進撃のイレレバント

ディビジョナルラウンド最後の対戦はブレイディ率いるバッカニアーズを圧倒したカウボーイズと、Mr.イレレバントことQB”ブロック・パーディー”が率いる49ersが激突です。

 

両チームとも一時代に黄金期を作ったNFLを代表する古豪かつ人気チーム。

しかし、近年はスーパーボウル制覇から遠ざかっており、ファンのためにも  もう一度頂点に経たねばなりません。

さぁ勝つのはどっちだ!?

 

そして、前試合で4連続でエクストラポイントを外したカウボーイズのキッカー”ブレット・マーハー”君は大丈夫か!?

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スコア&ダイジェスト

ハイライト&データ[GAME CENTER(NFL.com)]

 
  1Q 2Q 3Q 4Q TOTAL
カウボーイズ 0 6 3 3 12
49ナース 3 6 0 10 19

総評

試合開始前のアップ時間、キックの練習をするマーハ君にプレッシャーをかけようと近寄る49ersの選手。

「心が腐ってる!」「邪悪そのものだ!」と思うかもしれませんが、悲しいかなこれは戦争なのです。

 

先にマーハ君の結果だけ伝えると、最初のTDのエクストラポイントをブロックされ、また1本外しました。

しかしながら、ブロックされなくても外れる方向に蹴っていたので、むしろ「ブロックしてくれてありがとう」状態でした。

しかしながら2本のFGは決めて、調子を取り戻したようです。

 

 

試合の方は、両者ともディフェンスが強いためロースコアの展開。

そうなればキッカーの信頼度が試合を左右します。

 

キッカーを信用できないカウボーイズに前半2ミニッツにFGレンジに入るも、ギャンブルを慣行。

ギャンブルを成功させるも、カウボーイズQB”ダグ・プレスコット”が49ersLB”フレッド・ワーナー”にインターセプトされて、むしろFGを蹴っておけば良かった状況になります。(入るかどうか別の話)

 

逆にキッカー”ロビー・ゴールド”に絶大な信頼を寄せる49ersは、前半終了ラスト1秒にゴールドの50ydのFGでリードして折り返します。

 

 

後半、49resがパントリターンでファンブルロストするも、No1ディフェンスでカウボーイズのオフェンスをFGに抑えて、ミスを少ないダメージでカバー。

 

接戦の中で49ersTE”ジョージ・キトル”が繰り出したのが、見事なジャグリングキャッチ!

 

この千載一遇のチャンスにRB”クリスチャン・マキャフリー”が、この試合で49ers初のTDを決めて 9 – 16 と一気に突き放します!

 

この後、両者FGを決めて12-19 となり、カウボーイズは最後に奇策「ロンリーセンター」でラグビープレーでTDを狙おうとするも・・

中央高めに投げたため、速攻でタックルされてゲーム―オーバー!

それ以前に、2ミニッツのタイムマネジメントはもっと何とかならなかったのか?

 

ということで、49ersが4年間で3度目のチャンピオンシップ出場を決めました。
( ゚∀゚)o彡

 

カウボーイズは、1995年以降ディビジョナルラウンドでの成績は0勝7敗。

今回もここから先に進められずシーズンエンドとなりました。

 

 

またも勝利した49ersのMr.イレレバント”ブロック・パーディー”君のスタッツは、パス19/29回214yd獲得、0TD。

カウボーイズのディフェンスに苦戦するものの、大きなミスを犯さず連勝記録を伸ばしました。

 

いくら脇を固めるタレントがそろっているとはいえ、それを生かすのも殺すのもQB。

今シーズンのジェッツを見ると、それが痛いほど分かります。

 

 

SNSで話題になったのが、ドラフト名鑑2022の有馬さんのコラムにて、パーディー君をドラフト前に「ネクスト ブレイディ」と予言していたこと

一部を抜粋しますと、

「今回のドラフトでの上位指名QBを簡単に考察してみたが「ブレイディ候補」はいるだろうかと言われればNO」

「そんななかでひとり面白そうなQBがいる。ドラフト5巡目あたりで指名を受けるだろう。アイオワ州立大のブロック・パーディーである。」

「サイズ不足ではあるが、備わっているパッシングスキルは非常に頼もしい。細やかで乱れにくい投球動作と素早い判断力が光り、ポケットワークもうまい。」

「”ブレイディ要素”はおおむね揃っているように見える」

「出場のチャンスが回ってくれば、及第点以上の結果を残せそうだという期待感が募って止まない」

 

→コラムではドラフト5巡あたりに獲得されると予想されるも現実には、ドラフト7巡の一番最後であり、ドラフトされなかった可能性も大いにあったわけです。

有馬さんスゲェぜ!本場スカウトも真っ青だ。
( ゚∀゚)o彡゜

 

 

敗れたQB”ダグ・プレスコット”のスタッツは、パス22/37回206yd獲得、1TD、2INT。

ロースコアの接戦において、この2INTは致命的でした。

 

さらにRB”トニー・ポラード”が負傷し、RB”エゼキエル・エリオット”のランも不発だったことも敗因でしょう。

パスはOLが49ers”ニック・ボサ”のラッシュを止めて1被サックに抑えたにも関わらず、ほぼWR”C.D・ラム”に頼る苦しい展開でした。

 

キッカー問題もありましたが、それを差し引いても痛い敗戦です。