▼総評
互いのQBが足を引っ張られたのは強風。
向かい風の時はボールが失速してINTされるのを恐れてロングは投げれない。追い風の時は飛びすぎてオーバースローになり、序盤は両者振るわずロースコアで展開されました。
だが、後半からフラッコが本気のニュー・フラッコに覚醒。
強力なレシーバー陣にロングパスをヒットさせ、チャンスは全てTDに結びつける勝負強さを見せました。
ロングパスにはダッシュ力のWR#82″トーリー・スミス”。そしてエンドゾーンの局地戦にはルートランとフィジカルのWR#81″アンクワン・ボウルディン”と、確実にレシーバーの得意分野を生かしております。そして、両者のカバーが厳しい時には、伏兵TE#88″デニス・ピッタ”がピタっとレシーブします。(タージンネタ)
以前はFS#20″エド・リード”が突然アリエナイ所に現れてボールをかっさらうカラスD#でしたが、今のレイブンズは競り勝てる強力なレシーバー陣がカラスのように容赦なく空中から次々と襲いかかる、まさにカラスO#。
そしてOC”ジム・コールドウェル”の方針とマッチし、カラスを操るフラッコはQBとして完全に次のステージに上がりました。
もちろんRB#27″レイ・ライス”とRB#30″バーナード・ピアース”のランも無視できず、近年最強のO#力です。
対するパッツは、前試合でTE#87″ロブ・グロンコウスキー”が左腕骨折でOUT。
そしてWR#83″ウェス・ウェルカー”が前半と後半で落球。かつては全力で走りながらどんなパスでもレシーブするキャッチの鬼だったのですが、昨シーズンのSBで敗北に繋がる落球をしてから、落球が目立つようになりました。
注目なのがRB#22″スティーブン・リドリー”がSS#31″バーナード・ポラード”のタックルを側頭部に喰らって気を失い、肝心なところでファンブルロストしたこと。
SS#31″バーナード・ポラード”といえば、かつてチーフスにいた2008シーズンの開幕戦でブレイディの左膝を破壊し、シーズンアウトに追いやりました。
2009シーズンには彼はテキサンズに在籍。そこでWeek17にて、ウェルカーにタックルした際に左膝のACLとMCLを断裂させる重症を追わせて、ウェルカーをシーズンアウトにおいやります。
そして、ウェルカー不在で戦力が低下したパッツはプレーオフで、14-23でレイブンズに敗北します。
さらに2011シーズンのチャンピオンシップでは、現レイブンズに在籍し、TE#87″ロブ・グロンコウスキー”の左膝を捻挫させます。レイブンズは敗退しますが、TE#87″ロブ・グロンコウスキー”は負傷を追いながらSBに出場するも、当然パフォーマンスは上がらず、パッツはSBでジャイアンツに負けます。
彼はチームを変えながらもパッツの主力を肝心なところで破壊する破壊王。パッツの野望をチームが変わっても阻止し続ける、まさにパッツキラーなのです。
パッツファンの彼への恨みは相当深いでしょうな。
そしてCB#31″アキーム・タリブ”が途中で足を痛めて下がり、FS#25″パトリック・チャン”も傷んでD#力低下。
これが後半、連続でTDを許す要因となりました。負傷者続出は敗因の大きな理由だという事は確かです。
個人的に気になるのが、前半に奇策を仕掛けすぎた感があります。
レイブンズD#の集中を乱す事が目的なのでしょうが、パッツが奇策を使う時って、敗北フラグが立つ気がします。
2010シーズンのディビジョナルプレーオフでもJETS相手にパント体型から、不要なギャンブルを仕掛けて失敗し、ターンオーバー。JETSはこのチャンスをTDに結びつけて、結局は7点差でパッツが敗れています。
あと、プレーコールがおかしい。ヘルナンデスにリバースさせたりと、レイブンズ相手に普通のO#は通じないという事でいろいろやるのですが、鉄板のRBへのスイングパスの回数が少なかったり、テキサンズに勝利した時などに比べて不自然でした。
レイブンズD#の強さや風の影響もあるのですが、ブレイディ自身本来の力を発揮できるプレーコールで無かったと思います。
ということで、スーパーボウルは 49ers vs レイブンズ という全米スポーツ史上初の兄弟HCの対戦。
特にAFCはここ10年あまりSBに出るのはパッツ、コルツ、スティーラーズ(レイダースはさておき)のいずれかだったので、今回のSBは非常に楽しみです。
:リーグ最強のコンビはまたしても4度目のSB制覇に届かず。
ブレイディのスタッツはパス29/54回320yd、1TDパス、2INT。
パッツはテキサンズに圧倒的なO#力を見せるも、レギュラーシーズンでも負けているレイブンズはやはり天敵だった。
妖怪ねずみ男のあらゆるワナをもっても、レイブンズの結束は敗れず。
:これがウワサの必殺アリキック。
試合後に1万ドルの罰金がブレイディに課せられます。
踏んだり蹴ったりとはまさにこの事。
:本日も爆発!
