ありがとうサンチェス

「JETS狂の宴」のツィッターやフェイスブックのアイコンに未だ使われている選手”マーク・サンチェス”。

このブログのマスコットキャラクター的な存在なのですが、この度は引退を発表しました。

この日が来ることは考えていましたが、悲しいです。

(T0T)

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マーク・サンチェス(Mark Sanchez)とは?

2008年シーズンのジェッツは”ブレット・ファーブ”の電撃復帰と、元エースQB”チャド・ペニントン”のドルフィンズへの電撃移籍で大いに揺れました。

そして新時代に向かうべく、ジェッツは2009年のドラフトにてカレッジフットボール界に彗星のように現れたQB“マーク・サンチェス”をブラウンズに大きな代償を払うトレードアップにより全体5位で獲得しました。

マーク・サンチェス

 

サンチェスは当時リーグ屈指のOLとD#を誇るジェッツで頭角を現します。

・・・頭角といいますか、ダメダメかと思っていたら急に難しいパスを連発で通して逆転勝利を生む「謎の爆発力」「強運」を持っていました。

 

サンチェスはジェッツをプレーオフに導き、AFCチャンピオンシップに進みます。しかし”ペイトン・マニング”率いるコルツに敗北し、スーパーボウル出場をあと一歩のところで逃しました。

 

2010年シーズンもジェッツをプレーオフに導き、ワイルドカードプレーオフでは またも”ペイトン・マニング”率いるコルツと対戦しますが、勝利してリベンジに成功。

さらにディヴィジョナル・プレーオフでは”トム・ブレイディ”率いるペイトリオッツまでも撃破し、プレーオフでレジェンド級QBが率いるチームに連勝する快挙をやってのけます。

しかし、AFCチャンピオンシップにて”ベン・ロスリスバーガー”率いるスティラーズをあと一歩まで追い詰めるも敗戦。

サンチェスはジェッツを2年連続でチャンピオンシップに導く活躍で、今後を期待されました。

 

だが、2011年シーズンは「謎のレシーバー陣入れ替え事件」によりサンチェスのパフォーマンスは低下しプレーオフを逃します。

この後ジェッツは「ペイトン・マニング獲得失敗事件」「ティーボウ獲得事件」など「GMのタネンバウムの頭がイってんじゃねーのか?」と思えるような出来事が連発し、2012年シーズンには伝説となる事件「THE BUTT FUMBLE」(バット ファンブル)が発生。

 

ジェッツは2013年ドラフト2巡でサンチェスの後釜としてQB”ジーノ・スミス”を獲得。

サンチェスはプレシーズンでジーノに上回る内容を残すも、プレシーズン3戦目の4Qに意味不明な登板をさせられ、そこでハードヒットを喰らって負傷し先発をジーノに奪われます。

マーク・サンチェス 負傷 marksanchez

 

さらにジェッツは2014年にQB”マイケル・ヴィック”を獲得して、サンチェスを解雇しました。

 

その後サンチェスはイーグルス、カウボーイズ、ベアーズを渡り歩き、2018年シーズンはレッドスキンズに所属。

QB”アレックス・スミス”の負傷により先発のチャンスを得ますが、最悪のパフォーマンスを見せて交代を余儀なくされます。

 

そして2019年シーズンはどことも契約できず、この度は引退を発表しました。

今後はESPNのカレッジフットボールのアナリストの仕事が決まっております。

さようならマーク・サンチェス

ルーキーから2年連続でAFCチャンピオンシップに出場するも、あとは成績を残せなかったサンチェス。

成績どころか「バット ファンブル」という不名誉な伝説を作り、今後もサンクスギビングが来るたびに取り上げられる事でしょう。

 

しかしながら、現時点でサンチェスが2010年シーズンにチャンピオンシップに出場して以降、ジェッツはチャンピオンシップどころかプレーオフにすら進んでいない苦しい状況が続いています。

2019年シーズンはサンチェスの後輩にあたるUSC出身のQB”サム・ダーノルド”に、ジェッツの暗黒時代を終わらせる期待がかかっております。

 

サンチェスは完全なネタQBでしたが、このブログの開始当初に現れて大いにジェッツを盛り上げてくれました。

このブログが今まで続いているのも、サンチェスのおかげと言っても過言ではありません。それだけに引退は寂しい限りですが、今後はアナリストとしてフットボールに関わっていくとの事ので、いつかコーチとしてフィールドに帰ってくることも期待しています。

 

ツィッターやフェイスブックのアイコンにサンチェスの画像が使われていますが、他にアイコンに使える象徴的な選手がいないので、当分の間はサンチェスのままにしておきます。

ジェッツにアイコンになるぐらいの活躍をする英雄の登場に期待しています。

 

長い間お疲れさまでした。そしてありがとうございました!

NO MORE BUTT FUMBLE!!

マーク・サンチェス ジェッツ mark sanchez