何があったのか?

衝撃的なニュースが報じられましたがNFL JAPANでは取り上げなかったので、このブログで取り上げます。

NFLで6年間活躍したCB”フィリップ・アダムス”が5人を殺害して、さらに自殺しました。

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フィリップ・アダムス(Phillip Adams)とは?

CB”フィリップ・アダムス”は2010年ドラフトにて49ersが7巡で獲得。ルーキーイヤーのWeek16にて足首を負傷し、手術することになり49ersはカットしました。

その後、ペイトリオッツ、シーホークスを転々とし、2012年~2013年はレイダースで活躍します。

そして2014年はなんとジェッツに所属していました。

2015年にファルコンズと契約し、そのシーズン以降はどことも契約できずにひっそり引退しました。

5人を射殺し自殺

現地時間2021年4月7日、サウスカロライナ州ロックヒルにて、”フィリップ・アダムス”容疑者が5人を銃殺してから、両親宅に戻り、警察とのにらみ合いが続く中で自らの命をたったというニュースが報じられました。

 

この事件で犠牲になったのが地元で有名な70歳の医師と69歳のその妻に加え、5歳と9歳の孫、そして医師宅の外で作業中だった38歳のボイラー技士の5人。

現場の家で仕事をしていたもう1人の技士も撃たれて重傷を負い、6人目の被害者として病院に搬送されことも発表されました。

 

アダムスは5人を殺害したあと、両親宅に移動。警察がアダムスを追い、何が起きたか分からない両親を避難させたあとにまだ家の中にいたアダムスに接触を試みました。

警察が家に突入した時にはアダムスは既に自殺していたとの事です。

 

動機については現時点で不明ですが、アダムス容疑者の父親は「プロフットボールのキャリアが息子を混乱させたと確信している」とコメントしているとのことです。

脳震とう問題なのか?

アダムスは、2010年から2015年のキャリアの中でケガや脳震とうに苦しめられてきましたが、今回の事件と脳震とうとの因果関係ははっきりしていません。

脳震とうと言えば、2012年に起きた元チャージャーズのLB”ジュニア・セアウ”の拳銃自殺が思い出されます。

 

近年は脳震とうによる脳のダメージでうつ状態になる可能性が指摘され研究が進み、NFLも脳震とうに関しては慎重になりました。

その経緯に関しては映画「コンカッション」が非常に勉強になります。

コンカッション Concussion will smith
NFL=悪の巨大組織 1年ぶり以上の映画の窓のコーナーです。今回紹介するのは、超シリアスな実話を元に制作された コンカッション。 コンカッションとは 脳震とう の事で、この映画

 

結構、NFLが都合の悪いことを隠蔽する悪の組織みたいな描写があり、”ウィル・スミス”のようなハリウッドスターを使ってこのような映画の制作が許可されるところに、NFLの深い反省が見られます。

可能性として脳震とうの事を書きましたが、事件の原因はハッキリしておりませんので、あしからず。