ニューフラッコのスタッツはパス21/36回240yd獲得、3TDと大活躍。
もはや彼を「ふらっ子」と呼ぶものはいない。
元「ひよっ子」のイーライと同じく、SBを制覇すればエリートの仲間入り。
ここまで来たら、もうAFCの代表として応援するぜぇ!
:2度目のSB制覇で引退という大団円に、後一歩のレイ・ルイス。
そしてレイブンズのもう一人の顔であるエド・リード。今シーズンは引退を撤回してレイブンズに残っただけに、初のSB制覇のチャンスは逃せないでしょう。
しかし、対戦相手はこれまでの相手と同じD#は通用しないであろう49ers。
レイブンズD#に対抗する策はあるのか?
Darrel を売りに出しているらしいぞ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
Darrel を売りに出しているらしいぞ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
パッツ敗退よりもそっちの方が、やっぱ気になりますね。
まさか新GMのナタがリーヴィスに行くとは。。。あくまで話半分でマジでトレードは辞めてほしいです。
浪花人情的にはリーヴィストレードは
日ハムファンが糸井の放出同様に関して懐く
失望感に似たものを感じてしまう。
しかし、合理的でかつ非情冷淡が
優秀とされることの多い米プロ球団のGMとして
考えそうなこととして、理解が出来る。
今季、早々にリーヴィスoutでその後のD#は
中々のパフォーマンスだったと思う。
そして来季オフにFAもある故障明けの大物選手は
売り時といえば、間違いじゃない。
そしてその見返りで今季の弱点であったQB、WR等のO#の補填に
当てるのでしょうね、たぶん。で、旬を過ぎたマイケルビックを
獲得したりするのかもしれませんwせめて、アスミスにならんかな?
加えて、高額QBサンチェスを売却できずに塩漬けにするのかな?
パッツ敗退よりもそっちの方が、やっぱ気になりますね。
まさか新GMのナタがリーヴィスに行くとは。。。あくまで話半分でマジでトレードは辞めてほしいです。
SBは遂に初の兄弟HC対決、
ハーボウルの実現で脚光を浴びる中、
AFC、C.Cは両チームのDEがArthur,ChanderのJones兄弟対決
でJones Bowlになりました、って、誰も言ってねーかw
来年のN.Y.SBはそれこそマニングボウルになるかもしれませんね、
って、おいおいwww
2ndQのライスのムーブは真横よりも
更に上のステージとなる、『下がりながらスライド』しているようにも見えますね。(そんな動きはヒト科としてありえない!?)
