国立なので税金です

こんばん割り箸。放談の時間です。

なでしこ大敗で明るいニュースはスルーされ、さらに暗くなるようなアホニュースが報じられました。

以前から話題の新国立競技場の総工費が2520億円に決定したのとの事です。

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史上最悪のハコもの誕生か?

ニュースソース:新国立競技場改築費 2520億円で決定

詳しい事は上記のリンクを見てください。

要は新国立競技場のデザインを世界規模でコンペしたものだから、勢いで決定しちゃったデザインが、実際に建築するとトデモナイ巨額になろうとも決定事項を覆せず、当初の予定よりも900億円も多い2520億円もの巨費を投じて 新国立競技場を作る事が決定したということです。

 

しかも、この額は過去のオリンピックのメインスタジアム建設費に比べて、およそ5倍から8倍と極めて高額とのこと。しかも最悪なのが、非現実的なデザインにどうしてもあわせなければならないので、「キルアーチ」と呼ばれる婉曲の屋根にかかる費用が765億円!建設費の4割が屋根です。

アホか!!(;´Д`)ノ

 

 

NFLのスタジアムと比較するとどうでしょう。昔、メットライフ・スタジアムの総工費に関して書いた事を思い出して、以下の過去記事を探し出しました。
リンク:NFL JAPANコラム:最大の借金チーム

JETSの本拠地メットライフ・スタジアム(旧名ニューメドウランズ・スタジアム)の建築費は約16億ドル。日本円にすると2010年 当時の円高レートで1450億円でした。今のレートだと、なんと1960億円です。

しかも、記事には当時のスポーツ史上最も高額の建築費 と書かれています。

私の記憶では、リーヴァイス・スタジアムもAT&Tスタジアム(カウボーイズスタジアム) も12~13億ドルぐらいだったと思うので、メットライフが恐らく未だに最強かと思います。

 

そして、今回の新国立はそれを圧倒的に上回る世界最高額のスタジアムになるわけですね。
とはいっても、設備が最新鋭とかそういうわけではありません。繰り返しますが、4割が屋根代ですので。

 

もっとエゲツないのが、維持費。こちらも高額で完成後50年間で1046億円。これは去年の試算より400億円近く増えたとの事です。
試算より倍近く膨らむって、何のための試算?アホばっかりや!!
(;´Д`)ノ

 

国内でナマポが増加し、高齢化により医療費も増額の一途をたどり、消費税UPしなければならない国なのに、スポーツ振興しねーくせにオリンピック決定だけギャーギャーさわいで、無駄に高価なハコものを作るバカ日本。

ギリシャの現状は決して対岸の火事でない事をキモに命じなければならないでしょう。