時短、タイパの世に反する

ドラフト1日目が大盛況で終わりましたが、ここで私が以前から抱えている疑問をツィートしたところ、多くの返答を頂きましたのでここに掲載いたします。

全体1位のPICKになぜ時間をかけるのか?

ドラフト開始前に私は以下の事をツィートしました。

 

「昔のドラフト、スタフォードかサム・ブラッドフォードぐらいの時、全体1位は邪魔が入る余地が無いから前日にもう決定してた時があった気がするが、気のせいかな?」

 

→この質問に対してレスを頂きました。

 

「そう言う事ありましたよね。 ラックの時にも事前に決まっていたと思います。」

「私もそう感じます。 マイケル・ビックの時は、ドラフトの何日も前からチャージャーズと交渉が始まって、うまくいかないからファルコンズにトレードされていたような、怪しげな記憶があります」

「MIAがロング(T)取った時も前日契約してましたよね。」

 

全体1位を前日に決定していたのは、私の気のせいでは無かったようです。

しかし、近年は今回のドラフトはもとより2年前の全体1位が”トレバー・ローレンス”の時など、当日より前に全体1位指名を確定しているにも状況にも関わらず、当日かつPICKするのに時間がかかる事が気になります。

 

ちなみに今回のドラフトは持ち時間10分で全体1位のパンサーズがPICKしたのは残り3:26でした。

 

その結果、QB”ブライス・ヤング”を指名するという誰もが「知ってた」展開でした。

一体、7分弱もかけて何を待っているのか?

 

2位以下を早く知りたいあまりに、私の不満がとうとう爆発!

 

この質問に関して多くの返答を頂き、それらをまとめて紹介いたします。

解答編

1)番組の都合

「番組としての都合だと思いますよ笑 去年2位のDETは早くピック入れすぎて怒られたみたいですし」

 

早くPICKすると番組からお叱りを受けるらしいです。

「ええ・・」と思うかもしれませんが、たしかに番組が予定より早く進行すると、次の準備なり、タイムテーブルの調整などが大変そうです。

 

2)他からトレードダウンを持ちかけられる可能性がある

「まずないだろうけど持ち時間だし土壇場でトレード持ち掛けてこないか待ってるのかもしれませんね」

 

→今年が既にパンサーズがベアーズから全体1位を事前にトレードしたので、あり得ないと思いますが、「当日になって緊急の事情により全体1位をどこかが狙いに来るかもしれないから待ってみる!」という、大人の余裕を見せる事も大事かと思います。

 

3)視聴率を稼ぐため

「有馬さんが、「暗黙の了解で、視聴率の高い時間帯を引っ張る」って言っていました。」

 

→なんと有識者の有馬さんからの解説があったそうです。

 

たしかに全体1位の指名とは、ドラフトにおいて一番注目が集まるシーン。

ほぼ確定の事前情報があったとしても、PICKするまで変わる可能性があり視聴者は目が離せません。

これは有力すぎる説です。

 

その他にも、ご意見を頂きましたが、有馬さんからの意見が大体の答えかと思います。

もはやNFLのドラフトは巨大化しすぎて、ルーキーを取り合うのみの場所ではなく、いろんな思惑や大人の事情が絡み合うビッグイベントである事を再認識させられました。