好調ダーノルド!

プレシーズン2戦目は強豪ファルコンズが相手。ファーストチームがここで結果を出せば、レギュラーシーズンも期待できるでしょう。

とにかくQB”サム・ダーノルド”がパフォーマンスをキープできるかに注目です。

今日のダーノルドはどない?

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スコア&ダイジェスト

ハイライト&データ[GAME CENTER(NFL.com)]

 

1Q

2Q

3Q

4Q

TOTAL

ジェッツ

6

0

3

13

22

ファルコンズ

0

10

0

0

10

オフェンス

QB”サム・ダーノルド”はこの試合のファーストドライブでも完璧な内容。

WR”クインシー・エヌンワ”への見事なリードパスとWR”ロビー・アンダーソン”へのバックショルダーのロングを決め、TDドライブを演出。

セカンドシリーズではサックされ3凡で終わるも、成績はパス5/7 46yd獲得、0TD。

一歩間違えるとINTされかねない危ないパスが多いのですが、ギリギリを攻めたパス攻勢は高く評価できます。

 

RB陣は”レベオン・ベル”がまたも欠場でしたが、RB”タイ・モンゴメリー”がロングゲインとエンドゾーン手前から力まかせでなくカットでルートを変えてTDランを決める活躍。

RB”ビラル・パウエル”も1回抜けるランを見せて、まずまずの内容。

しかし、ドラフト組の若手RB”イライジャ・マグワイア”とRB”トレント・キャノン”の見せ場が無く、このままだとどちらかがカットされるでしょう。

 

WR陣はWR”ロビー・アンダーソン”3レシーブ32ydの活躍。

世間では評価されていないものの、どんな難しいパスにも対応できるハイレベルなレシーバーに成長し、今シーズンこそダーノルドとのホットラインで名を上げるでしょう。

 

OL陣が想像以上に強いのもうれしい誤算。許したサックは1回のみ。

元パンサーズのC”ライアン・カリル”がまたも欠場しているのですが、彼が指導でもしてるのでしょうかね。

 

しかし、バックアップQB”トレバー・シーミアン”が期待値以下の内容。何かもっさりしていて、すぐにレシーバーが潰される安易なショートパスに逃げるし、ロングパスのコントロールは悪い。

それでも元ブロンコスの先発かい。

 

QB”デービット・ウェブ”も前回よりはいいものの、物足りない内容。

しかし、最後に登場した元ドルフィンズのQB”ルーク・フォーク”がパス4/4回41yd獲得1TDという好成績でアピール。

当然、最大2名はカットされるので、バックアップ争いが面白くなってきました。

ディフェンス

S“マーカス・メイ”、CB”トラメイン・ジョンソン”、DL”レナード・ウィリアムズ”が欠場。

さらにCB陣に不安がありすぎるジェッツのD#でしたが、今回はパスラッシュが冴えまくっていました。

QB”マット・ライアン”を常に慌てさせるどころか連続でサックを決める快挙を見せ、計5サックと爆発しました。

特にS”ジャマール・アダムス”のセーフティーブリッツは爽快。

2nd&5ydでスクリメージラインに8人並べたり、片側に寄るいびつな陣形を敷いたりとDC”グレッグ・ウィリアムズ”手腕が発揮されました。

 

期待のLB”C.J・モズリー”の反応も素晴らしく、レギュラーシーズンも期待できます。(タックルミスしましたが)

しかし、層が薄いCB陣に新スターが現れる事を期待するも、特にインパクトプレーヤーはナシ。今こそCBはアピールチャンスでしょ。頑張れ。

 

あと、ドロップが多いファルコンズのレシーバー陣に助けられたシーンも多く、D#自体の評価が難しいところがある試合でした。

 

この試合でファルコンズのQB3番手に元ジェッツの”マット・シムズ”が登場。彼はジャイアンツでスーパーボウルを制覇したQB”フィル・シムズ”の息子です。

ジェッツにいた若手の頃は才能の片りんを見せ、私も応援していたのですが、久々に見た彼に何も感じるところは無いどころかPICK6をジェッツに献上する大失態を犯しました。

上手く成長したら良いQBになっていたかと思うのに、どこで誤ったのか。英雄の息子だけに葛藤とプレッシャーとの戦いもあったでしょう。乙。

スペシャルチーム

前試合でエクストラポイントを2本外して突然引退したK”チャンドラー・カタンザーロ”に代わり、K” テイラー・ベルトレット”が登場しましたが悪夢のごとくエクストラポイントを外しました。

 

しかし、キッカーに悩みを抱えるのはファルコンズも同じ。ファルコンズK”ジョルジオ・タベッキオ”(Giorgio Tavecchio)がFGを2本外す大失態!

このFGミスで流れを掴めなかったのがファルコンズの敗因と言っても過言ではないぐらいです。彼も突然引退しないか心配ですね。

 

それにしてもジェッツのSTは昨シーズン、キッカーとリターナーでプロボウラーを輩出しているぐらい優秀だったのに、引き留めなかったために一気に地に落ちました。

ちょっとお金出しておけば、今頃STに悩みなんて無かっただろうに、前GM”マイク・マッカグナン”の失態が浮き彫りになっています。

総評

今シーズンの一番の課題であったQB”サム・ダーノルド”が絶好調。

ポケットワーク、ポケットが崩れた時の冷静な対処、そしてキレとコントロールがあるパスと全てが素晴らしい。本来は全体1位と言われていただけの力を見せております。

 

ミドルとロングを決めるコントロールがあればランも出やすくなるので、RB”レベオン・ベル”との相乗効果が楽しみですが、1年休んだ上に練習も最低限しか出ず、プレシーズンマッチにも出ないベルをどこまで期待していいのか分からない不安もあります。

 

悲しいニュースとして、昨シーズンはプロボウルの補欠になるぐらい活躍したLB”エイブリー・ウィリアムソン”がACL断裂でシーズンエンドです。

ファーストチームの調子は良いものの、期待と不安が今のところ50%ずつのジェッツ。

ベルは早く出てこい!!