野戦病院・アット・マイル・ハイ

パッカーズを倒して3連勝と調子に乗るジェッツの次の相手は、デンバー・ブロンコス。

ブロンコスはチーム不振に加えてQB”ラッセル・ウィルソン”が欠場とのことで、今のジェッツならば楽勝だと思っていたら、そう簡単には行きませんでした。

予想外の困難がジェッツの前に立ちはだかります。

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スコア&ダイジェスト

ハイライト&データ[GAME CENTER(NFL.com)]

  1Q 2Q 3Q 4Q TOTAL
ジェッツ 7 3 0 6 16
ブロンコス 6 3 0 0 9

オフェンス

試合の数日前にWR”イライジャ・ムーア”がレシーブ機会に恵まれなくなった事からトレードを要請。

その影響かムーアはインアクティブとなり、開幕前にトレード要請していたWR”デンゼル・ミムズ”が出場機会を得ました。

しかし、ミムズはこのチャンスにやっぱりパスをドロップ。やっぱりこっちをトレードに出しましょか・・・

 

それはさておき、ブロンコスはこれまでオフェンス力が無くとも泥沼ロースコアゲームを展開してきました。

この事を冷静に考えるとD#は超絶に固いのです!
!∑(゜ Д゜)

 

容赦ないパスラッシュ相手にヨワヨワのジェッツのOLは対抗できずQB”ザック・ウィルソン”は精彩を欠きました。

かつ、途中で頼みのドラ1OL” アライジャ・ベラタッカー”が肘を負傷してOUT。

もはや開幕前に見たOLのデプスチャートは原型をとどめておりません。

 

ウィルソンは機動力で逃げまくるも、3被サック。

 

スタッツはパス16/26回121yd獲得、0TDという勝利したQBには見えない内容。

 

頼みのRB”ブリース・ホール”は期待どおり62ydのTDランで先制します。

しかし、ホールは第2Q終盤に膝を負傷してOUT。その後はランオフェンスは死亡です。

さらにエースWR”コーリー・デイビス”も膝を捻挫して、オフェンスの主力を3人も失う最悪の展開になり、苦しい試合でした。

 

話を戻してQB”ザック・ウィルソン”のパス精度が悪いという話を聞きますが、実は昨シーズン終盤からINTの数が圧倒的に減っており、今シーズンも1回しかINTされていません。

これは無理投げをせず、ターンオーバーをしない事を重視しているためしょう。

これまでもウィルソンが試合を壊さず、要所で集中してパスを通して得点につないでいる事で勝利しています。

 

決勝点はブロンコスCB”ケーワン・ウィリアムス”のパス・インターフェアランスで一気に敵陣30ydまで進んだドライブでしたし、とにかくオフェンスが進まずとも焦らず「ターンオーバーを犯さない」という姿勢を貫くことが、今シーズンのウィルソンの無敗を支えています。

ディフェンス

ブロンコスはQB”ラッセル・ウィルソン”が欠場となり、バックアップのQB”ブレット・リピン”が先発。

このQB、かつてワシントン(当時レッドスキンズ)で2度のスーパーボウルを制したQB”マーク・リピン”の甥っ子で、2020年のジェッツ戦でも先発し勝利している いわく付きのQBです。

走れダーノルド 今週1発目の試合、サースデイナイトは3連敗どうしの盛り上がりにかけるカードとなりました。 両チームとも負傷者が多いのですが、ブロンコスの先発QBが初先発の"ブレ

 

前試合のパッカーズ戦でジェッツのDLはパッカーズOLを相手に圧倒したので、今試合でもブロンコスOLを圧倒してくれるかと思ったら・・・やっぱ弱い。
(;´Д`)ノ

サックは数はわずか1回です。

 

しかしリピン君はちょっとプレッシャーがかかるとすぐにパスの精度が落ちるので、攻略は簡単。

DE”クイネン・ウィリアムス”のパスラッシュに慌てて投げたところにS”ラマーカス・ジョイナー”が貴重なインターセプトで流れを断ち切りました。

 

後半を無失点で乗り切ったのは大きかったです。

 

そして今回もCB”ソース・ガードナー”が光りました。WR”コートランド・サットン”をカバーしてTDパスやギャンブルを封じます。

しかしながらガードナーのカバーってジェッツファンから見てもインターフェア臭いのですが、なぜかインターフェアになりません。

・・審判に何か渡してる??まぁ気にしない、気にしない。

 

CB”D.J・リード”も絶好調でロングパスやファーストダウンを阻止する大活躍。

LB陣がRB”ラタビアス・マレー”やRB”メルビン・ゴードン”のランを抑えることでパスを投げさせる展開にもっていけたのも大きいでしょう。

スペシャルチーム

今日は絶好調のK”グレッグ・ズーライン”、3本のFGを全て決めております。

こういう接戦でこそキッカーは光ります。

総評

ブロンコスに勝利するものの、ジェッツは攻守ともに反則の多さが足を引っ張り、さらにファーストダウン数や獲得ヤードでもブロンコスを下回り、手放しで喜んでいい内容ではありませんでした。

 

これでジェッツは4連勝。5勝2敗は2010年シーズン以来とのことで好調な久しぶりに好調な滑り出しです。

(∩´∀`)∩ワーイ

 

今シーズンはD#とランの強さで勝利しており、これも2年連続でチャンピオンシップに出場した2009,2010年シーズンと類似します。

しかし、あの頃はOLも安定して強かったのですが、今はOLがヨワヨワ。

さらに、先のニュースでもお伝えしましたがRB”ブリース・ホール”とG”アライジャ・ベラタッカー”がシーズンエンドするというトラブルが発生しています。

嘘だと言ってよ、マジで ブロンコス戦のレポートを書く前ですが、速報をお伝えします。 ジェッツ好調の原動力であるRB”ブリース・ホール”とG” アライジャ・ベラタッカー”の2名が

 

RBはジャガーズから”ジェームズ・ロビンソン”を獲得して補強しました。

ジェームス・ロビンソン
今シーズンはあきらめるわけにはイカンのじゃ 前回のニュースでお伝えしたとおり、ジェッツの快進撃を支えてきた主力2名のシーズンエンドが決定。 ジェッツはテコ入れのために新たなRB

 

怨敵ペイトリオッツ戦を前に貴重な戦力を失いましたが、今シーズンのジェッツならばなんとか勝利するだろうと信じています。

いや、なんとかしてもらわないと困る!!
ヽ(`Д´)ノ