実戦でしか分からない事がある
HOFの試合により他のチームより一足早くプレシーズンマッチを開始したジェッツですが、主力抜きといえ その内容は無視できないものでした。
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LBニック・ビジル(Nick Vigil)とLBサム・イグアベン(Sam Eguavoen)と契約
HOFの後半、ジェッツはブラウンズのQB“ドリアン・トンプソン=ロビンソン”(Dorian Thompson-Robinson) の展開するオフェンスに翻弄され、ランディフェンスが崩壊しました。
2軍試合とはいえ、いや、2軍試合だからこそLB陣の層の薄さが露呈したため、急遽テコ入れを行い2名のLBと契約しました。
契約した1人目LB”ニック・ビジル”(Nick Vigil)は、2016年ドラフトにてベンガルズが3巡目で獲得。
2019年まで所属し、2020年はチャージャーズ、2021年はバイキングス、2022年はカーディナルスに移籍するジャーニーマンと化し、この度はジェッツと契約した運びになります。
昨シーズンのカーディナルスでは負傷のためわずか4試合の出場で、13タックル2サックを記録しています。
2人目のLBサム・イグアベン(Sam Eguavoen)は、2015年のドラフト外で契約されずCFLで2018年まで過ごしました。
2019年にドルフィンズと契約して念願のNFL入り。2022年までドルフィンズに過ごしFAとなり、この度はジェッツと契約しました。
元ドラ6LB”ハムサ・ナシルディーン”(Hamsah Nasirildeen)と1名をカット
2名を契約するため、LB2名をリリースしました。
そのうちの一人が2021年ドラフト6巡のLB”ハムサ・ナシルディーン”でした。
彼は2年間で19試合(2試合先発)に出場し、14タックルを記録。ほぼスペシャルチーム要員の選手でした。
もう一人LB”マリク・ホール”(Maalik Hall)は、今年ドラフト外で契約したばかりの選手でした。
総評
いずれにせよLB”ノウ・アレキサンダー”がスティーラーズに行ったため、私が懸念していたLB陣の弱さが的中しました。
LB”C.J・モズリー”とLB”クインシー・ウィリアムズ”以外、インパクトのある選手がおらず、ドラフト5巡で”ザイル・バーンズ”を獲得していますが先発LBの残り1名が不透明な状況です。
ここ2年連続でシーズン後半になるとモズリーが疲れるのかランディフェンスが弱くなる傾向があるので、なんとか立て直しを図らねばなりません。