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った30時間で倒さねばならぬ敵に

長年にわたりJETSの司令塔をつとめ、プレイオフに導いてきた”チャド・ペニントン”が電撃解雇され、その30時間後に同地区の宿敵”マイアミ・ドルフィンズ”と契約しました。

まるで”アナキン・スカイウォーカー”が”ダースベーダー”になってしまったごとく、今まで頼もしい味方であったチャドが今はプレイオフに進出するためには絶対に倒さねばならない敵になってしまったのです。
今年のイルカ狩りは一筋縄では行きそうにありません。

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▼QB#10″チャド・ペニントン”は2000年のドラフト1巡で獲得され、2002年から本格的にJETSの先発QBを勤めてきました。
QBとしては致命的弱点である肩の弱さをアナリスト達に酷評されながらも正確で補給しやすいパス、回転の速い頭脳、そして優れたリーダーシップによってJETSを統率してきました。

しかしながらケガが多く、2005年はシーズンアウトしてJETSは散々な状態に。しかし2006年に復帰しJETSをプレイオフに導き、カムバック賞を受賞。
しかし2007年も初戦のペイトリオッツ戦で負傷し、そのシーズンの先発は2rdQB”ケレン・クレメンス”と2分する形になりました。

今年オフの間にトレードされると噂になっていましたが、プレシーズン直前までロースター入りして今年もJETSで投げてくれると安心していた矢先にファーブのトレードが決まり、キャップスペースを空けるべくJETSに長年尽くしてきた”チャド”はあっさり解雇されました。

解雇後は6球団が興味を示し、チャドをドラフトで獲得時はジェッツのゼネラルマネージャーであり、現在はドルフィンズのバイスプレジデントを担当する”ビル・パーセルズ(Bill
Parcells)”との縁もあることで、解雇から30時間後に同地区であるAFC東の”マイアミ・ドルフィンズ”と2年契約(1,150万ドル)を結んだ模様です。

ドルフィンズは昨シーズンはわずか1勝とNFL史に汚名を残し、シーズン終了直後に一気に9人を解雇しチームの建て直しを計りました。
現在、先発QBは”ジョシュ・マッカウン(Josh McCown)”とされていますが、一部の報道でこのデプスチャートは意味をなさないと言われております。

WEEK1でJETSはいきなりドルフィンズとの試合ですが、この試合にチャドが出場する確立は非常に高いと思います。

チャドのおかげでジェッツを好きになったワタシとしては非常に残念ですが、まだ現役を続行してくれるだけでも良かったです。

ありがとう、そしてさようなら、JETS:#10″チャド・ペニントン”

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[引用:NFL JAPAN]

ニューヨーク・ジェッツを放出されたQBチャド・ぺニントンが、マイアミ・ドルフィンズと契約を結んだ模様だ。ブレット・ファーブのジェッツ加入に伴ってチームを去ったぺニントンは、同地区ライバルのドルフィンズと2年総額1,150万ドル(約12億6,500万円)の契約を結んだと見られている。これは契約に詳しい匿名の人物がAP通信に伝えたものであり、チームの公式発表ではない。ドルフィンズのスポークスマンは、「私たちは、このレポートの裏付け、否定ともしない」と述べている。32歳のぺニントンは、2000年にドラフト1巡でジェッツに入団しこれまで所属していた。放出されて以降、初めて公の場で口を開いた彼は、「ジェッツでの生活を楽しんでいた。ニューヨークでの経験、時間を通して多くの事を学び、NFL選手、1人の人間として成長することができた。ニューヨークでの生活で起きた事について後悔や、恥ずべきものは何もない」と述べていた。

 また、彼は、「最も辛いのは、チームからもはや、自分が求められていないのを理解することだ。ジェッツで8年間を過ごして来たが、一瞬にして自分はもう必要とされない存在になってしまった」と放出について振り返った。ぺニントンは、キャリア通算でパス成功率65.6%と、少なくともパス1,500回以上を投げたQBの中ではNFL歴代1位の数字を残している。また、彼は正確なパスに加え、ハドル内での統率力、頭脳的なプレイでも高く評価されている。一方で肩の弱さ、故障の多さが難点と言われ、2003年には6試合、2005年には12試合に欠場した。だが、2006年にはキャリアハイのパス3,352ヤードをあげ、カムバック賞を受賞している。昨季は、先発8試合を含む9試合出場で、パス1,765ヤード、10TD、9インターセプトだった。