圧倒的な実力差

いよいよNFL2022-2023シーズンは4強が対戦するカンファレンスチャンピオンシップに到達。

勝った方が夢の舞台スーパーボウルに行ける天国と地獄を分けるステージだけに、ファンにも緊張が走ります。

 

まずはNFCの第2シードである49ersと第1シードのイーグルスが対戦。

49ersは、無敗の12連勝のルーキーQB、Mr.イレレバントこと”ブロック・パーディー”君のスーパーボウル出場という偉業達成にも期待がかかります。

ちなみにパーディー君はイーグルスQB”ジェイレン・ハーツ”とカレッジ時代にも戦っており、その時はハーツが僅差で勝利しているとの事です。

 

ディビジョナルで圧倒的な強さを見せたNo1オフェンスのイーグルスが勝つのか?はたまたNo1ディフェンスを誇る49ersが競り勝つのか?

頑張れパーディー!俺は応援しているぞ!!

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スコア&ダイジェスト

ハイライト&データ[GAME CENTER(NFL.com)]

 

1Q

2Q

3Q

4Q

TOTAL

49ナース

0

7

0

0

7

イーグルス

7

14

7

3

31

総評

結果から言うと、なんと堅守を誇る49ersが3ポゼッション差以上をつけられ敗北。

イーグルスQB”ジェイレン・ハーツ”はレギュラーシーズンから続く右肩の負傷はまだ完治していないにも関わらず、4thDown-3ydのギャンブルでロングパスを成功させ先制のTDにつなげます。

↑まさにスーパーレシーブ。

しかし、この角度から見るとボールをしっかりかかえて正当なレシーブに見えるのですが、後にカメラアングルを変えた映像で見ると実は落球してギャンブルを失敗しているのです。

この時、イーグルスは急いで次のプレーを敢行したため、チャレンジは行われませんでした。

ここが試合の流れを決めたターニングポイントの1つだったでしょう。

 

 

逆に49ersQB”ブロック・パーディー”は、LB”ハーソン・レディック”に腕を引っかけられパス失敗。

これをイーグルスにチャレンジされファブル扱いとなり、ターンオーバーを奪われます。

 

さらに49ersに最悪のアクシデントが発生。

この時にパーディー君は右ひじを負傷し、投げられる状態では無くなりました。

 

交代したQBは、長年においていろんなチームを渡り歩くベテランQB”ジョシュ・ジョンソン”

ジェッツの2年前のプレシーズンにもいた選手なので、どの程度のQBかは知っています。正直、この大舞台で勝利に導ける実力はありません。

 

49ersのオフェンスはもはやRB”クリスチャン・マキャフリー”のランが頼りになります。

レジェンドRB”ラダニアン・トムリンソン”を彷彿とさせるワンマンアーミーぶりでタッチダウン!

 

ディフェンスはサック王”ニック・ボサ”が自陣1ydでQB”ジェイレン・ハーツ”を倒すパフォーマンスを見せます。

 

後は強いディフェンスで守り切ってロースコアの接戦に持ち込めば勝機があったのですが、QB”ジョシュ・ジョンソン”がスナップミスでファンブルロストするなど、やはりオフェンスにこれ以上、得点できる力はありません。

 

さらに悪い事は重なるもので、この”ジョシュ・ジョンソン”まで第3Qに脳震とうでOUT。

 

もはや負傷したパーディー君がハンドオフマシーン徹してオフェンスを組み立てねばならない手詰まりの状況になり、白旗状態に。

 

 

こうなると試合はイーグルスの独壇場となり大差で勝利!イーグルスが5年前とは別のHCとQBでスーパーボウルにコマを進めました。

 

極寒のゲータレートシャワー!殺す気か!
!∑(゜ Д゜)

 

 

1年の間に急成長したQB”ジェイレン・ハーツ”のスタッツはパス15/25回121yd獲得、0TD、0INT。

特徴はとにかくインターセプトやファンブルロストといったターンオーバーがない安定性です。

ランではRB”マイルス・サンダース”が42yd獲得2TD。

31点も取っているのですが、チーム全体の獲得ヤードは269ydと少なく、かなり効率的に点を重ねた印象です。

 

未だハーツの右肩が完治していないにも関わらず、プレーオフでも他を寄せ付けない強さを見せました。

スーパーボウルももしかしたら、イーグルスのワンサイドゲームになる可能性をはらんでいます。

 

 

敗れたMr.イレレバントことQB”ブロック・パーディー”のスタッツはパス4/4回23yd獲得。

ランはRB”クリスチャン・マキャフリー”が15回84yd獲得、1TDと活躍。

 

49ersはレギュラーシーズンから”トレイ・ランス”、”ジミー・ガロポロ”と次々とQBを負傷で失ったため”ブロック・パーディー”にチャンスが回ってきたのですが、そのパーディーがこの大事な試合で負傷するとは、とことんQBに受難が降りかかります。

 

この現象はOLが悪いだけなのか、それとも別の要因があるのかは謎です

 

最新のニュースでは、パーディー君は右肘の内側側副靭帯(ないそくそくふくじんたい/UCL)を完全に断裂しており、手術が必要で完治には半年以上かかる大ケガとのこと。

 

49ersの来シーズンのチーム構想は分かりませんが、完全復活して再び活躍を見せてくれることに期待します。