逆らう人間に容赦なし

世間のメディアは一気に米朝問題に行ってしまう中、ブレなかったのが「バイキング」。

私はこの番組の姿勢を見直しました。

そう、日大は今メディアから見捨てられてると、改革は起こらないどころか改革に署名した教職員への恐怖の報復人事が行われます。

どうか、メディアは常に日大に目を向けてほしいのです。

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日大、恐るべき報復人事の歴史。完全なる田中理事長王政

今回の「バイキング」で語られたのは、日大教職員組合の会見で何度も発言があった「報復」という言葉。

 

日大の教職員組合は他の大学よりも圧倒的に少なく、所属する職員はわずか4%未満。これで大学の体制と戦うのは「ゾウとアリの戦い」のようなものとのこと。そのぐらい日大側の職員への締め付けが厳しいのです。

 

今回の問題に関しても各学部が声を上げて署名活動をするべきという声があがるも、学部長がそういうことをすると、学部が報復される 事におびえて、そういう活動ができないのです。

 

そして教職員組合が無い、または組合支部が無いような学部だと、組合から個人に署名を呼びかけても、やはり報復を恐れる強いおびえがあり、たとえ名前を隠して署名しても、それも探り出されるという事が語られました。

 

報復人事とは、どのような内容かというと、

  • 任期がある教員は左遷・任期の更新の拒否、
  • 教授昇進の妨げ
  • 理科系の教員・教授などは研究費など重要な予算を削減

など、上の機嫌を損ねると人生崩壊の恐ろしい事になります。実際に東京世田谷の高校教員が、山形県の付属高校に飛ばされとのことです。

 

さらに教職員組合から語られた内容は、

「日大は、職員人事が不透明であり昇任・昇格の規定がない。

「通常の大きな会社ならば昇格試験などありますが、そういうのはなく、ただ気に入られれば引き立てられ、怒りを買えば飛ばされるという事が、実際 職員の間では これまでも行われている。

とのこと。

 

つまり、職員の勤務内容や成果よりも、いかに上の人間に逆らわず気に入られるかが評価対象であり、これが通常の会社よりも数倍強烈である異常な体制であることが浮き彫りになりました。

 

この報復人事について日大の広報に問い合わせたところ

「報復人事はございません。常に人事は公平を期しております」

と、否定回答をいたしましたw。そりゃ、明らかな悪質タックルを指示した証拠を出しても否定し続けてきた広報です。そんなことを聞いても本当の事は言わないに決まっています。

 

そして、日大のボスである田中理事長はかつてから問題がありましたが、これまで時間の経過とともに風化させてすり抜けてきた歴史があります。

しかしながら、今回はそうさせまいと教職員組合が立ち上がり署名を呼びかけ、加えて関学大QBの父親がFBを更新するなど、日大体制の改革と事件の風化を防ぐ努力しているわけです。

そして今、日大アメフト部の選手たちは自主練及び、近隣の清掃活動を行うことで自らイメージ回復に努めています。

 

世間的に飽きられるてる話題かもしれませんが、同じような理不尽なパワハラがいろんな学校や会社でも行われておりますので、どうか日大の問題に関してメディアが関心を無くさないように報道し続け、他社で行われている理不尽なパワハラ問題にも一石を投じて欲しいものです。