予想ナナメ上に行くドラフト

いよいよNFLドラフト2024がスタート。

デトロイトの会場に集まった観客はなんと、驚愕の27万5000人!!?

相変わらず、ドラフトがドラフトでない巨大イベントです。

さてさて、我らがジェッツのPICKはいかに?

記事の後半では、1巡目のトピックスもまとめました。

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ジェッツトレードダウンで10位から11位

ジェッツは本来全体10位でしたが、直前でバイキングスとトレードがありました。

 

バイキングスGET

・1巡(全体10位)

・6巡(全体203位)

 

ジェッツGET

・1巡(全体11位)

・4巡(全体129位)

・5巡(全体157位)

 

バイキングス1つUPして獲得したのはQB”J.J・マッカーシー”。

以前に紹介した”ザック・ウィルソン”のそっくりさんです。

 

ジェッツのQB獲得はほぼ無いのに、バイキングスがわざわざ1つUPした理由は、QBが欲しい他チームがジェッツにトレードUPを持ちかける可能性を考えたと思われます。

全体8位のファルコンズが予想外のQB獲得を行ったので、危機を感じたのでしょう。

 

ジェッツからしたら1巡のニーズでは無い上に下位のPICKが増えてラッキーでした。

 

さらにバイキングスはジャガーズの全体17位へトレードUPし、EDGE”ダラス・ターナー”を獲得。

攻めたドラフトを見せました。

ジェッツ1巡(全体11位):OTオルムイワ・ファシャヌ(Olumuyiwa Fashanu) FROM オレゴン州立大

 

ジェッツは全体11位でOT”オルムイワ・ファシャヌ”(Olumuyiwa Fashanu)を獲得。

名前が長いのて”オル・ファシャヌ” (Olu Fashanu)とも呼ばれています。

 

某ドラフト本での評価は・・

LTとして理想的な身長・体重・リーチを持つ。チームキャプテンで、フットボール向きキャラクター。

 

フランクリンHCからは「ハイプロダクション、ローメンテナンス」と呼ばれる。

NFLの圧倒的なエッジラッシャーに打ち負かされたりしないよう、より大きく強く、スキルを磨く必要があるが、チーム内でチョップ・ロビンソンのようなDEと練習してきた経験は得難い。

 

勉強家で、学業では半年早く2023年12月に卒業している。

 

→モックではTE”ブロック・バウアーズ”の獲得が大方の予想でしたが、実際はロジャースのプロテクションを最優先としOTを獲得しました。

 

好評価かつ、めっちゃ勉強して卒業を早めたという勤勉化。知能もばっちりでございます。

リリースした元ドラ1”メカイ・ベクトン”と入れ替わる形でロースター入りですが、現在のOLの先発予想はこちら。

 

LT :Tyron Smith 

LG :John Simpson 

C :Joe Tippmann

RG :Alijah Vera-Tucker

RT:Morgan Moses

 

そもそもジェッツがモックでTE”ブロック・バウアー”を獲得すると予想されていた理由は、FAでOLを既に獲得しているからです。

やっと大物を確保 STと着実に再契約するものの、ヨソと比べてジェッツのFA解禁後の動きは地味。 しかし、ようやく臨むべき大物をゲットしました。

 

元カウボーイズの重鎮LT”タイロン・スミス”に加えて、元レイブンズの”ジョン・シンプソン”と”モーガン・モス”を獲得。

Cは2023年ドラ2の”ジョー・ティップマン”、RGは2021年ドラ1の”アライジャ・ベラタッカー”が先発予定となります。

 

ファシャヌは、まずスミスのバックアップからキャリアをスタートし、経験を積むことが予想されます。

結局は、誰かが負傷するのは確実のポジションなので、いずれ先発は回ってくるでしょう。

 

加えて、ファシャヌは同ドラフトで上位獲得が予想されていたEDGE”チョップ・ロビンソン”と同じオレゴン州立大出身なのですが、そのロビンソンをPICKしたのは、同地区のドルフィンズ!

 

 

OLとEDGEという間柄、チームメイトかつ同チーム内で対決するポジションであった2人がプロで敵として相対するという、ドラマチックな展開です。

ドルフィンズ戦では完璧にロジャースを守って欲しいところです。

 

なにわともあれ、昨シーズンはトレードUPで妨害され獲得できなかった1巡OLを今年はゲット。

ロジャースのプロテクションはこれでバッチリ(のはず)

今シーズンこそ、いくぜプレーオフ!!

