今シーズンこそ・・・
いよいよ開幕目前NFL2020。
そろそろジェッツのロースターがどうなったかチェックしておきましょ。
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オフェンス
QB(3): Sam Darnold, Joe Flacco, James Morgan
→QBは先発”サム・ダーノルド”、バックアップにスーパーボウル制覇の経験があるベテラン”ジョー・フラッコ”、3rdQBはドラフト4巡の”ジェームズ・モーガン”という、無駄のない布陣です。
昨シーズンにバックアップを務めた”デビット・フォールズ”はカットしています。
フラッコには単純な戦力に加え、ダーノルドとモーガンの成長を促進させる指南役としての期待が高まります。
RB(3): Le’Veon Bell, Frank Gore, La’Mical Perine
→RBも昨シーズンに続き”レべオン・ベル”が先発ですが、その下に大ベテラン”フランク・ゴア”が控えております。
ゴアはパワーでゴリ押すタイプのRBであり、カットとスピードのベルとタイプが異なるので、このベテラン2人の併用が非常に楽しみです。
さらにドラフト4巡の”ラミカル・ペリン”が控えており、彼もパワーでD#を突き抜けるタイプ。ジェッツが弱い3rdDownショートを取りに行く戦力として期待できます。
とにかく昨シーズンはサラリーとは見合わぬ低パフォーマンスであったベルの反撃を見たいものです。
TE (3): Chris Herndon, Ryan Griffin, Trevon Wesco
→昨シーズンは飲酒で開幕4試合を欠場した”クリス・ハーンドン”が先頭ですが、彼が欠場中に活躍し契約延長をGETした”ライアン・グリフィン”に期待しています。
”トレボン・ウェスコ”は2019年ドラフト4巡で獲得した選手です。
OL (8): Mekhi Becton, Greg Van Roten, Connor McGovern, Conor McDermott, George Fant, Alex Lewis, Cameron Clark, Chuma Edoga,
→今年のジェッツはここが違う。
ドラフト1巡(全体11位)で”2mオーバーの巨漢OT”メカイ・ベクトン”を獲得。元パンサーズのG”グレッグ・バン-ローテン” 元ブロンコスC”コナー・マクガバン”、 元シーホークスOT/TE”ジョージ・ファント”、さらにドラフト4巡でG”キャメロン・クラーク“を獲得。
昨年から残っているのは”アレックス・ルイス”と2019年ドラフトの”チュマ・エドガ”の2名のみという、大改革を行いました。
しかしながら、コロナの影響で練習が制限されて、さらにプレシーズンが無かったので、ユニット力が命である新OL陣をぶっつけ本番で試す不安がかなりあります。
WR (7): Jamison Crowder, Breshad Perriman, Denzel Mims, Chris Hogan, Braxton Berrios, Jeff Smith, Vyncint Smith
→WR”ロビー・アンダーソン”がパンサーズへ移籍。”デマリアス・トーマス”とも再契約せず、主力で残ったWRが”ジェイミソン・クラウダー”のみという不安要素。
新たに加わったのは、レイブンズの2015年ドラ1の”ブレシャド・ぺリマン”、ドラフト2巡”デンゼル・ミムス”、AFC東を全チーム渡り歩いたベテラン”クリス・ホーガン”です。
崖っぷちベテランWR陣のあがきと、ジェッツの「ドラフトWR」&「ドラ2」という近年当たらない急所を背負ったミムス君という背水の陣に祈りこめます。
ディフェンス
DL (10): Quinnen Williams, John Franklin-Myers, Bryce Huff, Jordan Willis, Jabari Zuniga, Nathan Shepherd, Kyle Phillips, Steve McLendon, Henry Anderson, Folorunso Fatukasi
→昨シーズンのドラ1”クイネン・ウィリアムス”とDT”スティーブン・マクレンドン”を中心とした安定感は望めるDL陣。
昨シーズンは10月末に元ドラ1”レナード・ウィリアムズ”がジャイアンツへトレードされる波乱があるものの期待大のポジションです。
