総評

レイブンズQB”ジョー・フラッコ”は、最初はパスが冴えないどころか、ハンドオフのさいに足がOLの足に引っかかりコケるという、決戦にあるまじきミスを犯し、今日は不調の「ふらっ子」の日かと思いきや、建て直して第2Q以降は毎Qに10点を取る安定したO#を展開。

やはり、少々無理なパスでも超スピードとジャンプ力でレシーブできるWR”トリー・スミス”の存在はデカイです。

かつ、元パンサーズのエースWR”スティーブ・スミス”も5レシーブ101ydと爆発。スミス&スミスと非常にややこしいレシーバー陣ですが、この2匹のカラスの破壊力はすさまじいものがあります。

 

レイブンズのD#では、復帰した”ハロティ・ナーター”は成績は1タックルなれど、その存在感でロスリスバーガーにプレッシャーをかけておりました。
そしてFAX契約失敗野郎(まだ言う)のDE”エルビス・デューマビル”が2サックと活躍。計5サックでロスリスバーガーを封じました。

 

対するスティーラーズですが、敗因は反則による自滅。ただでさえスタジアムは黄色いタオルだらけなのにフィールドにも黄色いハンカチが飛びまくり、なんと114ydを反則で損失。
とくにホールディングでTDが無効になったシーンは最悪です。
(ちなみにレイブンズの反則損失は、わずか14yd)

 

あと、第4Qのラスト4分、3rd-21ydというシュチュエーションで、ロスリスバーガーが脳震とうの疑いでサイドラインに下がる事を強要され、相手にO#が渡ればほぼ負ける重要な場面でバックアップQB”ブルース・グラドコウスキー”に交代せざる得ない大ピンチとなります。

しかし、このグラウドコウスキーが予想外にもギャンブルを含めて、1stDownを更新という快挙をやってのけ、敵陣14ydの大チャンス。

ここでTDを決めれば、スティーラーズにまだ勝機があるものの、ここでフィールドに戻る許可を得たロスリスバーガーは交代したとたん、エンドゾーンでINTされるという大失態をやりました。

あと2プレーぐらい寝とけば、バックアップがTDとってたかも。

 

スティーラーズは最後の最後にパントブロックでセーフティーを奪い、勝利への執念を見せるも、結局は敗北。RB”レベオン・ベル”の欠場も響き、久々のプレーオフは1回戦敗退でした。

 レイブンズは次は因縁のパッツと対戦。プレーオフで何度も死闘を交えている相手だけに、今回も接戦が予想されます。

 ジョー・フラッコ ワイルドカードプレーオフ:フラッコのスタッツはパス18/29回259yd獲得、2TD。

被サックが1とOLの支えもあり、INTなしと好調でした

 

ベン・ロスリスバーガー:ロスリスバーガーのスタッツはパス31/45回334yd獲得、1TD、2INT。

レイブンズより10分も長くO#するも、得点に結びつかず。

あと、味方が弾いたボールをレイブンズDE”テレル・サッグス”に足でINTされるという不運もありました。

脳震とうの疑いで2プレー下がり、直後のプレーで勝負を決めるINTを献上。1回集中を切らざる得ないのも不運でした。