Top QB vs 3rd QB

ワイルドカードプレーオフ第3戦はドルフィンズvsビルズの同地区対決。

しかし、ドルフィンズはQB”トゥア・タゴバイロア”が脳震とうプロコトル、QB”テディ・ブリッジウォーター”が手の負傷により、第3QBかつドラ7のルーキー”スカイラー・トンプソン”が先発になります。

 

ドルフィンズが大きなハンデを背負った不利な試合になりますが、これが予想外の死闘に発展しました。

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スコア&ダイジェスト

ハイライト&データ[GAME CENTER(NFL.com)]

 

1Q

2Q

3Q

4Q

TOTAL

ドルフィンズ

0

17

7

7

31

ビルズ

14

6

14

0

34

総評

大方の予想どおりビルズQB”ジョシュ・アレン”とドルフィンズの3rdQB”スカイラー・トンプソン”との力の差は歴然で、ビルズはファーストドライブこそギャンブルに失敗するも、その後はドッカンドッカンとTDを量産。

 

第2Qに0-17とビルズがリードし、このままワンサイドゲームになるかと思ったらドルフィンズのディフェンスがここから爆発。

 

インターセプト量産でビルズオフェンスがストップ!

 

トンプソンもTDパスを決めてドルフィンズは調子を取り戻し、前半を17-20 の3点差で折り返します。

 

そして第3Qに思わぬプレーが発生!

アレンがS”エリック・ロウ”のサックを喰らってファンブル!それをドルフィンズがカバーしてタッチダウン!

 

24-20!まさかドルフィンズがリードする展開とは誰が予想できたでしょうか。

 

このままドルフィンズが競り勝てばよかったのですが、QB”スカイラー・トンプソンン”にもミスが出てビルズCB”カリル・イーラム”にインターセプトされます。

 

それを起点にWR”コール・ビーズリー”へのTDパスでビルズが引き離し、次は得意の剛腕が爆発しWR”ゲーブ・デービス”へのロングパスでTD!!

 

ドルフィンズも食い下がるもビルズが逃げ切り、結果は予想どうりなれど内容は僅差でビルズが勝利しました。

 

 

・・・あらすじのようになりましたが、雑感ビルズが本来の力を出せていない感がある半面、ドルフィンズのディフェンスが開き直ってプレーできた感があり、たった3点差になりました。

 

ビルズQB”ジョシュ・アレン”がプレーオフのプレッシャーのせいなのか、INT2回にファンブルロストとコントロールの雑さとボールセキュリティの弱さが初期型アレンに戻ってしまいました。

それに、ビルズが7被サックとOLがアレンを守り切れていません。

加えて、相手が勝って当たり前の3rdQBであるのに接戦となれば、ビルズ全体にかかるプレッシャーとなるのでしょう。

 

ドルフィンズも絶対的に不利というわけでなく、WR”タイリーク・ヒル”CB”トレデビス・ホワイト”がついていけないシーンがあり、勝てる要素は十分にありました。

 

試合時間が約4時間の長丁場かつ、海外のメディアでは「Sloppy(ずさん・いい加減)」と書かれていたりして、ビルズ的には反省点だらけの内容だったのではないでしょうか。

 

 

勝利したビルズQB”ジョシュ・アレン”のスタッツは、パス23/39回352yd獲得、3TD、2INT。

7被サック、レーティング93.1。

ランは4回20yd獲得。ファンブル3回ロスト1回。

 

アレンは持ち前の武器であるブリッツが来る前にワンステップで投げれる強肩ロングパスで危機を打開して勝利しましたが、3ターンオーバーを出した事が反省点です。

これがプレーオフの恐ろしさですね。

 

 

ドルフィンズQB”スカイラー・トンプソン”のスタッツは、パス18/45回220yd獲得、1TD、2INT。

4被サック、レーティング44.7。

本来なら出番が無い3rdQBでランが助けにならない中、ビルズを3点差まで追い込んだのは大健闘でしょう。

 

スポーツの結果に「たられば」は無いとしても「もしQBがトゥア・タゴバイロアだったら」と考えたら、ドルフィンズファンは非常に悔しいと思います。

 

来シーズンもトゥア君で続投するとは思いますが、脳震とう問題が常につきまとうQBになってしまったので、長期的にドルフィンズを引っ張る事は難しいかもしれません。