気になるのは”クイネン・ウィリアムス”が今年3月に空港にて拳銃所持で逮捕されたこと。コロナの影響で裁判が遅れており、判決がシーズンに影響を及ぼすか定かではありません。
LB(8): Patrick Onwuasor, Avery Williamson, Jordan Jenkins, Blake Cashman, Tarell Basham, Harvey Langi, Frankie Luvu, Neville Hewitt
昨シーズン、大枚をはたいて獲得したが何もしなかった”C.J・モズリー”がオプトアウトで今シーズンも不在。
しかし、サックリーダー”ジョーダン・ジェンキンス”を筆頭に、”エイブリアン・ウィリアムソン”、”ネビル・ヒューイット”、”フランク・ルルブ”など地味に粒ぞろいでランストップを強固にしています。
2019年ドラ5”ブレーク・キャッシュマン”の成長にも期待。
今シーズンは元レイブンズの”パトリック・オウンサー”を加え、モズリー抜きでもD#は堅牢である事を見せてくれるでしょう。
CB (5): Brian Poole, Arthur Maulet, Blessuan Austin, Pierre Desir, Quincy Wilson
→ジェッツの不安要素であるCB陣。”トラメイン・ジョンソン”をカットし、”ブライアン・プール”と再契約して崩壊を防いでいます。
補強としてはコルツからトレードで”クインシー・ウィルソン”を獲得しています。
期待のドラ5”ブライス・ホール”はなんとIR入り。シーズン中の復活を待ちます。
S (3): Marcus Maye, Ashtyn Davis, Bradley McDougald
→プロボウラーS”ジャマール・アダムス”が抜けて、一気に脆弱となったS。
アダムスと交換でシーホークスからGetしたS”ブラッドレイ・マクドゥーガルド”がどれだけ穴を埋めれるかに注目です。
そして、アダムスとはドラフトからの相棒”マーカス・メイ”が頼みの綱となりました。
正直、不安しかありません。
SP(3): Sam Ficken, Thomas Hennessy, Braden Mann
昨シーズンは荒れまくったKは、なんと引き続き”サム・フィッケン”が務めます。一体、なぜフィッケンを続投するのか不思議で仕方ありません。
Pは”ラック・エドワーズ”からドラ6”ブランデン・マン”に交代。
パンターのMVP「レイガイ賞」を受賞し、平均飛距離51ydという記録を持つ鬼のようなパンターです。
O#が不甲斐ない場合、Pに期待しましょ。
リザーブ
Reserve/ Non-Football Injury (1): Bryce Hall
Reserve/ Physically Unable To Perform (2): Josh Bellamy, Kyron Brown
Reserve/ Opt Out (3): Josh Doctson, C.J. Mosley, Leo Koloamatangi
→コロナにより今シーズンを辞退できる権利「オプトアウト」を行使したはは3名。以前にもお伝えした通りその中にLB”C.J・モズリー”が含まれます。
仕方ないといえば仕方ないですが、昨シーズンはほぼ試合に出ず、他の選手とは待遇が違うだけにファンの心象は良くないでしょう。
最新ニュース
現地9月8日に以下の動きがありました。
以下の4名とサイン。ロースターに追加。
C Josh Andrews,
TE Dan Brown,
S Matthias Farley,
CB Nate Hairston
以下の5名をIR入り。
OL Cameron Clark
LB Patrick Onwuasor,
WR Jeff Smith
WR Vyncint Smith
DL Jabari Zuniga
総評
こう見ると、S”ジャマール・アダムス”が抜けて絶対的な強みが無いチームになりました。
アナリスト予想で地区最下位にされる意味が分かります。
しかし、これまで開幕前の予想は無意味であることを何度も経験してきました。逆に未知数の戦力がケミストリーを起こして、予想外の結果へ導いてくれると期待します。
コロナ禍でジェッツのホームでの試合は全て無観客という厳しいシーズンとなりましたが、これを「2度と無い特別なシーズン」と思い、楽しみたいと思います。
いよいよ今週末開幕!頼むぞジェッツ!今シーズンこそプレーオフ出場だ!!