NFLイメージ

覚醒?

あと1つ勝てばプレーオフ進出の対戦相手は運の悪いことに既に地区優勝を決めた強豪ベーアズ。

そしてベアーズといえばJETSの次にパッツに大敗を喫したチームでもあり、今試合はパッツ被害者の宴となりました。

会場のソルジャーフィールドは前試合に続いて屋外の寒冷地であり、個人的にはロースコアの接戦になるかと思っていた試合でしたが、意外すぎる殴り合いに発展しました。

[SPONSORED LINK]

▼ ベアーズ先制でスタート。RB”マット・フォーテ”のランでリズムを作りQB”ジェイ・カトラー”のパスで敵陣19ydまで進みFGでベアーズ3点先取。

JETSの1stドライブはWR”サントニオ・ホームズ”の痛恨のファンブルでターンオーバー。 これを起点にRB”マット・フォーテ”がTDランが決めて、0-10とワンサイド臭がしてきた。 だが、今日のサンチェスは前回よりも更に違っていた。

早く的確にレシーバーにミドルパスを通し敵陣3yd。そこからRB”ショーン・グリーン”のTDランで差をつめる。 そしてベアーズの攻撃は自陣15ydからQB”ジェイ・カトラー”のパスをCBからSにコンバートしたCB”ドワイト・ロウリー”がINTしそのままリターンTD!逆転!!ヽ(*・ ω・)人(・ω・*)ノ 14-10

 

さらにベアーズを自陣2ydのパントに追い込み、敵陣36ydから攻撃という絶好のチャンス。 これも最後はRB”ラデイニアン・トムリンソン”の3ydのTDランで決めて突き放す!!前半からこんなに調子いいのはいつ以来だ!? だ~がしかしQB”ジェイ・カトラー”も負けてはおらぬ。
RB”マット・フォーテ”とWR”アール・ベネット”に投げ別けてあっという間に敵陣2yd。最後は自らTDランで差をつめる。
JETSはこの後も好調にドライブしFGで終わらせて1ポゼッション差リードで後半へ。
24-17

 

しかしJETSは後半一発目で流れを変えるミスをする。後半最初のドライブは自陣40ydで4th-3yd。
これをなんとパントフェイクでサンチェスがスナップを受けてWR”ブラッド・スミス”へパスをするがこれが失敗。なぜこんな愚かな事を・・・(=◇=;)

ベアーズに敵陣40ydからの攻撃を与え、ここでQB”ジェイ・カトラー”の豪腕爆発!WR”ジョニー・ノックス”へ40ydのTDパスを一発で通して速攻で同点。

次のJETSの攻撃も1stDownを更新できず。このパントは今までリターンをさせまいと避けてきた、リターン王WR”デヴィン・ヘスター”のパントリターンが炸裂し、ベアーズ敵陣32ydという絶好のスタート。そこからまたもカトラーがド~~ン!!25ydのTDパスをWR”デヴィン・ヘスター”へ通し、あっという間に逆転される。(ノДT)
24-31

だが今日のサンチェスはキレている。RB”ショーン・グリーン”のランで敵陣22yd。そこからロールアウトしながらカバーされているケラーの奥にいるWR”サントニオ・ホームズ”へTDパスを通し、同点!!(°∀°)b
オイ!!今、ホームズに雪球投げたヤツ。ちょっとコイ!!ヽ(`Д´)ノ
31-31

だが、カトラーは止まらない。次ぎはCB”アントニオ・クロマティ”にカバーされているWR”ジョニー・ノックス”へココしかないギリギリのパスを通してTD!カトラーの豪腕が火を噴きっぱなしで止まらん!!!
31-38

JETSはFGで3点返し、ベアーズは17ydのFG失敗。4点差のまま残り1:03、タイムアウト0。

テキサンズ戦のような大逆転に期待するも、ベアーズD#はパスを読みきって、WR”サントニオ・ホームズ”へのロングパスをINTし試合終了。久しぶりにTDの応酬となる激戦もあと一歩及ばずでした。
31-38 (ノДT)

 

▼総評

とにかくサンチェスがキレていた。いつもはボールの保持時間が長く、逃げ回るのに今日は早いタイミングでレシーバーに投げ分ける。しかも投げるボールも何かいつも違い、吹雪を切り裂くような弾道でシャープで力強かった。

D#とD#の間のホームズへするどいリードパスを投げ込むシーンはまるでブレイディかと思いました。 OC”ブライアン・ショッテンハイマー”がタイミングで投げる事を重視させ、良いプレーコールをしていたとしても右肩を痛めて練習を控えてたのにナゼこれほど別人のようなプレーが出来たのかはナゾです。

 

