スコア&ダイジェスト

GAME CENTER(NFL.com)

 

1Q

2Q

3Q

4Q

TOTAL

ラムズ

7

6

3

7

23

ベンガルズ

3

7

10

0

20

総評

非常にエキサイティングで面白い内容でした。

私はラムズを応援していたのですが、途中でベンガルズに乗り換える事を悩んだもののラムズを最後まで信じて良かったです。
(コラ)

 

特に第4Qで互いのQBが足を負傷して機動力と精度を要求するパスが奪われ、手詰まりになった状況でどちらが先に打開するかの膠着状態は、ハラハラしました。

そして、その状況をぶち壊す事となったスタフォードがノールックパスを通すシーンにシビれました。

 

元ジェッツのQB”マーク・サンチェス”がスタフォードと同年のドラフトで全体5位(QB2番手)でジェッツに獲られてすぐに2年連続でチャンピオンシップに行ったとき、全体1位であるスタフォードはかなり焦ったと思います。

結果的に、12年間もの長きに渡りライオンズで積み重ねた努力がここにきて開花したことが、私も非常に嬉しかったです。

ただ、開花したのがライオンズで無いのが微妙なところ。ライオンズファンは表面では喜びながらも内心は複雑な心境だったと思います。

 

この試合で物議をかもしたのが審判の判定。

この記事内では千鳥の「相席食堂」で表現したところですが、以前よりは審判の判定が明確になりつつも、まだまだ反則は審判の主観によるグレーゾーンがあるコンタクトスポーツなので、選手たちも最高の結果を残すためには、試合ごとに審判の反則の取り具合に合わせる必要があります。

スーパーボウルだから流れを切らないために判定が甘くなるのは毎度のことで仕方ないのですが、緩かった判定を途中から急に厳しくすると選手達に混乱を与えるわけです。

これにはG+(ジータス)解説の村田さんも静かにブチ切れてました。

 

個人的には、両者が判定のおかしさに便乗してTDを獲ったので、五分五分のオフセットと見ていますが、もしベンガルズが勝利していたらラムジーへのフェイスマスクの件は後世にわたる議論の対象になっていたでしょう。

この件さえなければスッキリと見れて良かったのですが、まぁこういう問題を議論したりするのが楽しいのもNFLの魅力です。

 

 

勝利したQB”マシュー・スタフォード”のスタッツは、パス26/40回283yd獲得、3TD、2INT、レーティング89.3。

ライオンズが史上初のシーズン全敗の翌年、2009年ドラフト全体1位でライオンズに指名され12年。3度のプレーオフも1回戦負けで、このままライオンズでキャリアを終えるのかと思った13年目にジャレッド・ゴフとのトレードでラムズに入るや、スーパーボウル制覇!

ちなみにチーム移籍直後にスーパーボウルを制覇したQBは今回のスタフォードを含めて3人しかおらず、その一人は昨シーズンのトム・ブレイディ となります。

 

MVPはWR”クーパー・カップ”。

レギュラーシーズンのレシーブ3冠に加えて、スーパーボウルでもレシーブ8回92yd獲得、2TDと期待に応えました。

しかしながら、満を持してしかけたフィーリースペシャルはオーバースローで失敗。パスは苦手のようです。

 

 

ジャイアンツにてワンハンドキャッチで一世を風靡するも、長年の間、問題児として扱われてきた”オデル・ベッカムJr”。

今シーズンはブラウンズから途中移籍して、ラムズで初のスーパーボウル制覇です。

スーパーボウルでは早々に負傷退場となり無念でしたが、そもそもベッカムがいなければラムズはこの舞台にすらたどり着いていないでしょう。

それにしても、嬉しすぎるとこんな顔するんですね。まるでエビスさんです。

 

 

最後にサックを決めたラムズの重鎮DT”アーロン・ドナルド”も悲願を達成。負けたら引退する話もありました。

3年前のスーパーボウルではペイトリオッツに抑えられ何も出来ませんでしたが、今回は見事なパスラッシュでチームを救いました。

 

