同地区が気になる
ジェッツの開幕前プレビュー記事をUPしたばかりですが、同地区の状況が気になるので前回と同じ方式でビルズのプレビュー記事を紹介いたします。
茶王さんのブログが更新停止になって、正直ヨソの動きがよく分からないんですよね。
しかしながら、プレビュー記事のドルフィンズ編とペイトリオッツ編もやるかは私の気分しだいです!
(´д`lll)
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バッファロー・ビルズの2025年NFLシーズンプレビュー
常連の優勝候補たちが困難を乗り越えようとしている。
2020年シーズンの開始以来(バッファローではジョシュ・アレンが不安定な野生児QBからスーパースターのリーグMVPになった境界線と言われている)、NFLレギュラーシーズンの試合でビルズより多くの勝利を収めたチームは1チームだけです。
アレン、HCショーン・マクダーモット、GMブランドン・ビーンにとって残念なことに、そのチームはチーフスでした。
ビルズはこの期間に61勝を挙げておりチーフスより5勝少ないが、3位のパッカーズより7勝多い。
しかし、その成功はプレーオフでチーフスがビルズに4度、そのうち2度はAFCチャンピオンシップゲームで勝利している事実によって影を潜めている。
「毎年、そのチーム(チーフス)が勝つとは限らないので、一つのチームを倒すためにチームを編成するのは望ましくない」とHCマクダーモットは、1月のAFC決勝戦でビルズが32対29で悲痛な敗北を喫した数日後に語った。
確かにそうかもしれないが、現実ビルズが勝たねばチームであるチーフスこそ、最も重要な局面で勝てなかったのだ。
アレンはプレーオフの敗退した試合にスーパーヒーローとして活躍したが、ビルズのディフェンスはこの試合では低調だった。
ビルズはAFC東地区で5連覇を果たしており、その平均ゲーム差は3.5。
昨シーズンは、地区2位のドルフィンズに5ゲーム差をつけており、地区の現状から判断すると、2025年には6連覇も十分にあり得える。
とはいえビルズが1月にチーフス、あるいは彼らの前に立ちはだかるどのチームを倒さねばスーパーボウルに出場できない。
ちなみにビルズは1993年シーズン以来、スーパーボウルに出場していない。
オフェンス
ビルズは2024年シーズンに球団記録となる525得点をあげた、かつ、2020年に樹立した前の球団記録を破るのに17試合も必要なかった。
ビルズはWR陣が期待外れで、負傷中の2年目のTE”ダルトン・キンケイド”のパフォーマンスも低迷していたにもかかわらず、ポストシーズンを含む15試合で27点以上を獲得した。
30点以上は13回、40点以上は4回だった。クォーターバックサックはリーグ最少の14回、ターンオーバーはNFL最少の8回。
その大半はビルズのオフェンスを牽引したアレンの輝かしい活躍によるものだった。
2025年シーズンにも同様の活躍が見られることは容易に想像できる。
NFLでも屈指のOLは変わらず、RB”ジェームズ・クック”が多様性に富んだ3人のランニングバック攻撃を率い、WR”ジョシュア・パーマー”がFA契約し、ナンバーワンターゲットのWR”カリル・シャキール”とチームを組む。
恐ろしいのは、パスゲームで次の3つのことが起これば、ビルズがさらに強力になる可能性があることだ。
・2024年ドラフト2巡目指名のWR”キーオン・コールマン”が、不振で怪我に悩まされたルーキーシーズンを経て、本物の武器として頭角を現す。
・WR”カーティス・サミュエル”が、2024年にフリーエージェントとして契約した後はできなかった攻撃面での自分の居場所を見つける。
・キンケイドが成長し、ビルズが2023年に全体25位で指名したときに期待していたダウンフィールドでのレシーブが相手にとって脅威となる。
加えてランオフェンスでは、リーグトップタイの16回のラッシュタッチダウンを記録したRB”ジェームズ・クック”に注目が集まる。
ルーキー契約最終年を迎える彼は、ビルズから2026年のFAで他チームに移籍するにせよ、報酬を受け取る意思を明確にしている。
2年連続で1000ヤードラッシュを達成した彼は、今シーズンも素晴らしい活躍を見せたいと意気込んでいるはずだ。
ディフェンス
ビルズはディフェンスを全面的に見直す必要はなかった。結局のところ、このディフェンスはリーグ2位となる32回のターンオーバーを記録した。
