NFLイメージ
100里行くものは90を半ばとする
5連勝を賭けたブロンコス戦。
元パッツのマロニーちゃんが移籍した事は知ってましたが、HCが”ジョシュ・マクダニエルズ”だったということを直前までド忘れしてました。
常に怨敵パッツの影がついてまわり、それと戦っていかねばならない運命のようです。

JETSは守備が弱いはずのブロンコスに、予想外の大苦戦を強いられることになります。
そして、その結末もこれまた予想外のものでした。

 

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第1QはJETSのランもパスも機能しないどころか、QB”マーク・サンチェス”はOLB”ジェイソン・ハンター”に今シーズン初のINTを献上する。ブロンコスはウィークポイントであるはずのランを出して、好調に敵陣に入るもRB”ノーション・モレノ”のファンブルロストや、FGのスナップミスで点には結びつかず。

第2Qに早々にJETSはWR”ブレイロン・エドワーズ”に32ydのTDパスを通して先制し、7-0。(・ω・)/
しかしブロンコスの反撃は不振のCB”ダレル・リーヴィス”を突いてパスを通し、QB”ティム・ティーボウ”のワイルドキャットを混ぜ好調に前進。最後はまたもQB”ティム・ティーボウ”のワイルドキャットから直接エンドゾーン右端へのランで同点の7-7。
ティーボウにプロ初TDを許して振り出しに。(´д`lll)

波に乗るブロンコスは意表をついたオンサイドも成功させJETSを攻め立てる。
ブロンコスの攻撃をなんとか凌ぐもQB”マーク・サンチェス”がTE”ダスティン・ケラー”への3rdDownで得意のパスパターンを完全に読まれ、DB”Syd’Quan・トンプソン”に2本目のINT目を喫する。このピンチを止めたかと思ったら、K”マット・プレイター”になんと59ydのFGを決められブロンコス逆転の7-10。(´д`lll)

第3Qもブロンコスペース。JETSは敵陣38ydにて4thDown。ここでお返しにとばかりにK”ニック・フォーク”が56ydのFGを成功させ、両者譲らず10-10。
ブロンコスはSS”ジム・レナード”の反則には見えぬアンネセサリーラフネスで敵陣17ydに一気に進む。
ライアンのチャレンジも覆らず、貴重なタイムアウトを失う。これは厳しすぎだろ!(;´Д`)ノ

そしてまたもリーヴィスがWR”Demaryius・トーマス”にTDパスを許してしまう。昨年のリーヴィスなら確実に抑えていたのだが・・・10-17。
反撃のターンはTE”ダスティン・ケラー”のロングゲインが出るものの、WR”サントニオ・ホームズ”のファンブルロストで全てパー。
(TωT)

第4Q、WR”サントニオ・ホームズ”へのパスとRB”ショーン・グリーン”のランで敵陣20ydのチャンス。ここで選択したのはRB”ラデイニアン・トムリンソン”のラン!!左にあいた穴からブロンコスD#の間を抜けてTD!!同点の 17-17。
!キタ━━━(゜∀゜)━━━!!!

と喜んだのもつかの間。QB”カイル・オートン”のショットガンとQB”ティム・ティーボウ”のワイルドキャットであっという間に敵陣30ydまで進まれFGを決められ 17-20。

残り4分弱、タイムアウト1。決めなくてはならぬドライブだが、ブロンコスのパスカバーは厚く、残り1:31で敵陣48yd、4thDownに追い込まれる。
運命のラストパスはサンチェスが投げあぐねて、投げあぐねて、投げあぐねた結果・・・・・ヤケクソ、ヘイルメイリ~~∑(゜ Д゜)
エンドゾーン手前の落下地点にはWR”サントニオ・ホームズ”がいるもののSS”レナルド・ヒル”にしっかりカバーされとるやないか!(;´Д`)ノ
ハイ、パス失敗。試合終了(´・ω・`)・・・・・

と思ったら!、幸福の黄色いハンカチが飛んできた!!。え!?どっちの!?両チームの選手、コーチ、全ファンの全神経がこの判定に集まる。そして審判が言い放った言葉は・・
パスインターフェアランス!!!ディッッフェエン~~ス!!!!
うぉ~~~!!敵陣2ydに一気にワ~~プ!!!
このチャンスを逃すハズはなくRB”ラデイニアン・トムリンソン”が真っ向勝負のTDラン!!で、奇跡の逆転!24-20!!!
ヘ(゜∀゜*)ノ

だが、ブロンコスは残り1:13でタイムアウト3つも残し、反撃可能。
恐怖のパスとタイムアウトを使い着実に前進し、敵陣突入。ああ、再逆転されてしまう・・・・
と、思ったところで本日2つ目の奇跡が起きた。
なんとブロンコスC”J・Walton”のスナップがあらぬ方向へ飛んでいって、ファンブル!!それをCB”ドワイト・ロウリー”がカバーしてターンオーバー、試合終了。
勝つには勝ったが、手に汗握る激戦の結末はなんともお粗末なものでした。( ̄□ ̄;)
24-20

