らゆる意味で勝たねばならぬ
HC”ビル・ベリチック”はJETSからペイトリオッツに寝返り、ペイトリオッツを常勝軍団に変えた。しかしベリチックが目をかけてディフェンシブ・コーディネーターに引き上げた”エリック・マンジーニ”はベリチックから離れJETSのHCに就任。
この因縁の師弟対決はこれまでマンジーニの全敗。そして今度はAFC東の単独首位を決めるステージでの対決となりました。

チーム力を上げつつ更にCB”タイ・ロー”を獲得し万全の体制で臨むJETS。片や次々と主力が負傷により抜け、先週は守備の要”アダリウス・トーマス”までIR入りとなり100%とは程遠い戦力となったペイトリオッツ。
対決直前のチームレポートです。

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▼CB”ジャスティン・ミラー”がカット
CB”タイ・ロー”をロースターに加える引き換えにCB”ジャスティン・ミラー”がカットされました。ミラーは兼リターナーであった俊足が武器のCB。2006年はリターナーとしてプロボウルに出場。
2007年のWeek2レイブンズ戦で膝を負傷しシーズンアウト。2008年に復帰するもプレシーズンでつま先を負傷し欠場が続きました。そのケガは直りましたがパフォーマンスが上がらず、この度カットとなりました。複数のチームが獲得に動くことが考えられます。

▼JETS、パワーランクがTOP10入り。
ESPNのパワーランクの順位が前回11位からとうとう9位に浮上しTOP10入りとなりました。
ランストップとサックによるターンオーバーが評価されたようです。
しかしペイトリオッツも順位をぐっと上げて12位→7位に浮上して抜かれました(T_T)。
2008 Power Rankings: Week 11

▼マッチアップ
・CB”ダレル・リーヴィス”vsWR”ランディ・モス”
Week2では2レシーブ22ydに抑えたリーヴィス。それはまだキャッセルとの連携が不十分な時であり、モスはここ4試合で23レシーブと連携は出来ています。ここでリーヴィスが抑える事ができれば本物でしょう。

・WR”ラヴァニアス・コールズ”vsCB”エリス・ホッブス”
先週のコールズはわずか1レシーブ。やはりペイトリオッツ戦も地上戦に引き込んだ方が分があるか?

・LB”デヴィット・ボウエンス”vsRB”ケビン・フォーク”
“デヴィット・ハリス”の代役ボウエンスはベテランRB”ケビン・フォーク”と対決。
パスラッシュとしては優秀なボウエンスですが、同時にフォークのランストップでも活躍できるか?

意外と書くこと無かった(=0=;)。なにわともあれ、この戦力差で勝てぬならマンジーニはまだまだベリチックの足元にも及ばないって事ですな。

[引用:NFL JAPAN]

ニューイングランド・ペイトリオッツ対ニューヨーク・ジェッツ戦は、ともに6勝3敗で並ぶAFC東地区の首位決戦。そして、この両チームといえば、ペイトリオッツのビル・ベリチック、ジェッツのエリック・マンジーニの両指揮官の師弟対決に注目が集まる。第2週にペイトリオッツが19対10で勝つなど、師匠のベリチックが3連勝中。また、ここ11試合の内、ペイトリオッツが10勝と、過去の実績ではペイトリオッツが圧倒的優位な状況だ。

 ペイトリオッツのQBマット・キャセルは、今季ここまで8試合の先発で7TD、7インターセプト、QBレーティング84.2を記録。そして、ホームでは5試合で6TD、3インターセプト、QBレーティング92.2とアウェーに比べ、好成績をあげている。故障者続出のRB陣だが、先週の試合でドラフト外新人のベンジャーバス・グリーンエリスがラン26回、105ヤード、1TDと活躍。現在4試合連続でTDランを記録と、決定力の高さも見せておりチームに嬉しい誤算を与えている。また、WRランディ・モスは、対ジェッツ戦ではここ3試合で1試合平均レシーブ94.6ヤードをあげているのも好材料だ。

ジェッツは、この一戦に勝つと2004年10月10日以来の4連勝となる。好調なチームを支えているのは現在リーグ3位の平均28.3得点をあげている攻撃力。1試合平均16.8得点だった昨季から大幅に向上している。QBブレット・ファーブは、スーパーボウルを含め対ペイトリオッツ戦は過去5試合でパス886ヤード、9TD、1インターセプト、QBレーティング100.5と相性は抜群だ。リーグ5位のラン守備が、リーグ7位であるペイトリオッツのラン攻撃を止めることで主導権を握りたい。