しかし、全体としてはビルズが2020年以降に投入したディフェンスの中で最も効率の悪いディフェンスだった。
1試合あたりの失点数は11位タイ、トータルディフェンスは17位、ラッシング試行あたりの獲得ヤードとサックは18位タイ、サードダウンコンバージョン率は29位と、悲惨な結果に終わった。
その問題はチーフス戦での敗戦で露呈した。
チーフスはシーズンベストの32得点を挙げ、シーズン最高タイの28ファーストダウンを記録した。
もちろんこれは長年の悩みの種であり、2020年以降のビルズのプレーオフ5敗は全てディフェンスのせいだろう。
ビーンはこれを承知しており、その構図を変えようという姿勢でFAとドラフトを批判した。
ビーンはフリーエージェントでエッジラッシャーの”ジョーイ・ボサ”と”マイケル・ホーヒト”、DT”ラリー・オグンジョビ”、DB”トレ・デビアス・ホワイト”、”デイン・ジャクソン”、”ダリック・フォレスト”と契約し、ドラフトの最初の5巡目でCB”マックスウェル・ヘアストン”、T”TJ・サンダース”、EDGE”ランドン・ジャクソン”、DT”ディオン・ウォーカー”、DB”ジョーダン・ハンコック”を獲得した。
これらの補強が整うと、エッジラッシャー”グレッグ・ルソー”、”AJ・エペネサ”、”ジャボン・ソロモン”、OT”エド・オリバー”、”ダクアン・ジョーンズ”、”デウェイン・カーター”、DB”クリスチャン・ベンフォード”、”テイラー・ラップ”、”コール・ビショップ”、”ダマー・ハムリン”、”タロン・ジョンソン”といった残留メンバーたちと戦うことになり、興味深いトレーニングキャンプになりそうだ。
ビルズがパスラッシュでより危険なチームになり、ラン攻撃に対して攻撃ポイントでより強くなることを期待している。
ターンオーバーは素晴らしいが、それはあくまでランダムな要素である。
ビルズは爆発的なオフェンスのために、フィールドから出てボールを奪い返す能力をより効率的に向上させる必要がある。
スペシャルチーム
ビルズはP”サム・マーティン”を解雇したため、NFL復帰組の”ジェイク・カマルダ”と”ブラッド・ロビンス”を起用したコンペティションを行うことになる。
シーズン開幕まで状況は流動的になりそうだ。
過去数年間、何度か苦しい時期を経験してきたK”タイラー・バス”は、2024年には見事に復活し131得点を記録したが、キャリアハイとなる5回のPATを外した。
リターンゲームには注意が必要。”ブランドン・コドリントン”はルーキーとしては好成績を残したが、バックアップCBとしての貢献度は低く、競争が激化する中でチームに定着しない可能性がある。
ビルズはキャンプで複数の選手を交代させる予定のようだ。
最終分析
ビルズはAFC東地区屈指の強豪であり、スーパーボウル出場も疑いようがなく、アレンが最高のプレーを続ける限り、その座は揺るぎない。今のところ、その勢いは止まるところを知らないだろう。
2025年の鍵はディフェンスだ。ビーンが獲得したあらゆる資産を活かすなら、ディフェンスはもっと強化されなければならない。
ビルズはオフェンスが円滑に機能しているので大量得点を挙げる事は可能だろう。
少なくともポストシーズンまでは、ディフェンスが並外れた活躍をする必要はない。
2020年以降のポストシーズン12試合で、ディフェンスは平均24.2失点を許しており、5敗戦ではその数字は33.2にまで跳ね上がっている。このポストシーズンでのディフェンスの弱さの改善が不可欠だ。
原文:
https://athlonsports.com/nfl/buffalo-bills/buffalo-bills-2025-nfl-season-preview
総評
ジェッツと違って、チーフスが鬼門である以外は希望のあることしか書いてませんね。これが現実。とほほ・・
ほんと、ビルズの問題はポストシーズン(プレーオフ)のみなんですよね。
常にチーフスと接戦になるも競り負けて、プレーオフで4連敗中です。
参考:昨シーズンのチャンピオンシップ
過去にスーパーボウルで4連敗、今はチーフスにプレーオフ4連敗となにかと「4」という不吉な数字がついてまわりますな。
ジョジョのミスタみたいに「4」は不吉な数字として何かと避けた方がいいのでは。
しかしながら、ビルズはいまだに強くなっている事は事実。今シーズンこそ念願のスーパーボウル制覇はありえます。
同地区のライバルながら、そんな予感がビンビンしております。