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のため復習
スパイゲート事件の影響もあり大きくルールが変更された部分もあります。
既に開幕してしまいましたが、まだ間に合うので2008年新ルールのおさらいです。

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▼ディフェンス1名に受信機OK
今までクォーターバックしか装着していなかったコーチと無線でやりとりする受信機をディフェンス1名に装備する事が可能となりました。
ディフェンスとコーチとのやりとりはブロックサイン(手振り)でしたが、昨年のWEEK1でJETSのブロックサインをペイトリオッツのスタッフが盗撮し捕まる事件がありました。
元々コーチを撮影してはいけない(テレビ的にチラっと移るのはOK)規定があり、それに違反しているという事でペイトリオッツは罰金とドラフト1巡選択の権利を失いました。
盗撮は昔からの問題でしたので、これをきっかけに改正に踏み切ったようです。
[関連記事:ルールの改変:ディフェンス選手も連絡装置の利用可能に
]

▼ボールキャッチ後はフィールド内に着地しなければならない
WRがジャンプしてボールをキャッチした後、着地する前に空中で相手ディフェンスにサイドライン外に押し出された場合は、フィールド内では既にキャッチしていたとして「パス成功」となっていました。
しかし、2008年から空中で押されてもフィールド内に着地しなければ「パス失敗」となります。これはインターセプト時も同様です。
今まで”空中での位置”という判定が難しかったプレイの判断基準がハッキリ目に見えるものになりました。

▼「5ydフェイスマスク」の廃止
反則集」にもありますが、相手のフェイスマスクに接触すると5yd、思いっきり掴んで引っ張る行為は最悪の15yd罰退でした。5ydのフェイスマスクの方が故意ではなく発生するシーンが非常に多く、判定の難しい部分でしたので廃止となりました。

▼コイントスの延期
試合開始前のコイントスに勝ったチームが
キックを取るかレシーヴを取るか後半に選択する事ができます。

▼スナップ
センターがスナップし、
クォーターバックへ手渡そうとしたボールが
誰にも触れなかった場合、プレイ続行となります。
これまではフォルススタートの反則でしたので、ディフェンス側に有利な変更です。

▼ハンドオフ
前方でハンドオフしたボールが
地面に落ちた場合、ファンブルとしプレイ続行となります。
これまではイリーガルフォワードパス反則だったようですので、これもディフェンスに有利でしょう。

▼フィールドゴールの成功・失敗をリプレイ判定の対象とする。

今まで、ビデオのリプレイを要求してプレイを判定する対象はハンドオフのプレイ時のみでしたが、フィールドゴール時もリプレイを要求できます。

★総括
全体的に判定の難しい曖昧な部分をハッキリ判定するための改定となりました。
草案時に話題になりました「髪の毛はヘルメット内に全て収める」案は見送りになり、”ポラマル”などのドレッド選手はホっとしているでしょう。