やったぜロジャース大勝利

開幕戦は49ersに敗戦したジェッツ。

2戦目は連続ロードでタイタンズ戦になります。

 

タイタンズは49ersよりは格下の相手とはいえ、巨額契約のタレントが多いだけに油断は大敵。

下馬評ではジェッツ有利とされた試合でしたが、最後までどうなるか分からない苦戦を強いられました。

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スコア&ダイジェスト

ハイライト&データ[GAME CENTER(NFL.com)]

 

1Q

2Q

3Q

4Q

TOTAL

ジェッツ

0

7

10

7

24

タイタンズ

7

3

7

0

17

オフェンス

まず出足がダメダメ。

先週と同じようなRB”ブリース・ホール”のランオフェンスは読まれている上にラインが押し負けてタイタンズに通用しませんでした。

 

パスでは、右から漏れてきたプレッシャーにロジャースが誰いないところに投げてインテンショナル・グラウディングを取られる始末。

さらにオーバースローするわ、背後からEDGE”ハロルド・ランドリー”にサックもらうわで、例年のジェッツオフェンスと変わりない停滞ぶりでした。

 

プレビュー記事で「ランはホールとRB”イスラエル・アバニカンダ”の2人で波状攻撃をかけるべし」と書きましたが、そのアバニカンダは今回も欠場。

 

しかし、途中からその代わりとなる救世主が現れました。

その名はRB”ブレーロン・アレン”。

2024年のドラ4なのですが、飛び級で進学してるため現在20歳のNFL最年少選手です。

 

第2Q、インターセプトから得たチャンスに負傷したホールに代わってフィールドに立つや中央のランで6yd獲得し、さらにショートパスからTDレシーブを決めます。

 

 

ロジャースのフェイントも効いていますね。

 

アレンは突進力をウリとするRBで、ホールと併用する事で相手ディフェンスの的を絞らせない効果があります。

昨シーズンから、私はこれを望んでおりましたよ。

 

ホールはスパルタのようなムチャぶりパスをレシーブして、

∩(・ω・)∩Touchdown!

 

決勝点はまたもアレンのTDラン!

 

ルーキーが2TDの大活躍。

ちなみにアレンは1930年以来、NFL公式戦でTDを決めた最年少選手とのことです。

 

結果だけ見ると気持ちよく勝ったように見えますが、硬いタイタンズD#に終始苦戦して最後まで分からない接戦でした。

 

ロジャースのスタッツは、パス18/30回176yd獲得、2TD、0INT。被サック2回、レーティング98.7。

 

オーバースローが多くコントロールに苦しみました。なぜかクイックパスのコントロールは良くて、ボールの保持時間が長いと狂います。

 

かつ、パスはまたもターゲットがほぼWR”ギャレット・ウィルソン”かRBとなり、WRのターゲット不足が解消されていませんが、元チャージャーズのWR”マイク・ウィリアムス”が重要なところで19ydレシーブを見せた事は大きな収穫でしょう。

 

実質ロジャースがジェッツに移籍しての初勝利ですが、ロジャースは記者会見で「ジェッツで2度目の勝利だ」とコメント。

これは去年4プレーで負傷降板したビルズ戦は、その後QB”ザック・ウィルソン”で勝利したので記録的に2度目というジョークなのでしょう。

 

なにわともあれ、おめでとう!

しかし、俺たちの戦いはこれからだ!

(打ち切りマンガみたいになってしまった。)

ディフェンス

CB”D.J・リード”が欠場。さらにLB”C.J・モズリー”が第2Q序盤につま先を痛めて、そのまま復帰せず主力を2名欠いた戦いとなりました。

 

この試合をまとめるとQB”ウィル・リービス”に苦戦しつつも、リービスのミスに助けられたリービス劇場です。

 

序盤は、DLがタイタンズのOLに押し負けてたところにRB”トニー・ポラード”に走られ、49ers戦同様にランディフェンスに苦しみます。

 

しかし、タイタンズがレッドゾーン入りの大チャンスに、QB”ウィル・リービス”がズッコケて、さらに無理投げでファンブルロスト。

 

そのままダウンしていればFGだったのに、これが若さゆえの過ちですね。

ロングパスの無理投げをインターセプトしたシーンもありました。

 

しかし、その一方でビッグプレーを起こす力もあります。

特にリーグNo1名高いCBの”ソース・ガードナー”がカバーしていながらもWR”カルビン・リドリー”にロングパスでTDを奪われたシーンは、かなりショックでした。

 

リドリーと言えば4年92Mでタイタンズが獲得した、元ドラ1の大物。

ガードナーもスピードではリドリーについていけてないシーンがあり、カバーは難しかったでしょう。

 

しかしこのシーンでは、ガードナーは横から飛んできたS”チャック・クラーク”を見てしまったせいでリドリーから目を離しています。

クラークも飛び込んできたら、ボールをカットすりゃいいのにできてない。これは災難です。

 

クラークは昨シーズン、キャンプで負傷して全休。

今シーズンから先発ですが、今試合ではフォースカラータックルの反則もやらかしており、前シーズンいたホワイトヘッドと比べて頼りないです。

 

 

あと、後半はリービスのスクランブルにやられました。

↓これ、絶対にサックしたと思ったんですけどね。ボクシングのウィービングみたいに打撃をかわされてます

 

 

QB”ウィル・リービス”のスタッツは、パス19/28回192yd獲得、1TD、1INT、1ファンブルロスト、4被サック。レーティング84.3。

ランで38ydを獲得。

 

肩の良さや身体能力の高さはあるものの、コントロールとボールセキュリティが未熟。

初期型の”ジョシュ・アレン”のようであり、ミスを減らせば勝てるQBなる可能性はあります。

 

 

ちなみにジェッツの4サック中、3サックは2023年ドラフト1巡(全体15位)のEDGE”ウィル・マクドナルド”。

今シーズンはプレシーズンからドラ1の頭角を現して活躍しています。

 

追記:

LB”ジャーメイン・ジョンソン”がアキレス腱断裂の負傷でシーズンエンドしました。

スペシャルチーム

パントブロックが出て助かりました。このチャンスをFGにつなげました。

 

実はタイタンズ、先週のベアーズ戦でもパントブロックされて そのままTDされる悲劇がありました。

STの弱さもタイタンズの不調の原因になっています。

 

 

ちなみに、タイタンズのキッカーは元ジェッツの”ニック・フォーク”様。

今シーズンはペイトリオッツからタイタンズに移籍し、現時点でFGを外しておりません。

 

フォーク様には、末永く頑張って欲しいものです。

総評

いざ試合になるとタイタンズはタレントが意外に豊富で、思っていたのと違う展開で大苦戦。

勝ち星に計算していた分、途中「もしかして負けるのか」と心配し過ぎて気分が悪くなりました。

 (´д`lll)

 

序盤のジェッツOC”ナサニエル・ハケット”のプレーコールが先週と同じような感じで悪く イライラしましたが、RB”ブローレン・アレン”の登場がオフェンスの幅を広げてチャンスを生んだので、彼の存在はデータ以上に大きな勝因だと思います。

 

そして齢40歳のロジャースの体力を考えると、パスを減らしてゲームをコントロールする必要があるので、今シーズンのRBの役目がいかに重要か分かります。

 

ターゲット不測の問題もシーズンを通じて快勝されていく事を願います。

 

さて次の試合は、間隔が短くサースデイナイトでペイトリオッツと対戦。

ホーム開幕戦かつ 怨敵との対戦ですので、ここで快勝してシーズンに弾みをつけたいところです。