▼スコア&ダイジェスト

    1Q 2Q 3Q 4Q OT total
シーホークス (13-3-0) 8 14 14 7   43
ブロンコス (13-3-0) 0 0 8 0   8

 

▼総評
シーホークスは、前回SBに出場した時は、当時のシーズンTDラン記録を塗り替えたRB”ショーン・アレキサンダー”をスティーラーズに封じられ負けましたが、今回は逆の立場で、鉄壁の守備力をウリにしたチームで、記録ずくめの最強O#を率いるマニングのブロンコスにまさかの大勝。

 

シーホークスD#はフロントの4人だけで、これまで最強の固さを誇っていたブロンコスOLを外からも中央からもプレッシャーをかけて簡単に潰し、マニングに余裕を与えずショートパスを投げさせ、レシーブされてもDBが速攻で潰す策を展開。

 

一方ブロンコスはファーストプレーでセンターのスナップミスで、セーフティーを献上し、最速失点記録を作ります。
これは大歓声でマニングがセンターにケイデンス(スナップするタイミング)の確認のため寄ったところを、センターが勘違いして、スナップしてしまったという凡ミス。

最強O#を誇るチームがファーストプレーで自殺点。これがチームの歯車を狂わせた事は言うまでもないでしょう。
中立地帯のはずが、いきなりシーホークスファンの洗礼を受けます。

 

この流れを逃すまいと次のシーホークスO#は、ハービンのリバースという切り札的なカードをさっそく切って、ロングゲイン。
ブロンコスD#が踏ん張れない空気を作り、開始数分でモメンタムは完全にシーホークスが掴みました。

この後、マニングが取り返せればいいのですが、完全に封じられるどころかINTを献上する始末。

どうやらブロンコスは、流れを変えるようなスペシャルプレーを用意していないようで、シーホークスD#の予想できる範囲内のO#をするしかありません。

 

逆にシーホークスはリンチに頼らず、パスを多様。普通に考えたらマニングのO#時間を潰すためにランを多様すると思いますが、セオリーの裏をかいて攻めにきました。

QB”ラッセル・ウィルソン”は、強力なD#に支えられ終始落ち着いてプレーし、3TDドライブを演出という活躍で、O#とD#が互いに支えあう最高の形を見せました。

 

最強対決に大差が開いた原因は、決戦に対する準備力ですね。
CB”リチャード・シャーマン”いわく前半途中で既にサインを3つ見破ったとか言っており、ブロンコスのプレーコールやパスルートは全て研究されつくされていたのでしょう。

これまでの戦いと違い、スーパーボウルは蓄積されたデータと2週間という豊富な時間をどう使うかで勝負が決まる事が分ります。

あと、ブロンコスは、プレーオフのこれまでの試合が上手く行き過ぎた分、SBで少しの逆境で簡単に崩れたのか。
シーホークスは逆に49ersとの死闘を制した事が、大きな自信につながったやもしれません。

 

近年のSBは接戦ばかりでしたので、大差がついて早い段階で勝負が決まった今回のSBはつまらないと言う意見が多いと思います。

しかし、最強対決のハズが一方的な試合展開となってしまった事例は、非常にインパクトがあり、いろいろ考えさせられる部分が多く、私は逆に良かったと思います。

ではでは、来シーズンこそJETSのSB制覇を期待して、

See you NEXT SEASON!!

 

それにしても、春日の呪いは恐ろしい。。
( ̄Д ̄;;

140202232832-op6e-100222-mid-single-image-cut

:QB”ラッセル・ウィルソン”のスタッツは、18/25回206yd獲得、2TD、0INT。
昨シーズン、当初はFAで獲得したマット・フリンが先発のはずが、HC”ピート・キャロル”は彼の才能を見抜いて、成功。

あと、自慢のD#陣もドラフト下位の寄せ集めで、その目利きにはたしかなものがあります。

 

140202203424-peyton-manning2-single-image-cut

:一方、記録ずくめで勝ち上がって来たものの完全に封じられ、記録的大敗の”ペイトン・マニング”。
スタッツはパス34/49回280yd獲得、1TD、2INT。

来シーズンもSB制覇に燃えて、リーグを盛り上げてくれるでしょう。