ジョー・フラッコ降臨

Week17の相手は、ジェッツに勝てばプレーオフ出場のブラウンズ。

しかも、QBは昨シーズンまでジェッツにいた”ジョー・フラッコ”だらか驚きです。

 

ジェッツ時代もダメダメかと思いきや、突然覚醒して鬼のようなパスを通す二重人格ぶりに驚きましたが、果たしてこの重要な試合に最高の結果を残せるのか?

ジェッツもタダでは負けないよ。

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スコア&ダイジェスト

ハイライト&データ[GAME CENTER(NFL.com)]

 

1Q

2Q

3Q

4Q

TOTAL

ジェッツ

7

10

0

3

20

ブラウンズ

20

14

0

3

37

オフェンス

運悪く試合間隔が短いため、QB”ザック・ウィルソン”は脳震とうプロコトルから解放されず、またも先発QBは”トレバー・シーミアン”。

 

意外にもファーストドライブでRB”ブリース・ホール”へのTDパスを決めて、幸先のいいスタートを見せます。

 

 

パフォーマンスが先週より幾分かはマシになっているものの所詮はシーミアン

やっぱりインターセプトでオフェンスを潰します。

やはり、スローが遅い上にターゲットをガン見するので、どこに投げるかD#に分かりやすいんですよね。

この試合では似てるタイプのフラッコと比較する事になるので、テクニックの差が際立ちます。

 

結果,シーミアンのスタッツは、パス32/45回、261yd獲得、1TD、1INT、QBレーティング34.9。

 

その他、シーミアンはリードボールを適切に投げれない、インチのギャンブルに失敗するなど、予想通りのげんなりするシーンのオンパレード。

 

RB”ブリース・ホール”に頼ったオフェンスで、ホールは久々にラン84yd、レシーブ47yd、1TDと活躍しますが、後半から封じられました。

 

WR”ギャレット・ウィルソン”も徹底的にカバーされレシーブは50yd。

 

何よりDE”マイルズ・ギャレット” vs LT”メカイ・ベクトン”のマッチアップが分が悪く、ギャレットの光速ラッシュをかわすことを主軸においたオフェンスをしなければならないので、オフェンスの手札がかなり減らされました。

ディフェンス

プレビュー記事でも紹介したとおり、ブラウンズのQBはQB”デショーン・ワトソン”が11月に負傷しシーズンエンドしたため、フリーの身から急遽ブラウンズと契約した”ジョー・フラッコ”。

 

加えてエースWR”アマリ・クーパー”がかかとを負傷したため欠場、RB”ニック・チャブ”もとっくの昔にIR入りしています。

 

フラッコは二重人格説が出るくらいパフォーマンスの波が激しいQBなのですが、今日はコントロールや所作などスーパーボウルを制覇したQBの片りんを見せます。

 

 

極めつけのTDパス。

いやいや、ジェッツ時代はこんな粘り強い動きはしなかったでしょ
ヽ(`Д´)ノ

 

見よ、このプレイアクションの妙。D#が見ごとに引っかかりました。

 

しかし、調子に乗ってLB”ジャーメイン・ジョンソン”にディフレクトされPICK6を献上するのはご愛敬。

 

フラッコの活躍のみならず、TE”デビット・ジョク”の高いレシーブ能力やRB”ジェローム・フロイド”のラン・アフター・キャッチの個人技に加えて、上手いプレーコールやトラップブロックなど細かいテクニックでジェッツD#を圧倒。

 

とにかくジェッツD#の読みやタイミングを全部外されている感じで、自慢のD#がスタートからこれだけやられる光景は初めて見ました。

 

フラッコは前半のキャリハイをマーク!

さらにブランズの前半34点は、フランチャイズ最高得点とのこと。

 

ここにきて、「嬢・ふらっ子」ではなく「ジョー・フラッコ」の人格が完全覚醒しました。

 

しかし、後半はうって変わって3失点に抑えました。

前半にフィールドをかき回していたWR”イライジャ・ムーア”がコンカッションのためアウトした影響やジェッツD#の対応もあるでしょうが、フラッコのパフォーマンスが劇的に落ちた事も否めません。

 

特に前半には無かったどこに投げているか分からないスローもあり、後半は「嬢・ふらっ子」の人格が出たようです。
(個人的な感想)

 

あとブラウンズのオフェンスはプレビュー記事で紹介したとおり、ボールセキュリティーに問題があり、ターンオーバー3回。
(ジェッツは2回ですけど)

これを改善しないとプレーオフを勝ち抜くのは厳しいでしょう。

スペシャルチーム

今シーズンで一番ダメでした。

 

リターナーに出されたRB”イズレイエル・アバニカンダ”がファンブルロスト。

 

リーグトップの成功率を誇るK”グレッグ・ズーライン”がFGブロック。

 

近距離のFGなのに、ブロックされるほど低い弾道を蹴るのはキッカーのミスでしょう。

 

P”トーマス・モーステッド”もサイドラインを切るミスパントをしたり、ミスが多かったです。

 

D#と同様、本調子では無かった印象です。

総評

QB”ジョー・フラッコ”率いるブラウンズ見事勝利で、プレーオフ進出が決定。

おめ。

あのプレーオフの申し子、ジョー・フラッコがまさか令和にプレーオフに帰ってくるなんて誰が想像できたでしょうか。

カムバック賞は貰ったも同然です。

 

“ペイトン・マニング”のようにチームを変えて2度目のスーパーボウル制覇という可能性もあります。
(ロジャースのつもりだったのになぁ)

 

それにしてもジェッツは不甲斐なし。

前半のディフェンスの失態はもとより、反則が12回というのも酷い。

 

やはり、プレーオフ目前のチームとシーズンエンドのチームとでは士気が全く違いますね。

 

しかし、来週の最終戦の相手は、因縁のペイトリオッツ。

シーズンエンドしたどおしの対戦ですが、意地とプライドを賭けた見ごたえのある最終戦になりそうな予感がします。

QB“ザック・ウィルソン”の来シーズンにつながるプレーと勝利に期待しましょう。