事件を風化させるのが日大の狙い
事件の実行者である内田監督、井上コーチともに既に辞任となりましたが、相変わらず日大の隠ぺい体質は変わらず。
その状況に耐えられないのか、関学大QBの父親がとくダネ!に生出演し、心境を語りました。
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関学大QB父親が生放送で日大に対する本音をぶつける
内田(元)監督が常任理事辞任後の日大の動きは、第三者委員会を設置して調査したうえで調査結果を発表するとの事ですが、その結果が出るのが7月末であるとのこと。
それほど多数に聞き取り調査をするわけでないので、これもまた事件の風化を待っているようにも見えます。
かつ、日大は相変わらず田中理事長が表には出さず理事長をかばう隠ぺい体質は根本的に変わりません。
そこで関学大QBの父親が変わらぬ日大に憤りを覚えて、テレビに生出演し心境を語りました。
その内容は、
- 息子から悪質タックルの動画をSNSで初めて見た時、「これはプレーではない」と認識。
(父親もアメフト経験者) - 18日に宮川選手が謝罪に来るまで何の日大から何のコンタクトも無かった。その場で宮川選手の記者会見と同様の事件の詳細を既に聞いて、許可を得て録音もした。
- 翌19日に内田監督が謝罪に訪れるが、そこから真実は見えず、宮川選手の誠意ある謝罪とは天と地ほどの差があった。(その後の空港で会見と同じような定型文のもの)。
- 内田監督と日大に不信感を覚え「このままだと、うやむやにされる」と思い、被害届を出す決心をした。
- 被害届を出すうえで宮川選手への減刑を求める嘆願書を出す矛盾した行為に非難を受けた。
- 現時点でも第三者委員会の設置の遅さ、結果を出す期限の遅さなど、隠ぺい体質と事件の風化を狙っている日大には未だ怒りがあるので、生出演に応じた。
- 早く日大と関学大の関係を解消したい。
- もし第三者委員会の結論が日大よりだった場合、国政でしっかり追及して欲しい。
- 理事長からの説明が早い段階で必要。
↑ざっくりとまとめましたが、要は日大の悪質タックル問題から端を発した日大の体質に関する問題は何も解決しておらず、宮川選手を追い込んだような「ハメる」と呼ばれるパワハラ体育会が深く根付いている状況です。
そして、田中理事長を常にかばい続ける大塚学長の様子が連日報道されておりますが、果たして田中理事長はいつ姿を現し、何を語るのか?
日大の狙いは明らかに、ワールドカップが目前なので、この問題もだんだんメディアに取り上げられなくなり、風化して世間が事件に関心を持たなくなる事でしょう。
なので、このタイミングで父親の生出演というのは、非常に考えた効果的な一手だったと思います。