ドラフト1日目のトピックス

エミネムの入場で開始

 

最初「誰やねん」と思った人物は、スーパーボウルにも出演したことがある世界的ラッパー”エミネム”です。

映画「8マイル」は何度見ても名作ですね。

ハインズマン賞の全体1位と2位は2015年以来

今ドラフトの全体1位と2位は予想通りQB”ケイレブ・ウィリアムス”(ベアーズ)とQB”ジェイデン・ダニエルズ”(ワシントン)でしたが、この二人は2022年と2023年のハインズマン受賞者。

 

全体1位2位がハインズマン受賞者であるパターンは、2015年ドラフトの”ジェイミー・ウィンストン”(当時:バッカニアーズ)と”マーカス・マリオタ”(当時:タイタンズ)以来とのことです。

 

しかしながら、近年のハインズマン賞はQBにとって呪い。

ハインズマン賞を獲得したQBがスーパーボウルを制覇したのは、1971年ドラフト全体1位の”ジム・プランケット”以来いません。

 

QB”キャム・ニュートン”やQB”ジョー・バロウ”がスーパーボウルの舞台に立つも敗れています。

果たして今年の二人は、長年に渡るハインズマンの呪いを打ち破れるか!?

全体1位~3位がQBなのは2021年以来(ドキッ!)

全体3位もモックどおりペイトリオッツがQB”ドレーク・メイ”を獲得し、1~3位までQBとなりました。

 

これは2021年ドラフトの”トレバー・ローレンス”、”ザック・ウィルソン”、”トレイ・ランス”と同じ。

そして、ご存じのとおり2位と3位は既にドラフトされたチームから離れています!!

 

しかも”トレイ・ランス”は Mr.イレレバント(ドラフト最下位)の”ブロック・パーディー”に、その座を奪われたのです。

これは屈辱すぎる。

何が言いたいかというと、ドラフトTOP3とて絶対ではありません。

今回の3名とて、これから厳しすぎる生存競争が待っているのです!

 

補足で、TOP3がQBだったケースに関して2021年より前は1999年まで遡るとのことで、なかなか無い現象なのです。

全体12位までにQBが6人!?

QBで驚きなのが、TOP3でQB獲得はモックでも予想されていたのですが、それ以降のQBの売れる速さが予想外でした。

 

全体8位 ファルコンズ:マイケル・ぺニックスJr

全体10位 バイキングス:J.J・マッカーシー

全体12位 ブロンコス:ボー・ニックス

 

と、12位までの半分がQBという2018年に勝るQB大バーゲン。

 

特にサプライズは、QB”カーク・カズンズ”と4年契約したばかりのファルコンズが全体8位でQB獲得です。

これは、パッカーズ方式のようにロジャースやラブをドラ1で獲得しておいて、長期間にわたり育成する方針をマネするつもりなんですかね。

いずれにせよカズンズは良い気はしないと思います。

 

全体12位のブロンコスは、ジェッツのQB”ザック・ウィルソン”をトレードで獲得したばかり。

こちらも先発経験のある”ザック・ウィルソン”を開幕先発に出しつつ、裏でじっくり育成しようとしているのかもしれませんが、全てはキャンプの先発争い次第でしょう。

全体15位までディフェンスの獲得なし

今ドラフトで一番驚いたのが、ディフェンスで最初に獲得されたのが全体15位でコルツが獲得したEDGE”ライアトゥ・ラトゥ”だったという、ディフェンスの不人気ぶり。

 

その影響かCBでNo1指名を受ける予想だった”キニョン・ミッチェル”が22位でイーグルスに獲得された時の表情が酷い。

周りの人とハグしてステージに出るまで笑顔が無いどころか、ずっとデスマスクでまるでお通夜です。

 

もっと上位で自分は獲得されると思っていたのでプライドが傷ついたのかもしれません。

(元からこんな顔なのかも)

この悔しさはプレーで返して欲しい所ですね。

 

 

今年も盛り上がったNFLドラフト初日。

2日目もサプライズに期待です。