完封!

プレシーズンの最終戦は、ファーストチームは出ない2軍試合。

開幕ロースター当落線上の選手にとっては、最後のアピールタイムとなります。

天国と地獄の分かれ道、勝つのはどいつだ!?

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スコア&ダイジェスト

ハイライト&データ[GAME CENTER(NFL.com)]

 

1Q

2Q

3Q

4Q

TOTAL

イーグルス

0

0

0

0

0

ジェッツ

0

3

3

0

6

オフェンス

QB”トレバー・シーミアン”が先発するものの、注目はQB”ルーク・フォーク”とQB”デイビス・ウェブ”の3rdQB争いになります。

QB”ルーク・フォーク”はスクランブルを仕掛ける判断もよく、走りながらリードパスを決めるシーンもあり高評価。ロングの精度に難がありますが、オフェンスを組み立てる力はあります。

しかし、元ドラ3のQB”デイビス・ウェブ”は奮闘するも、2INTを献上して大撃沈。

もはや勝負あったでしょう。

 

RBに関してはRB”イライジャ・マグワイア”、RB”トレント・キャノン”、RB”ビラル・パウエル”の3つ巴の対決かと思いきや、パウエルは出番なし。

プレシーズンで不利な立場となったRB”イライジャ・マグワイア”は奮闘するも14キャリー29yd獲得という散々な成績で終えました。

もうカットに待ったなしです。

 

WRで意外な結果を残したのが、オーストラリアから外国人枠、いわゆる「International Player Pathway program(インターナショナル・プレーヤー・パスウェイ・プログラム)」で獲得した元ラグビー選手のWR”バレンタイン・ホームズ”(Valentine Holmes)。

レシーブ5回55yd獲得で、両チームを通じてトップの成績を残しました。

特にこのロングパスのレシーブが秀逸。

 

サイドライン際を走りながら後ろからきたパスをレシーブします。ジャグってもこぼさず、加えて足をフィールドに残す事を意識している高度なプレーです。

ロースター争いに影響を与える1プレーだったことは間違いないでしょう。

 

OLは2被サックとぼちぼちの成績。プレシーズンを通してOLが思ったより良いのは嬉しいところです。

ディフェンス

ななな、なんと完封勝ち!

FGを蹴らせないどころか、第2Qではファーストダウンすら取らせませんでした。素晴らしい。

(イーグルスO#にも問題がありますが)

 

この試合でイーグルスはQB”カーソン・ウェンツ”を出さないどころか、引退したハズが開幕前に急きょ契約した元ジェッツのQB”ジョシュ・マッカウン”も出場せず。

マッカウンは試合前にダーノルドと談笑しておりました。

 

投げたのはドラフト5巡のQB”クレイトン・ソーソン”が一人のみで、彼に一試合を任せてみる実戦経験の場としたのでしょう。

しかし、無得点というこの結果はイーグルスにとって非常に残念でした。

 

ジェッツD#はドラ5のルーキーLB”ブレーク・キャッシュマン”が値千金のファンブルフォースでアピール。

DB”マーカス・クーパー”が素晴らしいINTでロースター争いに爪跡を残しました。

パスラッシュではDE”カイル・フィリプス”が2サックを記録。

全体的にパスラッシュが機能していたことが、完封勝ちの要因だったでしょう。

人間、必至になれば出来るのです!

スペシャルチーム

大問題を抱えてしまったのがキッカー。

K”テイラー・ベルトレット”が53yd、56yd、49ydのFGを3本外す大失態。

50yd超が2本あったとはいえ、外して許せるのは1本だけでしょう。

 

取り替えたくても、良いキッカーが市場にいるハズは無いし非常に困った。

こうなったら引退したK”セバスチャン・ジャニコウスキー”を復帰させるしか・・・しかし彼には「40歳のハムストリング」問題がなぁぁ・・

総評

2軍試合でロースコアなれど、DBに問題を抱えるジェッツにとって完封勝ちは朗報です。

そして一定の選手の明暗がくっきりと分かれました。まずRB”イライジャ・マグワイア”は確実にカットでしょう。

近年、ドラフトで獲得したRBとCBに関しては本当にバスト(BUST)ばかりです。

 

その他細かいことは、もうすぐカットの嵐&捨てたカードの拾い合いが始まるので、あまり多くは語らないでおきましょう。

 

プレシーズンも終わり、いよいよ来週から待ちに待った開幕です。

ダーノルドがレベルアップしOLも思ったより良い感じなので、今シーズンこそ地区最下位を脱出できるでしょう。

(イルカがQB迷走してるしね)

 

心配なのは未だに試合に出ないRB”レベオン・ベル”の実力です。たしかに2年前は凄いRBだったのですが、1年のブランクとプレシーズン全試合欠場という現状において実力は未知数です。

果たしてベルはジェッツの救世主なのか?それとも「がっかり・オブ・ザ・イヤー」の優勝候補なのか?そこもある意味で楽しみです。