試合内容としては、NEにとってグロコウンスキーというピースが不足していたのが痛かったかな?ま、仕方のないこと。
とにかくレイブンズD#が頑張りましたな。
あの失神タックルターンノーバーで完全にモメンタムが
レイブンズサイドに留まっているようでした。
ともかくブレイディをSBで見るよりは新鮮味が増幅する結果となって
俺としては嬉しい。しっかし、プロボウルをSB前週に挟むのは
何とかした方が良い。
ブーマーさん>
来シーズンはNYだけにJETSがジンクスを破ってくれる事を期待してますが、のっけからリーヴィス放出論とかテンション下がるような話題が出てますね。
試合の方は相変わらず肝心なときにグロンコウスキーがいない。主力なのにプレーオフに入るとケガして何も出来ないというのは、トムリンソンを思い出させます。
しっかし、リドリー失神のシーンですが、あれはヘルメットtoヘルメットにならないんですかね。まるで人形のように崩れ落ちるリドリーを心配しました。
かつ、反撃のドライブではディフレクトされたボールがINT。逆転できる力を持つブレイディもさすがに不幸の連続には呆然でしたね。
さて、お楽しみのSBの前には敗戦者の宴であるプロボウル。今年も辞退者続出で、オールスターもへったくれもありません。
今年の出来で廃止される可能性があるので、ある意味注目ですけどね。
>リドリー失神のシーンですが、あれはヘルメットtoヘルメットにならないんですか
解説の川口氏が「(リドリーの)頭が下がっていたから
反則にならない」みたいなこと言ってませんでしたっけ?
要するに頭を下げて頭頂部から当って行くほうが
(逆に大きなダメージがある場合もあるにもかかわらず)
むしろ罪は重いので、失神したからといって
D#の反則のならない、ということだとおもいます。
ただ、それは川口氏の論理で
正確にはわかりません。
そもそもヘルメットtoヘルメットのルールは
あまり明確ではないですよね、特にRBに関しては。
私はそもそもそのルールが出来る前にプレーしていた時代が
あるのですが、申し訳ないけど、その点はつまらないと思ってます。あ、もちろん、選手の健康への侵害等異論が
ある方は沢山居られるでしょうが、議論をするつもりはありません。一個人の感情としてつまらんルールだとおもいますね。
そもそもハードヒットで大きなリスクがあるスポーツだから
こそ興奮を覚えたのが、このスポーツとのファーストコンタクトですから。
ブーマーさん>
フォローありがとうございます。河口氏の話は全く聞いてなかったのですが、後でスローシーンを見たときにモロにヘルメットから行ってたので、気になりました。
たしかに、あれが反則になるなら、RBが頭下げてわざとヘルメットtoヘルメットをもらいにいけば、いいわけですもんね。
健康被害や選手の引退後の話が大きく取り上げられておりますが、そもそもが格闘技の要素を含んでますしそれが魅力ですから、ハードヒットに関しては私も競技の性質上仕方なしと思っています。
ルールよりも防具や医療とアフターケアの向上で、健康被害を無くす方向が好ましいですね。
ウェルカー嫁の人殺し発言でも波紋を呼んでいますが、素直に裁判で殺人事件に関与した事を認めて収監だけは免れたレイ・ルイスと言い逃れが出来なくなるまでとぼけてムショ暮らしになったビックの二人はその後のNFL人生でも大きく明暗が分かれてしまいましたね。
まあ、人を殺そうがタックルを量産しようが殿堂入り確実なレンジェンドだし、超つまらない試合だったとはいえスーパーボウルMVPの称号が彼のキャリアの全てですが、ビックもそうですがビックは勿論、レイ・ルイスみたいな事件を日本で起こしたらその時点でキャリア終了でしょうね。
セカンドチャンスというか、過去は簡単には清算出来ないけれど、人殺しと言われながらスーパーボウルMVPを勝ち取った12年前のように、地獄を乗り越えれば映画や小説の脚本以上のエンディングを迎えられるんですね。
YM5さん>
ケガ人が多い多いといえど、ちょっとパッツが精細を欠きすぎまして、内容的には昨年のレベルには行かなかったですね。
私もレイ・ルイスを応援してますが、なんせ相手がSBは5勝0敗の祭典無敗のアンダーテイカー的な強さを誇る49ers。
もうフラッコは信用してもいいのか、悩むところです。