HBK(ハート・ブレイク・キッド)
既にメディアでこぞって取り上げていますが、かつてからフィッツパトリックおじさんのネタを取り上げてきた我がブログでも取り上げます。
2連勝しドルフィンズを支えるQB”ライアン・フィッツパトリック”に降格が言い渡されました。
この決定には本人も驚きを隠せません。
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仲の良かったルーキーに先発QBの座を奪われるライアン・フィッツパトリック(Ryan Fitzpatrick)
先日、このブログのジェッツvsドルフィンズの記事でも、QB”ライアン・フィッツパトリック”とドラ1ルーキーQB”トア・タゴバイロア”の良好な関係を取り上げました。
QB”トア・タゴバイロア”は2020年ドラフトでドルフィンズに指名されましたが、実は彼は昨年の11月に大腿骨を脱臼、骨折の重傷を負ってドラフト1巡で指名されることが危うい状況でした。
なので、ジェッツ戦の残り2分30分で彼がフィールドに出れたことは、絶望からの回帰の瞬間であり、そこでフィッツパトリックも彼への交代を祝福して祝ったのです。
フィッツパトリック自身もジェッツ時代に精神的に病んだため一度引退したのですが、バッカニアーズからオファーでNFLに復帰。そして2019シーズンからドルフィンズに移籍し、今シーズンはタゴバイロアを指南して支えることで己の価値を見出し、2連勝で調子がいい時でした。
そこに降ってわいたのが「ドルフィンズがBYE WEEK明けのWEEK08から先発QBをタゴバイロアにする」というニュースです。
This just in: pic.twitter.com/byikxkJW68
— Adam Schefter (@AdamSchefter) October 20, 2020
当初はフィッツパトリックが後輩のために、退いてその座を明け渡した美談と思っていたのですが、実は違いました。
フィッツパトリックの先発への意欲は衰えておらず、逆にこの交代劇に非常に傷ついて、公にグチったのです。
「私は一日中、心に痛みを感じた。心が張り裂けるようだ。私はスターターとしてプレーし、色々な理由を付けられてベンチに下げられてきた。しかし、今回の理由はこれまでとは異なったものだ。私はこのチームに全身全霊を注ぎ、全てを賭けてきた。このチームを率いるのは自分だと思っていた」 pic.twitter.com/LReQMqO2IH
— Touchdown (@TouchdownNet) October 22, 2020
「私は一日中、心に痛みを感じた。心が張り裂けるようだ。私はスターターとしてプレーし、色々な理由を付けられてベンチに下げられてきた。しかし、今回の理由はこれまでとは異なったものだ。私はこのチームに全身全霊を注ぎ、全てを賭けてきた。このチームを率いるのは自分だと思っていた」
ここまで言っちゃうとはさすがフィッツパトリックおじさんw。
これでドルフィンズと決別してトレードでも要求するのかと思ったのですが、ミーティングや時間の経過とともに心の整理はついたようで、今後はバックアップとしてタゴバイロアを支える事に専念するようです。
参考:【続報】先発を降ろされて心が砕け散ったライアン・フィッツパトリック :バンドワゴンにのっちゃOh!
どうなる?秘技「先発殺し」!?
ハーバード大学を卒業し、これまでNFLで16年間にわたり8チームも所属してきた奇妙な経歴を持つQB”ライアン・フィッツパトリック”。
このブログでもお伝えしていますが、フィッツパトリックおじさんは、どのチームでもバックアップとして所属しながらも、毎シーズン最低1回は先発QBとして出場する奇妙な現象が発生するのです。
ご存知のとおり、バックアップQBとは文字通り先発QBに何かあった時の代役であり、出番がないことか好ましいポジションです。であるにも関わらず、毎年かならず公式戦のフィールドに立つ機会があるなんて、普通ではありえません。ほとんどのバックアップが日の目を見ずに終わるのです。
その先発が回ってくる理由が「先発が試合中に負傷した」、「先発の調子が最悪」という自然な理由もあれば、「先発がロッカールームでケンカしてアゴを殴られ骨折」、「先発がウーバーの女性ドライバーにわいせつした事が発覚し出場停止処分を喰らう」など、様々。
バックアップなのに先発QBを確実に奪う事から、このブログでは通称「先発殺し」と呼んできました。
では、「タゴバイロアにも何らかの不幸が降りかかり、降板する運命にあるのか?」と気になるのですが、これまでの統計からするとありえます。
フィッツパトリックおじさんは、バッカニアーズ時代に開幕3試合出場停止となった”ジェイミー・ウィンストン”の”開幕先発し4試合を投げた後、出場停止が解けたウィンストンに先発交代をしています。
しかし、その後Week8で不調のウィンストンと途中で交代し、翌週から先発に返り咲いたというケースがあるのです。
ジェッツ時代にも期間が空いて先発に2回登板した事があり、決して1回先発したからといって、そのまま引き下がるわけではありません。
好調ながら突如先発を下ろされた今回のケース。タゴバイロアにも何か不幸が降りかかるのでしょうか?
HBKを分かる人がどれだけいるか興味深いです(笑)
それにしてもライアンは何か往年のテスタバーディのような雰囲気を醸し出すようになっていますね。
その先発が回ってくる理由が「先発が試合中に負傷した」、「先発の調子が最悪」という自然な理由もあれば、、、
この下り最高ですね(↑ω↑)
3勝3敗だとプレーオフを逃すからね。単純計算すると8勝8敗だし。
なのでコーチ陣が先発交代を決断するのは当たり前。
長年リーグに在籍してるのに、一度もプレーオフ経験のないヤバい人。