GAORAの解説で半分凍った芝生を長めにしていると指摘があったとおり、JETS陣営は踏ん張りが効かずに滑る滑る。

このベアーズの術中にハマりつつもここまで善戦したのは見事でしょう。 だがこっちがコツコツと重ねたTDドライブを一発で無にするカトラーの豪腕には適わなかった。

1INT喫した後はビビリ気味になったが、JETSのパントフェイク失敗でターンオーバーとなった後からモメンタムが行ってしまって、もうカトラーのロングパスが決まる決まる。序盤は通じていたブリッツが徐々にベアーズOLのパスプロが良くなって通用しなくなったのも原因でしょう。

 

そして再三ヘスター側にキックもパントも蹴らないようにしていたが、ヘスターにリターンのチャンスが回った瞬間にビッグリターンされる始末。

数年前にスーパーボウルに進出した時は守備力だけのチームでしたが(なんせQBがワロスマンw)、今回はO#&D#&ST全てが揃ったチームとなりました。

波の激しいカトラーもチームの支えで試合中に修正できますし、INTを連発しなきゃ死角は無いでしょう。 そのチームと互角の試合をしただけでも満足なナイスゲームでした。悔いがあるとすればケラーのTDパス落球は本当に残念。

 

とはいえ、今試合で一番解せないのはパントフェイクの失敗ですね。

STにサンチェスがいりゃ仕掛けるのバレバレだし、あの状況でする必要は全くなかった。それよりも逆に4Q残り3:09の4th-5ydでパントをする意味がわからん。

ベアーズの攻撃力から考えるとギャンブルしか無いだろ。 生半可ギャンブルに成功してきて、ちょっとオカシクなった感覚も今回の敗戦で修正し、気を引き締めてPOに望んで欲しいものです。

・・・・・と、そうそう既にご存知でしょうがJETSは敗戦でしたが、ジャガースが敗北したためにプレーオフ進出決定です。ヽ(*・ ω・)人(・ω・*)ノ すっきり勝って自力で行きたかったが、結果良ければ全てよし!!
しっかし2年連続って何年ぶりだろ??
NFLイメージ:サンチェスのスタッツは24/37回269ydの1TD、1INT とにかく今日はキレていた。
INTはあのシュチュエーションじゃ投げるとこ決まってるし仕方ないでしょう。 思えば大学3年でブレイクしたので先発QBとしての年齢は超浅い。

まだまだノビシロがたっぷりあって、未知なる力を秘めている可能性があります。
苦難の道でありましたが、2年連続のプレーオフ出場。今度こそたどり着けるかスーパーボウル!?

 

2010/12/26 @Soldier Field,

  1Q 2Q 3Q 4Q OT Total
ジェッツ   0 24 7 3   34
ベアーズ   10 7 21 0   38
Game Stats

[引用:NFL JAPAN]

現地26日、シカゴ・ベアーズが本拠地でニューヨーク・ジェッツと激突し、激しい点の取り合いの末38対34で競り勝った。これでベアーズは、今季11勝 目(4敗)を挙げている。

一方、今季5敗目(10勝)を喫したジェッツもジャクソンビル・ジャガーズが敗れたことでプレイオフ進出を決めている。 ベアーズは第1Qに10点を先制と好スタートをきるが、第2Qに入るとジェッツの猛攻を許し、17対24とリードを奪われて試合を折り返す。

しかし、ベ アーズは第3Q最初のシリーズで、相手の第4ダウンギャンブルを止めると直後のプレイでクォーターバック(QB)ジェイ・カトラーがワイドレシー バー(WR)ジョニー・ノックスへの40ヤードTDパスを通して同点。さらに2TDを追加し、第3Qで38対31と逆転する。第4Qベアーズは早々にFG を決められるが、あとは守備陣が踏ん張り最後は残り約1分にセイフティ(S)クリス・ハリスがINTを奪って熱戦を制した。

ベアーズは、カトラーがパス25回中13回成功と成功率は低かったが、215ヤード、3TD、1INTをマーク。3TDパスは、全て25ヤード以上と自 慢の強肩が炸裂した。

そして、ランニングバック(RB)マット・フォルテがラン19回113ヤード、1TDに加え、レシーブ4回56ヤードとオフェンスを 引っ張った。また、WRデビン・ヘスターも25ヤードTD捕球、38ヤードパントリターン、40ヤードキックオフリターンと活躍している ジェッツは、QBマーク・サンチェスがパス269ヤード(1TD、1INT)を記録するなど、攻撃陣は堅守のベアーズ相手に計393ヤードを奪う健闘を見せた。しかし、守備陣が複数のロングパスを許すなど淡白なディフェンスで大量失点を献上してしまった。