フラッコは出ぬのか!フラッコは!?

シーズン中にスーパーボウルを制覇したQB”ジョー・フラッコ”から、ハインズマン賞を受賞したドラ1QB”ラマー・ジャクソン”へ先発交代をはかったレイブンズ。それが当たりレイブンズは、プレーオフ出場を決めました。

注目は、もはや絶滅危惧種のモバイルQBである”ラマー・ジャクソン”のスタイルがどこまで通用するかです。

 

そして、久しぶりにプレーオフに出場したQB”フィリップ・リバース”がリーグ1位のレイブンズD#にどう対抗するかも見ものです。

さぁ、どうなる!

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スコア&ダイジェスト

ハイライト:Youtube

GAME CENTER(NFL.com)

 

1Q

2Q

3Q

4Q

TOTAL

チャージャーズ

6

6

0

11

23

レイブンズ

0

0

3

14

17

総評

開始当初からレイブンズQB”ラマー・ジャクソン”が浮足立って、ファンブル連発。

加えて、チャージャーズが用意したジャクソン封じの手段が、最大7人のDBをフィールドに入れ、スピードでジャクソンのスクランブルを封じるというもの。

この策が当たり、ジャクソンは前半無得点かつ、後半途中にはパスが「マイナス2ヤード」という「お前はダルトンかよ!」と突っ込みたくなる最悪のパフォーマンスを見せます。

 

しかし、一方でチャージャーズQB”フィリップ・リバース”も、スクリメージラインに全員をズラっと並べて津波のように襲い掛かるレイブンズのパスラッシュに大苦戦。

パスプロが全く持たない状況でスローしなければならず、再三のチャンスをFGで終わり、結果5本もFGを蹴る事になりました。

 

第3Qの終盤には点の取れないQB”ラマー・ジャクソン”にレイブンズファンのフラストレーションが限界に達して「フラッコへ変えろ」と声を上げる輩も出る始末。
(私はツィッターで騒ぐだけ)

しかし、レイブンズHC”ジョン・ハーボウ”はプレーオフ出場に貢献したジャクソンを信用し、最後まで起用する事を決めると、ジャクソンもそれに応えて第4Qに2本のTDを連取し、絶望的な状況から1ポゼッション差に迫ります。

 

これには客も盛り上がり、チャージャーズに動揺が走ります。

しかし、最後はジャクソンのファンブルロストでゲームオーバー!

チャージャーズが2回戦に進出し、リバース念願のスーパーボウル出場に1歩近づきました。

 

チャージャーズ フィリップ・リバース

チャージャーズQB”フィリップ・リバース”のスタッツは、パス22/32回160yd、0TD、0INT。

とにかくレイブンズのパスラッシュがえげつなく、リバースが長いパスを投げるスキを作らせません。

かつてパンサーズがプレーオフでも全く敵を寄せ付けない圧倒的な強さでスーパーボウルへ進出した時のD#を思い出しました。
(そしてスーパーボウルでブロンコスにボコられる)

この勝利はD#と、5本のFGを決めたK”マイケル・バッジェリー”のおかげでしょう。

 

ラマー・ジャクソン ジョー・フラッコ レイブンズ

一方、フラッコの隣に座りながらも会話どころか目も合わさないレイブンズQB”ラマー・ジャクソン”のスタッツは、パス14/29回、2TD、1INT。ラン54yd。3ファンブル、ロスト1。

得意のスクランブルを仕掛けるもチャージャーズD#に捕まり、なんと7被サック。
(チャージャーズは1被サック)

“マイケル・ビック”しかり、”ビンス・ヤング”しかり、”ティム・ティーボウ”しかり、このスタイルでレギュラーシーズンは勝ち抜けても、スーパーボウルには到達しないのです。
(コリン・キャパニックは例外として。。)

 

そして、レイブンズHC”ジョン・ハーボウ”が「フラッコは高く売れるぞぉ」と言ってるという記事がNFL JAPANに掲載されておりました。

QBフラッコは市場で売れるとレイブンズHCハーボー

共に苦労して制したスーパーボウルは何だったのか。所詮、ビジネスの世界なので仕方なしです。