元ブロンコスでスーパーボウルMVPを獲得したLB”ボン・ミラー”の加入も大きかったでしょう。

なんせバロウの足を破壊・・いや、ワザとじゃないよ。偶然ですよ。偶然。

 

 

今回の勝利は、各チームのスターを呼び寄せてまとめあげた若きHC”ショーン・マクベイ”の手腕のたまものでしょう。

写真では祝福のゲータレートシャワーに乳首透けを気にするオチャメな一面をみせております。

それにしても、あんなに仲が良かったゴフを切ってスタフォードを引き入れたのも苦渋の決断だったと思います。

これも勝負の世界なので仕方なし。

 

しかしながら、今シーズンにオールイン(キャップもドラフト巡も使い切った)したラムズの来シーズン以降はどうなるのか気になるところです。

まぁ、スーパーボウルを制覇できたのですから、ファンから文句は無いでしょう。

 

 

一方、2年目にしてスーパーボウルに上り詰めるも敗北したベンガルズQB”ジョー・バロウ”のスタッツは、パス22/33回、1TD、レーティング100.9。

今後もリーグを背負って立つ逸材になることは間違いない逸材です。

ベンガルズはラムズに比べてチームを立て直す余力はあるので、補強して来シーズンもこの舞台に立つ可能性は大いにあります。

 

 

ということで、NFL2021-2022年シーズンはこれにて終了。

我らがジェッツはまたもプレーオフすら行けませんでしたが、QB”ザック・ウィルソン”やその他若手たちの成長が見られたシーズンでした。

ドラフトもシーホークスのおかげで1巡が2つもあり、来シーズンこそ躍進に期待したいです。

 

加えて、来シーズンのG+(ジータス)の開幕特番にて森さんにジェッツの事をスルーしてもらえらば、プレーオフに行けるでしょう。

そもそも、今シーズンは森さんが「ジェッツは上がりますよ~」と言った時点で嫌な予感はしていました。

森さんの解説は適切で分かりやすいのですが、なぜかスーパーボウル予想は毎回外しており、今回もベンガルズの勝利を予想していたようです。

オードリー春日の呪いに加えて、森さんの予想もシーズンを占う指標として注目した方がよさそうです。

 

振り返れば、トム・ブレイディもNHKも去ってしまったNFL史に残るシーズンとなりましたが、この物語は永遠に終わらないネバーエンディングストーリー。

終わりがあるとすれば、ジェッツがスーパーボウルを制して、このブログが完結する事です。

 

それでは、

SEE YOU NEXT SEASON!

 

※がっかり・オブ・ザ・イヤーの投票、よろしくお願いします!

スーパーボウル前にやってやる 本来はスーパーボウル直前にチーム紹介や予想などの記事を書こうと思ったのですが、そういうは腐るほどニワカのニュースサイトやYoutbeでやっているので

おまけ

今回、ハリウッドのおひざ元であるロサンゼルスでの開催だったので、セレブがわんさか会場に訪れていました。

詳細は以下の記事を参照。

第56回スーパーボウルは会場を歩けばセレブに会える状態!来場したセレブを紹介 – フロントロウ -海外セレブ&海外カルチャー情報を発信

 

そして、スーパーボウルといえば30秒6億円と言われるCMも名物です。

詳細は以下の記事を参照。

30秒の枠が約7億円! 2022年版スーパーボウルの傑作CM8選。

 

その中でも異色だったのがQRコードの色が変わりながら画面を移動するだけの広告。

1分間もこの画面が続くCMは大手仮想通貨取引所Coinbaseが出したもの。

このQRコードを読み込むとキャンペーンサイトに繋がるのですが、アクセスが殺到しすぎてサーバーダウン。

狙い通りと言えば、狙い通りの結果となりました。