ディフェンス

いやー、D#が頑張りました。OLの圧力でサックはわずか2回のもののブレイディをパスミスさせるか、手前のWR#82″キーション・マーティン”に投げるしか無い状況にし、ことごとくO#を止めました。

 

パッツの3rdDownコンバージョンがなんと 1/10 という驚異的なD#の勝負強さなのですが・・・ギャンブル3回全部 通されてるんですよね・・・しかも2回は防げば勝利の肝心なシーンで。。

これはブレイディを褒めるしかないですね。前試合と同じで第4Qは鬼神のごとき強さを見せます。
特に DE#96″モハメド・ウィルカーソン”がOLをすり抜けてブレイディに一直線に突撃し、「よし獲った!!」と思ったらパス通したシーンは普通のQBじゃアリエナイでしょ。

 

パッツは、もとよりT”ネイト・ソルダー”等の先発OLがガンガン抜けてるのに、T#76″セバスチャン・ボルマー”が試合開始早々に負傷しOUT。第4QにはT#68″LaAdrian・Waddle”が負傷し、「まだOLいる??」って状況で、JETSのDLが圧倒してるのにも関わらず、ブレイディにTDパスを通されますから、敵ながらブレイディの超人ぶりには脱帽です。

 

TE#87″ロブ・グロンコウスキー”も途中、存在を消すぐらいにカバーに成功し、ブレイディとのコミュニケーションミスからCB#24″ダレル・リービス” がINTを奪いましたが、 やはり第4Qで本領発揮。

カバーされていようが体格差でギャンブルを通され、数々のレシーバーからボールをポロリさせたS#25″カルビン・プライアー”の殺人タックルすら通用しません。

エデルマンもアメンドーラもいないので、グロンコウスキーさえ止めれば勝てる事は分かっているのですが、分かっていても止められず87ydもレシーブされました。まさに進撃の大巨人。

 

途中でパッツはフリーフリッカーやワイルドキャットなど奇策を仕掛けまくるシリーズがありましたが、この揺さぶりに耐えたのは、JETSのD#が成長している証。

あと、パッツが前半2ミニッツ後にタイムアウトが残されているにも関わらず、ランを連発して3rdDown残り30秒で時計を流したのも助かりました。ここでFGでも決められていたら、負けていましたね。追いかける立場ながらヤル気の無さはなんなのでしょうか。

 

あと、パッツのRBにラムズで活躍した”スティーブ・ジャクソン”が加入しましたが、OLとの連携があっておらず練習不足な感じでした。パッツはランO#が致命的なので、今後はどのように建て直すかが重要課題でしょう。

スペシャルチーム

実は地味なここを一番褒めるべきだと思います。

P”ライアン・クリグリー”のパントが冴えており自陣20yd内2回に加え、自陣深いところでも57ydのパントを蹴りつつSTのメンバーもリターンを許さず、良いフィールドポジションを与えなかったのは、勝因として大きいでしょう。

 

そして前回はFGとエクストラポイントを1本ずつ外したK#08″ランディ・ブロック”が最長49ydの2本のFGとエクストラポイントを外さず完璧なパフォーマンスを見せました。マジメそうな顔してるから1週間 練習をしたのでしょうね。

出番は限られていれど、STにも熱意が感じられた内容でした。

 

総評

パッツに勝利し5連勝なのですが、、、、JETSは万全の体制でホームゲーム。 パッツはロードで大ハンデを背負った試合にも関わらずオーバータイムにもつれる激戦となりました。こんなハズでは無かったんですけど。

しかも勝因はコイントスの選択ミス。神様がJETSに勝たせようとメチャクチャお膳立てをしたのに、ふがいなくオーバータイムに突入したので「どこまで世話がやけるんじゃ!!」と、コイントスの選択ミスを誘発してくれたようにも見えました。

コイントスの真意に関してはベリチックは「考えたBESTの選択だった」とスレイターを擁護。しかし、コイントスが終わった後のリアクションを見ると、彼がミスったのは確実でしょう。

[※追記リンク:ペイトリオッツがオーバータイムでキックを選択した真相]

 

とにかく大一番に勝利してプレーオフへ1歩前進。そしてレイブンズがスティーラーズを倒したため、スティーラーズと立場が逆転し、JETSは来週、ビルズに勝つかスティーラーズが負けるかのどちらかでプレーオフ出場です。やった!!

 

いやいや、安心するのはまだ早い。相手は既にシーズンエンドしたものの”レックス・ライアン”率いるビルズです。JETSの足を引っ張ろうとするモチベーションは、どこよりも高いでしょう。

来週はビルズに勝利してスパッと借りを返し、5年ぶりのプレーオフに望みたいものです。