どちらも連敗しすぎて崖っぷち

いよいよQB”ジーノ・スミス”率いる新生シーホークスとの決戦です。

カンファレンスは違えど、どちらもプレーオフ進出のためにはもう負けられない崖っぷち状態。

さあ、プレーオフに一歩進むのはどっちだ!!

[SPONSORED LINK]

スコア&ダイジェスト

ハイライト&データ[GAME CENTER(NFL.com)]

 

1Q

2Q

3Q

4Q

TOTAL

ジェッツ

3

3

0

0

6

シーホークス

10

7

3

3

23

オフェンス

先発QBは”ザック・ウィルソン”からビルズ戦の肋骨の負傷が回復したQB”マイク・ホワイト”が務めましたが、持ち前のクイックパスが出来ず、ボールの保持時間が長くなりテンポが悪く、期待していたオフェンスが出来ませんでした。

 

今シーズンはD#が弱いシーホークスであるのに関わらず、WR”ギャレット・ウィルソン”をはじめとしたレシーバー陣へのカバーが厳しく、ホワイトはスクランブル等の意外性が無い純正ポケットパサーなので、ホワイトのオフェンスの傾向をほぼ読まれていたのでしょう。

かつ、ホワイト自身も相手のD#を読む力が不足していたかと思います。

この辺りはシーホークスHC”ピート・キャロル”の手腕でしょう。

 

加えて、ホワイトは刻んで進むタイプであるにも関わらず、2ndDownでカバー済のレシーバーにロングパスを投げるなど、冷静さを欠いた部分もありました。

 

結果、ホワイトは1度もTDドライブを演出できず、スタッツはパス23/46回、240yd獲得、0TD、2INT。

2度のインターセプトは酷いもので、この試合で彼の良さは完全に死んでいました。

 

レシーブのトップはTE”タイラー・コンクリン”の6レシーブ80yd獲得。

WR”ギャレット・ウィルソン”は11回もターゲットになりながらも3レシーブ18yd獲得。CB”タリク・ウーレン”等の厳しいカバーに合い封じられましたが、一応ルーキーで1シーズン1000ydレシーブを達成。おめ。

 

ランはRB”タイ・ジョンソン”が8キャリー46yd。RB”ゾノバン・ナイト”が8キャリー27yd。

結構、ランは抜けていた気がしますが、数値ではそれほど稼げてません。

 

いずれにせよオフェンスに改善は見られず、来シーズンへの大きな課題となります。

ディフェンス

QB”ジーノ・スミス”が因縁の古巣ジェッツに挑む大試合。

さすがにジェッツ時代よりかなり成長しており、パス精度や判断力が段違いにレベルアップしていました。

もはやジーノは我々が知っているジーノではありません!!!
(´・ω・`)

 

やはりこの試合でも、ジェッツの弱点である地上戦におけるD#の弱さを突かれました。

いきなりRB”ケネス・ウォーカー”に60ydのロングゲインを許して、オープニングドライブをわずか3プレーでTDを奪われます。

 

他にもジーノからRB”ディージェイ・ダラス”への起点を効かせたショベルパスからのロングゲインでやられます。

 

QB”ジーノ・スミス”のスタッツは、パス18/29回183yd、2TD、0INT。

思ったより数字はありませんが、ミスをせず得点を積み重ねた事は評価できます。

 

致命的だったのがRB”ケネス・ウォーカー”に133ydも走られた事でしょう。

加えて、伏兵だったのがRB”ディージェイ・ダラス”。要所で活躍してラン43yd、レシーブ55ydを稼いでいます。

 

ジェッツのパスラッシュは序盤は届かないものの、徐々にDE”ジョン・フランクリン=マイヤーズ”DE”カール・ローソン”がサックを記録し、流れをジェッツにもたらすシーンがありました。

しかし、オフェンスがそれに応える力が無かったのが悔やまれます。

 

優秀だったのが相変わらずパスディフェンス。

エースWR”D.K・メットカーフ”のレシーブはわずか3yd。WR”タイラー・ロケット”もレシーブをわずか15ydに抑えています。

CB”ソース・ガードナー”はキャリアハイの4パスディフェンスを記録する活躍でした。

 

その分、TE”ノア・ファント”がオープンになっているシーンが目立ってやられました。LBとSのパスディフェンスも向上すべきところです。

スペシャルチーム

P”ブランデン・マン”がパントブロックまではいかないものの、パントに触られて相手に

良いフィールドポジションを与えるシーンがありました。

 

K”グレッグ・ズーライン”は57ydのFGを外して2/3。以前もこの距離を外しているので、難しいFGとはいえ50yd以上の成功率をUPしてほしいところです。

 

シーホークスのキッカーは、かつてジェッツでプロボウルに選出された”ジェイソン・マイヤーズ”。

かなり良いキッカーですが、今日は3ポゼッション差のリードに開く1本外しています。

古巣ジェッツへの情け?

総評

ジェッツ史における珍事件を起こしたQB”ジーノ・スミス”に負けました。
チッ(・д・)

これまでの記事でジーノに関する説明が不足していたと思いますので、通称「アゴ事変」のリンクを貼っておきます。

これは悲報か朗報か・・デプスチャートが出たので、その記事を書こうと思った矢先に衝撃すぎるニュースが飛び込んできました。QB"ジーノ・スミス"がアゴを骨折し、なんと6~10週間の欠場

↑普通、先発QBが開幕前に負傷したら一大事なのですが、ジーノのアゴが割られた時はジェッツファン全員が喜んだので、いかに前年が酷かったのかが伺えます。

 

しかし、ジーノはスーパーボウルを制したQB”ラッセル・ウィルソン”の後任というプレッシャーがかかる大役を引き継いで、古巣であるジャイアンツ、チャージャーズ、そしてドラフトされた始まりのチームであるジェッツを倒して「リベンジツアー」を成し遂げました。

シーホークスは現時点でプレーオフ出場が確定していませんが、ジーノの活躍で下馬評を覆して ここまでこれたことを評価しなければなりません。

酌ですが。

 

 

一方ジェッツは地獄の5連敗。

そして、今週ペイトリオッツがドルフィンズに勝利したため、最終戦のドルフィンズ戦を待たずにシーズンエンドです。

 

正直なところプレーオフにはペイトリオッツ以外が行ってほしいので、来週、私はジェッツよりドルフィンズを応援するという異例の観戦を考えています。

しかし、それでドルフィンズが負けると「ジェッツ狂の呪い」とかで恨まれそうなので、あまり大きな声を出していいません。

 

あと、今シーズンは毎年行っている「スピンオフ」はやらない予定です。あれは余力が無いとできない所業でして・・

 

参考:昨年のスピンオフ ブログ

呪いなんてなーいさ、呪いなんて嘘さ♬ チャンピオンシップにてチーフス敗戦により「JETS狂の宴」スピンオフ、チーフス応援サイト「チーかわ」も終了となりました。

 

なにわともあれ、今シーズンもお疲れ様でした。

終劇