また崩壊

未だ4勝ながらプレーオフに望みを残すジェッツ。対戦相手はNFC南でセインツと首位争い中の強豪パンサーズです。ジェッツの勝率が低い試合ながらも、緊張感のある接戦となりました。

第4Qまではね。

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スコア&ダイジェスト

ハイライト:Youtube

2017年 11月 26日

 

1Q

2Q

3Q

4Q

TOTAL

パンサーズ

3

9

6

17

35

ジェッツ

3

7

7

10

27

 

オフェンス

本日のOLは非常に良かった。パンサーズのラッシュを読んでいるかの如く対応してQB#15″ジョシュ・マッカウン” に時間を作り、何よりも反則が少ないのが素晴らしい。

(相変わらずOG#67″ブライアン・ウィンタース”はホールディングで1stDownをパーにしますが)

そして、今回もWR#11″ロビー・アンダーソン”は二人にカバーされながらも難しいロングパスTDをレシーブ。これで5試合連続TDを記録し、しかも全部ロングパスでのTDです。

空間把握能力がズバ抜けているのでしょう。ドラフト外から入って昨、シーズンは落球ばかりしていた男がここまで化けるとは思っていませんでした。

 

ランは出なかったものの、パンサーズは思ったよりパスカバーに難があるようで、WR#11″ロビー・アンダーソン”が6レシーブ146yd獲得2TD、WR#10″ジャーメイン・カース”が7レシーブ105yd獲得1TDと爆発しました。

QB#15″ジョシュ・マッカウン”自体は19/36yd 307yd獲得3TD、0INTと、パス成功率はいつもより低いものの300yd越えの3TDと良いパフォーマンスを見せました。

 

・・・褒めるのはここまで。何で負けるねん!!!
(屮゜Д゜)屮

 接戦ながらモメンタムを掴んでいる状況から試合をぶち壊したのはQB#15″ジョシュ・マッカウン”

第4QにDE#96″ウェス・ホートン”に下半身を掴まれた時にボールだけを守ればいいものの無理やりパスを投げようとし、不安定な体制でスローしてファンブルとなり、これをMLB#59″ルーク・キークリー”にカバーされて、そのままファンブルリカバーTDを喰らいました。

お前はルーキーか!キャリア15年のルーキーか!!
ヽ(`Д´)ノ

この失態1つで、慎重に積み上げてきたものが全部壊れました。完全にモメンタムがパンサーズに傾き、この後にパントリターンTDを喰らって敗戦につながります。

 

加えて痛かったのがTE#88″オースティン・セフィリアン-ジェンキンス”の2つの幻のTD。

1つ目はワイドオープンの状態で落球して絶好のTDパスがパー。

2つ目は見事にレシーブしTD判定となるものの、またサイドラインを出る時にボールが動いたとイチャモンつけられ、TDが無効化。

そう、賢明なJETSファンなら覚えているであろう、Week6ペイトリオッツ戦の悪夢「TDがタッチバック化事件」の再来です。

ジェッツ ペイトリオッツ セフィリアン・ジェンキンス
ライオンズファンの気持ちが分かる 3連勝で迎えた怨敵パッツ戦。十分に勝機はありましたが、納得いかない裁定により残念な結果となりました。

この事件のあと、セフィリアン-ジェンキンス自身が「もうボールの確保は怠らない」とか言っていたのに、またもやりました。あの言葉は何だったのでしょう。

しかし、彼を擁護するならば審判2人揃ってTDって1回判定したなら、もうTDでいいじゃん。

TDでテンション上がった後に「ボールが動いた」「動いてない」とかもうやめてくれ~~~!!
イヤァ━━ヽ(゚Д゚)ノ━━ン!!

ディフェンス

D#もパンサーズO#を完全に止めるのはムリだとしても、反則も少なく非常に締まっていて良かったです。

反則王CB#41″バスター・スクライン”が一人をカバーしながらも、オープンとなっていたTE#88″グレッグ・オルセン”へパスが投げられると、一瞬でそっちに飛びついてパスをカット。

さらにWR#17″デヴィン・ファンチェス”へのTDパスを阻止するわ、ニュートンへCBブリッツをしかけてサックをフォローするわの大活躍。

CB#21″モーリス・クレイボーン”もロングパスを阻止する活躍をみせて先発CB陣は良かったのですが、CB#27″ダリル・ロバーツ”がウィークポイントとなりWR#17″デヴィン・ファンチェス”のマッチアップをガンガン狙わて、パンサーズのレシーブはファンチェスに偏りました。

 

驚異だと思っていたTE#88″グレッグ・オルセン”は序盤に1レシーブしたのみで後はほぼサイドライン。ケガから復帰したものの、まだ本調子では無かったようです。

今のパンサーズって、中央のミドルを獲れるレシーバーがいないのが弱点ですね。

 

しかし、最近調子が上がってきたパンサーズドラ1 のRB#22″クリスチャン・マキャフリー”にはやられました。ランのみならずレシーブも上手く器用なRBで、ロングゲインに加えてギャンブル更新に貢献し、ただでさえバリエーションが多いパンサーズO#の幅を広げます。

 

ギャンブルと言えば、序盤と終盤の2度のギャンブルを止められなかったのも痛かったですね。1回でも止めていればモメンタムが一気に傾いたでしょうが、そこはさすがパンサーズです。

QB#01″キャム・ニュートン”は指のケガのせいか調子が悪く、スタッツはパス11/28回168yd獲得。得意のスクランブルもだいたい止めたのですが、パンサーズO#は中→外→中→外と幅の広いバリエーションの波状攻撃が乗ってくると手がつけられなくなります。WR#12″ケリン・クレイ”のリバースには完全に引っかかりました。

 

加えて、パンサーズはショートヤードを取るのが強い。ショートヤードのギャンブルに加え、エンドゾーン手前のO#ではストロングやIフォーションでニュートンがRB2人と絡むと一体どこから来るのか予測不能で、ドルフィンズ同様にTDを阻止する事はできませんでした。

QBの調子が悪くとも、バリエーションで相手D#に揺さぶりをかけれるパンサーズO#は羨ましいですね。ジェッツO#はほぼ正攻法しか無いので、こういう部分は見習うべきでしょう。

 

パンサーズから1回もターンオーバーを奪えなかったのも敗因です。ニュートンのコントロールの悪さは、あえてインターセプトにつながるパスを瞬時に投げ捨てに切り替えていた節もあります。

パスラッシュに関しては3サックを記録。ニュートンのスクランブルにはかなり対応できてましたが、残り時間が少なくO#を取り返さなければならない状況でDE#98″マイク・ペネル”のラフティングパサーで1sdを更新されたのはいただけない。あれは不可抗力じゃないでしょうか?

スペシャルチーム

何と言っても悪夢のパントリターンTDを喰らったのが致命傷でした。拮抗した状況からマッカウンのミスでファンブルリカバーTDを喰らって逆転された後だったので、STも浮足立っていた感があります。中央で一人抜かれたら、かなりの人数がすれ違いました。

この後にO#でTDを決めて1ポゼッション差に詰めれただけに非常に痛いミスです。

総評

あのパンサーズ相手に勝てる試合を、シーズン序盤の第4Qで崩壊するクセがぶり返して敗北。

CS中継の上に反則が少なくて気持ちよく試合を楽しめただけに、勝って欲しかったです。

もはやジェッツのシーズンエンドはほぼ決定・・・・と、思ったら未だにワイルドカードのボーダーラインが6勝というAFCは超低調。

かなり不利な状況には違いないですが、可能性がある限り今シーズンを最後まで楽しみたいと思います。