なのにこれまで補強ナシ
JETSが抱える問題で無視できないのがエースと呼べるWRがいない事。
かつてJETSのホットラインであったQB”チャド・ペニントン”は昨年にドルフィンズ、そしてWR”ラヴァニアス・コールズ”は今年ベンガルズへ移籍。
頼りになるのは昨年はファーブの加入をきっかけに大きく成績を伸ばした”ジェリコ・コッチェリー”ですが、いかんせんスピードに欠けます。

この現状に対してメディアはジャイアンツを解雇された、2007シーズンのスーパーボウル優勝WR”プラキシコ・バレス”を獲得するしかないと報じてきましたが、JETSフロント陣はこの報道に対して「”バレス”の獲得は必要しない、現状のWR陣で十分だ」とWRの補強しない方向である事を主張しました。

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▼問題児WR”プラキシコ・バレス”
バレスは2007シーズンにジャイアンツのスーパーボウル制覇に貢献したエースWR。
しかし、素行が悪く罰金や出場停止処分を繰り返して、昨年はナイトクラブで自分の銃の誤射による脚の負傷で残りシーズンを欠場。10試合の出場でレシーブ35回454yd獲得の4TDと成績を大きく落としました。

そして、この事件の際に保持していた銃が未登録のものであったことから、現在、銃の不法所持で起訴され、今月に判決が下ります。もしも有罪判決が下った場合、最大で3年半の収監という可能性もあります。

▼若いWR陣
エースとなった”ジェリコ・コッチェリー”は26歳、その他のWR”ブラッド・スミス”、”チャンシー・スタッキー”、”デビット・クロウニー”、”ウォレス・ライト”は25歳以下とWRに経験不足は否めません。

QBもこなし成長を期待されていた”ブラッド・スミス”は昨年は不発。”スタッキー”もまずまずの活躍を見せておりましたが、際立った活躍はナシ。TEの”ダスティン・ケラー”をWRにコンバートした方がいいんじゃないかと思うぐらいWRがパッとしません。

“コッチェリー”に関しても昨年の活躍に関しては”ブレット・ファーブ”のリードパスと相性が良かっただけかもしれず、QBが変わってもパフォーマンスを発揮できるのか不安があります。

▼WRコーチは「現在の布陣で十分」とコメント
WRコーチ”ヘンリー・エラード”は「バレスは是非とも獲得したい選手だ。しかし、バレスが加入しなくとも、現有戦力で問題は全くない。我々のWR陣は少し経験が足りないけど、それは時間が解決してくれる」とコメントし、現在のWR陣に信頼しています。

ワタシ的にこのWR陣は少々不安です。守備のレックス・ライアンといえど、やはり足が速く背の高いWRが欲しいですね。
(しかし、テレル・オーウェンスは採らなくて良かったです(=_=;))