▼総評
ブロンコスのランD#が弱いはずのなのに、序盤はランをことごとく止められる。特に走行ルートを開くはずのFB師弟コンビが、押されて逆に走行ルートを潰し、トムリンソンと接触してしまう。
パスD#は昨シーズン、堅守を誇ったJETSと間逆のパスカバー重視の鬼守備が光る。サンチェスが何度も投げるのを躊躇するシーンもあり、結果2INTを献上。むしろ2INTで済んだのは幸いなぐらいで、INTされそうなシーンが3,4回はあったと思います。
ターンボールを投げるところは完全に読まれ前に回りこんでカットされ、3rdDownでケラーに投げるコースも読まれて、術中にハマリINTされました。かなりJETSのO#を研究したんでしょうな。

D#同様にブロンコスO#はランが弱いはずなのに序盤は走られる展開。パス重視であるという予測を逆手に取って、ランをコールし、それからパスをバランスよく混ぜる。さすがパッツ最強の攻撃陣を率いたマクダニエルズ。
JETSのパスラッシュは全く届かず、またもリーヴィスのミスでロングゲインを許し、TDまで与えてしまう大失態。もはやクロマティの方が数倍信頼できます。リーヴィスがベンチでガックリする姿は昨年の活躍からは想像できなかったです。

総合すると攻守ともにラインがブロンコスの方が上で、終始押し負けた感があります。
そしてDBのタックルスミスが多すぎ。オートンに10yd以上のスクランブルを2回許したのは致命的でしょう。
それでも勝てた。それは最後の奇跡の逆転劇が大きいですが、それまでの展開で攻め立てれるも、最後まで大崩れせず1ポゼッション差で耐えた事でしょうか。サンチェスがINTされても、守備が攻撃を断ち切って、サンチェスのミスをチャラにしてくれました。

以前までは、守備が崩れてギリギリで逆転されるのがJETSでしたが、今のJETSは崩れず耐えて逆転できる、強さを持っています。
5連勝で単独首位をキープ。来週はByeでお休みなので、怒涛の後半戦に向けてどん底のリーヴィスがどれだけ回復する事ができるか気になるところです。

▼選手別
・トムリンソン
→ラン16回55ydと封じ込まれましたが、20ydTDランと、反則で得たチャンスに2ydTDランを決めて、2TDを上げる活躍。要所で決めるところはさすが。

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・CB”ダレル・リーヴィス”
負傷が長引き、本日もTDを許す。昨シーズンまでなら、抜群の空間把握能力で、相手レシーバーより先に正確な落下地点に回りこむのに、今は完全に抜かれとります。

身長差で不利なモスやオチョシンコを倒してきた跳躍力も失い、並レベルのCBとなってしまいました。Byeで立て直さねば、終わりだぞ。

 

 

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・QB”マーク・サンチェス”
本日はパス17/30回198yd獲得、1TD、2INT。
投げるところをまるで誘導されているような感じで、2INTで済んだのが軽症なぐらいカバーの正面に投げてました。

まだまだブレイディやマニング級には程遠い。

 

2010/10/17 @Invesco Field at Mile High

  1Q 2Q 3Q 4Q OT Total
JETS   0 7 3 14   24
ブロンコス   0 10 7 3   20
 
Game Stats

[引用:NFL JAPAN]

現地17日、ニューヨーク・ジェッツが敵地でデンバー・ブロンコスと対戦。7点ビハインドで迎えた第4Q、ランニングバック(RB)ラダニアン・トムリンソンの2TDにより形勢を逆転し、24対20で勝利した。トムリンソンはラン16回55ヤードながら終盤に勝負強さを発揮。チームの逆転勝ちに貢献した。ジェッツは2戦目から5連勝で今季5勝1敗、ブロンコスは2勝4敗となった。

 先制したのはジェッツ。クォーターバック(QB)マーク・サンチェスがワイドレシーバー(WR)ブレイロン・エドワーズへ32ヤードのTDパスを成功させる。しかし、すぐに同点とされると、そこから突き放されては追いつく展開が続き、7点差で第4Qへ。トムリンソンの20ヤードTDランで一時は同点としたが、またもFGで突き放されて終盤を迎える。ジェッツは試合残り1分30秒を切って第4ダウンギャンブルを敢行。サンチェスが敵陣エンドゾーン付近に投じたパスは不成功と思われた。しかし、相手のインターフェアにより一気に2ヤードまで進出。残りを再びトムリンソンが持ち込んで逆転し、辛くも勝利を拾った。この日のサンチェスはパス30回中17回成功、198ヤード、1TD、2INT。最後の反則に救われた。

 先制されたブロンコスは、直後の攻撃シリーズから先発QBカイル・オートンと新人のティム・ティーボウを併用。敵陣5ヤードまで攻め込むと、ティーボウが自ら持ち込んでプロ初TDを挙げ、試合を振り出しに戻す。さらにキッカー(K)マット・プレイターが59ヤードのFGを決めて逆転。第3Qに追いつかれると、オートンがWRデマリアス・トーマスへ17ヤードTDパスを通して再び突き放したが、3点リードの大詰めにセイフティ(S)レナルド・ヒルが犯したパスインターフェアで勝利を手放すこととなった。

 ここまで絶好調のオートンだったが、パス34回中14回成功、1TD、今季最低の209ヤードで5試合連続のパス300ヤード超えはならず。WRブランドン・ロイドもレシーブ4回74ヤードでレシーブ100ヤードには届かなかった。なお、ティーボウは6回の攻撃機会で合計23ヤードを走り、パスを1度も投げずにお役御免となっている。