NFLは急遽観客動員増のためのタスクフォースを立ち上げたりしています。

かに、不況の影響はあるでしょうが、本当にそれだけなんでしょうか?実は、水面下でスポーツ産業を取り巻く環境に大きな変化が起こっており、これが本質的
な原因ということはないでしょうか?不況を言い訳に、こうした大きな変化を見過ごしているとしたら、取り返しのつかないミスを犯しているということになっ
てしまいます。NFLのタスクフォースもその辺のことを調査するものだと思われます。
最近のSBJで、こうした観点から秀逸な記事を見つけました。セントラル・フロリダ大学のビル・サットン教授の定番コーナー「Sutton Impact」に掲載された”Leagues, teams must give fans new reasons to give up the sofa“というコラムです。購読されている方は是非読んでみて下さい。
簡単に記事の内容を要約してみると、以下の4点が観客減の原因なのではないかと指摘しています。
1)能動型観戦スタイルの浸透

レビゲームやファンタジーゲームに代表されるように、若い世代には自分が好きな時に好きなようにゲームをコントロールするという感覚が根付いている。こう
した世代には、スタジアムに来てじっと座って試合を観戦するという従来型の受動的観戦スタイルはなじまないのではないか。
2)タイムシフト・プレイスシフトによる競争激化
好きな時に好きな場所で好きなエンターテイメントを選べる時代になっている。競合が時間や場所を超えてやってくる時代になってきている。
3)蓄積コストの上昇

ケット価格だけでなく、余暇を過ごす際のトータルでの蓄積コストが上昇しており、家族連れの手が届かなくなってきているのではないか。例えば、スタジアム
に入れてしまえば「高かろう悪かろう」の食事でもしかない、という発想ではサバイブできない。本質的なカスタマーサービスが必要。
4)観戦態度の悪いファンの存在
一部観戦マナーの悪いファンのため、家族連れが試合観戦に足を運びづらい雰囲気ができているのではないか(特にフットボールではテールゲートという文化があり、試合前に既にしこたま酔っ払っているファンが多数いる)。
スポーツビジネス界は、ファンがスタジアムに試合観戦に訪れる積極的な理由(テレビではなくてなぜスタジアムなのか)を1つでも多く作ってあげないといけない時代に突入しているのだと思います。
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