ショックでまともなレビューでない

スーパーボウル出場を決めるAFCカンファレンスチャンピオンシップ第2試合は、27年ぶりのチャンピオンシップ出場のバッファロー・ビルズ vs 昨シーズンの王者カンザスシティ・チーフスです。

ビルズとしては4年連続でスーパーボウルで敗退している歴史があるだけに、スーパーボウル制覇は球団の悲願。

しかし!今回は相手が悪すぎたとしか言えません。

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スコア&ダイジェスト

ハイライト&データ[GAME CENTER(NFL.com)]

 

1Q

2Q

3Q

4Q

TOTAL

ビルズ

9

3

3

9

24

チーフス

0

21

10

7

38

総評

今回スポットを当てたいのが、チーフスWR”メコール・ハードマン”という男です。

第1Qにパントを凄いマフッてビルズにTDを献上するという、重要な試合でとんでもないミスを犯しました。

序盤でありえないミスを犯してサイドラインで荒れるハードマン。

 

もうサイドラインだろうが、布団に入ってふて寝しかするしかありません。

 

そこに来たのがマホ―ムズ「HEY!HEY!」と声をかけて、めっちゃハードマンを励まします。

 

それに応えるが如く、ハードマンはロングゲインにTDランにマフった事を帳消しにする大活躍。

 

マホームズの素晴らしきリーダーシップに応えたハードマン物語。「全米が泣いた」というキャッチコピーは彼のためにあるのでしょう。

 

え?「試合はどうなった」って?

このハードマンの初っ端のミスによるビルズの先制で、私はこの試合の展開を悟りました。

「またテキサンズ戦の展開か?」

天国から地獄 ディビジョナルラウンド3戦目は、変態的な運動能力がウリのQB”パトリック・マホームズ”率いるチーフスが昨年に続き登場。 対するは、1回戦で絶好調ビルズを倒したテキ

 

もうその通りでチーフスは第2Qに21点とってサクッと逆転。ビルズも反撃を試みるも、人知を超えたスピードのチーフスWR”タイリーク・ヒル”にはついていけず、ヒルは172yd獲得。

こんな慣性の法則を無視した動きについていけるかよ!

 

もはや「赤いグロンコウスキー」という通称は古いぐらい存在感があるTE”トラビス・ケルシー”をビルズカバーは止められず118yd獲得。

どんどん絶望的な空気が濃くなるビルズを見ちゃいられない状況となります。

 

ビルズQB”ジョシュ・アレン”も心は荒れてこの態度。

この後、集団小競り合いになるも面倒なので両成敗のオフセット.。

 

結果、チーフスが予想以上にビルズを横綱相撲で倒して勝利。スーパーボウル2連覇に王手です!

私はビルズを応援していただけに、この力の差には愕然としました。

 

しかし!この試合でチーフスOLの要であるLT”エリック・フィッシャー”がアキレス腱断裂の重傷。

RTの”ミッチェル・シュワーツ”も背部の負傷で試合に出ておらず、スーパーボウルを本来の先発両T抜きで戦うことになりそうです。

 

 

勝利したチーフスQB”パトリック・マホームズ”のスタッツは、29/38回325yd獲得、3TD。

前試合の足の負傷と脳震とうでこの試合の出場が危ぶまれていたとは思えないパフォーマンスです。

足の調子が完治していないのか5ydしか走っていません。足に頼らなくても勝てましたが、2週間空くスーパーボウルまでには万全の状態で来るでしょう。

 

タイリーク・ヒルが172ydもレシーブして勝ちましたが、逆にランは総獲得ヤードが100を超えているものの、ハードマンが1回で50yd獲得してる稀なプレーに加えて、ドラ1の”クライド・エドワーズ=エレア”が7ydしか走っておらず、負傷あけから調子が戻らないのが気になるところ。

スーパーボウルにはこの試合を欠場したRB”レべオン・ベル”が復帰しますが、バッカニアーズのパスラッシュに対抗するにはランオフェンスの支えが不可欠かと思います。

 

 

敗れたビルズQB”ジョシュ・アレン”のスタッツは、28/48回287yd、2TD、1INT。

アレンはランでも88yd走る活躍で獲得ヤードトップですが、本職のRB”デビン・シングレタリー”が17ydと不発だったのが痛かったです。

敗北したもののアレンは毎年成長しており、長年にわたるビルズのQB問題が解消された事に加えて、AFC東の他チームのQBが安定していない現状から来シーズンもプレーオフ出場は濃厚。

アレンのキャリアはこれからです。