満を持した結果が最悪
世界最大のプロレス団体WWEが、一度は失敗するも今年復活した果たしたアメリカンフットボールリーグ「XFL」が、コロナ感染拡大のあおりを受けて1シーズン持たずに終了しました。
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XFL,、破産申請へ
XFLは2001年に立ち上げるも、NFLの圧倒的人気の前にはかなわず1年で幕を閉じました。
しかし、XFLで生まれた空撮「スカイ・カム」の技術が今のNFLでは活用されているなど、多少なりにNFLに影響を与えました。
そして、WWEの創設者”ビンス・マクマホン”がWWEの株式を売却することで資金を作り、19年の時を経て2019年の2月よりXFLは新リーグをスタートしました。
最初の4試合の視聴者の平均が310万人とまずまずのスタートを切っておりましたが、新型コロナウィルスの観戦拡大を受けて、5週目を終了した時点で中断。
4月10日に業務を停止して全従業員の解雇。
4月13日、米連邦破産法11条(日本の民事再生法に相当)の適用を申請し、文字通りXFLは1シーズンを待たずに終わりを告げました。
前年に新興リーグAAFが資金振りが問題で終了したので、XFLに期待していたのですが、まさかこのような結末が待っているとは誰が予想できたでしょうか。
新型コロナの影響はXFLの破産のみならず、WWEにも暗い影を落としております。
WWEでは人員削減と一時解雇を発表。さらに以下の大量のレスラーを解雇しました。
ドレイク・マーベリック
カート・ホーキンス
ザック・ライダー
カール・アンダーソン
ルーク・ギャローズ
EC3
リオ・ラッシュ
エリック・ヤング
ヒース・スレーター
サラ・ローガン
プリモ
エピコ
エリックローワン
マイク・ケネリス
マリア・ケネリス
ノー・ウェイ・ホセ
ルセフ
マイク・キオーダ(レフェリー)
エイデン・イングリッシュ
カート・アングル
→NFLファンからしたら「誰やねん」と思うのですが、この中にはオリンピックのレスリング金メダリストでWWEでも華々しい活躍をし殿堂入りした”カート・アングル”が含まれております。
個人的には”ルセフ”が解雇されるのは衝撃。あとレフリーの”マイク・キオーダ”もです。
#RusevDay pic.twitter.com/FhPuupZxz7
— MamoR (@caloris1985) November 8, 2017
NFLは幸運なことに新型コロナが蔓延したのが、スーパーボウル直後で次のシーズンまで半年以上の期間が開いていましたが、4月中旬の現在でも終息が見えない状況であり、ドラフトは無観客開催が決定するものの、2020年シーズンが無事に開幕するのも不透明な状況となってきました。
おまけ
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最近のWWEは見ていなかったので、カート・アングルがまだ現役だったのがちょっとした衝撃だったりします。(個人的なフェイバリットレスラー2名【エディ・ゲレロとクリス・ベノワ】の年齢を追い越してしまった現実に震える毎日ですw)
今回は前回金主であったトランプが大統領になった影響もあって、資金的な後ろ盾はなかったのも今回のXFL解散劇に繋がってるのかなとも思います。
それでも、パスハッピーなスタイルを前提にしてNFLとの差別化を図り、どうしても発生してしまう選手の質の差を埋めようとしたりして、創意工夫をしていたので、NFLオフシーズンの穴埋めコンテンツとしては、スポーツ界のAKB【単体じゃ売れないゴミの寄せ集め】こと五輪よりもよっぽど価値のある立ち位置を得られそうな手ごたえを感じていたので、ビンスは悔やんでも悔やみきれないだろうなぁと心中察するに余りある気分ですね。
ただビンスはこれすらネタにしてしまうゴキブリすら凌駕するタフさを持ってるでしょうが。
負海豚根性さん>
数年かけて計画し、資産を切り崩して復活させたにも関わらず、このような終わり方になるとは本当に残念です。
ビンスはトランプのビジネスの指南役に抜擢されたとかで、今後は全米に対して手腕を発揮することになります。
しかしながら、XFLのみならず、WWEも危機的な状況でNFLも決して対岸の火事ではありません。