魔が差しました?

毎年パッツとの試合が負けられないのは当然なのですが、今回ばかりは一味違います。
ワイルドカード争いでジェッツは負けたらほぼシーズンエンドの背水の陣で臨む一戦となりました。

パッツはケガ人続出でジェッツが有利だとしても、相手は数々の偉業をやってのけてきたNFL史上最強のQB”トム・ブレイディ”。楽な試合になるハズなどありません。

[SPONSORED LINK]

スコア&ダイジェスト

    1Q 2Q 3Q 4Q OT total
ペイトリオッツペイトリオッツ (12-3-0) 0 3 10 7 0 20
ジェッツジェッツ (10-5-0) 3 7 7 3 6 26

 

オフェンス

序盤はRB#33″クリス・アイボリー”、RB#29″ビラル・パウェル”二人のランが出る。特にパウエルは真ん中を縦に抜ける最短距離のランで数回も10yd以上のゲインを見せる!

OLも反則を犯さず、3rdDownは必ずショートと非常に良いO#を展開するにも関わらず思いのほか点が取れず、前半は3-10 と1TD差で折り返す。

後半はランが抜けるシーンが減るものの、毎回敵陣に入るよいO#を見せるが、ずっと優位に立っているにも関わらず大量得点には結びつきませんでした。

 

マーシャルの2TDレシーブで第3Q終盤に6-17 と 11点リード。セーフティーリードを保ちながら順調に点差を開いて勝利するかと思いきや、思いどうりにならないのがNFL。

QB#14″ライアン・フィッツパトリック”がDE#93″ジャバール・シェアード”にパスモーション中に腕を叩かれファンブルロストし、そのままリターンTDを喰い 4点差に詰められました。

このシーンは腕が叩かれた時に腕が体より少しでも前に行っていれば「パス失敗」になる、いわばタックルールで助かっていたハズなのですが、わずか腕が体より後ろの時に叩かれロストしたのでファンブルという判定。

まさにコンマ数秒差で天国か地獄かで、地獄行き。これさえなけりゃ もっと楽に勝てていたと思います。まぁ、このようなD#のビッグプレーを含めて面白いのがNFLなんですけどね。

 

そんな不幸でピンチを招いたフィッツパトリックですが、今日のスタッツはパス26/41回 296yd、3TD、0INT、1ファンブルロスト。ランは2回13yd。

WRがオープンとなっており、通ればTDだったパスを2本オーバースローするという、いつもよりもコントロールの悪さが目立ちました。

しかし、最後にはオーバータイムでサヨナラTDに結びつける活躍を見せます。

 

そもそもこのオーバータイムで先行が絶対有利のO#が取れたのはコイントスに勝利したのではなく、なぜかパッツのSTキャプテン”マシュー・スレイター”がコイントスに勝利したにも関わらず、キックを選択した事でした。

このシーン、審判がコイントスし「表」をコールした瞬間にスレイターが反射的に「俺、キック」と言ってしまい、あとはJETS側はクロマティが表情変えずしれっと審判から説明を受けて帰りましたが、リーヴィスはその場で「んん??(´・ω・`) 」って顔をしてました。

その後に張本人のスレイターがおかしな事態に気付いて審判に詰めますが、審判は「おめーがキックって言ったじゃねーか」って感じでスレイターを一蹴。

[※追記リンク:ペイトリオッツがオーバータイムでキックを選択した真相]

 

JETSがコイントスに負けたにも関わらず先行という大チャンスに、WR#81″クインシー・エヌンワ”がラン・アフター・キャッチで自陣21ydからサイドラインを一気にかけあがり、敵陣30ydへ。

そして、WR#15″ブランドン・マーシャル”のパスで敵陣5yd。トドメはサイドライン右奥へWR#87″エリック・デッカー”へTDパスがヒットし、ブレイディにボールを渡さずにサヨナラ勝利となりました。

いつもデッカーへはスラントでTDを奪うのですが、この時はこれまでと全く逆のD#の頭を超える奥を狙い、見事にパッツD#の裏をかいたプレーは、さすがハーバード大出身。

 

この試合でも活躍したのはやっぱりWR#15″ブランドン・マーシャル”。スタッツはレシーブ8回115yd獲得2TDと今宵も爆発。

早々にレシーブ94回というJETSの1シーズン個人レシーブ記録を更新し、さらにNFL史上初の6シーズン目の年間100レシーブを達成。(なんでも記録にしちまうんだよね)

1vs1ならば高さと当たりの強さで競り勝ち、長身のわりに低いボールにも強いテクニックを兼ね備えた まさにエースです。既にプロボウルにも選出されており、今シーズン最高のFA成功と言っても過言ではないでしょう。

まぁ、先発Sの2名が居ないのも非常に助かりましたね。マッコーティーがいたらマーシャルへのTDパスは通ってなかったでしょうね。

 

それに引き換えエースRBのはずのRB#33″クリス・アイボリー”はラン38ydと不発。途中で右膝を痛めてフィールドに出ない時間もありました。

逆に2番手のRB#29″ビラル・パウェル”がラン56ydと、レシーブ34ydの活躍。以前までは無難なオールラウンダーで、パワーもスピードも中レベルの特徴が無いRBという印象でしたが、最近は縦に抜ける一歩目の加速力が目立ちます。

何度も言いますが、私はドラフト獲得時から期待してたましたよ。
  ( ・`Д・´)+キリッ

 

それにしても、またもTEがレシーブせんなぁ。。。