突!ハイパーD#
ディビジョナルプレーオフ2日目は、プレーオフの常連ながらもなかなか勝てないレイブンズが登場。

その相手は、ルーキーQB”T.J・イェーツ”が率いるながらも強力なD#とRB”アリアン・フォスター”のランでベンガルズを倒したテキサンズ。

テキサンズとレイブンズとでは、プレーオフでの経験値の差は圧倒的。
だがしかし、この世には「ビギナーズラック」という言葉もあり、勢いも実力も本物のテキサンズの勝機は十分にあります。

さてさて、チャンピオンシップで鬼のペイトリオッツと対戦するのはどっちだ!

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テキサンズはビッグリターンからFGを決めて3点先制するが、この大舞台にはプレッシャーというワナが潜む。
パントカバーに入ったWR”ジャコービー・ジョーンズ”が、レイブンズのSTが目の前にいるのにワンバンしたパントをレシーブしようする。さらにそれをこぼすというWで意味の分からんミスをする。 ∑(゜ Д゜)
これをレイブンズにカバーされ、絶好のフィールドポジションを与えてた上にTDを許してしまう。

その後もテキサンズQB”イエーツ”はINTを喫して、6-17でレイブンズにリードされる展開。
しかし、テキサンズRB”アリアン・フォスター”のランにより反撃開始。1本のFGとフォスターのTDランで13-17 と点差を詰める。

この後は両者のD#合戦。テキサンズはDE”J.J・ワット”のサック祭りや、レイブンズのエンドゾーン1yd手前のギャンブルでRB”レイ・ライス”のランをLB”ティム・ドビンズ”が一人で受けきって止めるなど踏ん張り続けるが、O#が乗らない。

最終QにテキサンズはINTを起点にレイブンズにFGを決められ13-20の1ポゼッション差。
テキサンズは最後のヘイルメイリーに望みを託すも、FS”エド・リード”にINTされる始末。だがテキサンズD#は諦めない!
なんとレイブンズのO#をまたも止めきって、45秒のラストチャンスを得る。すっかり勝った気モードのレイブンズ陣営もこれには焦る。 ∑(゜ Д゜)

だが、ルーキーの”イエーツ”には49ersの”アレックス・スミス”が見せた逆転ドライブをする力は無く、そのまま撃沈。レイブンズがチャンピオンシップへの切符を手にしました。

2012年01月16日 @M&Tバンク・スタジアム

1Q 2Q 3Q 4Q OT total
テキサンズテキサンズ (10-6-0) 3 10 0 0 13
レイブンズレイブンズ (12-4-0) 17 0 0 3 20

[dailymotion]http://www.dailymotion.com/video/xnqt3i_2011-dp3_sport[/dailymotion]
▼総評
テキサンズのビッグリターンと、ありえないパントカバーのミスからの失点で始まったこの試合。
結局、ここで失った7点の差でテキサンズは敗れたのだから、もったいない。

テキサンズは強烈なパスラッシュでフラッコに5サック浴びせて、フラッコ封じには成功していたのだった。
だがしかし、ルーキー”イエーツ”の3INTなど、レイブンズの得点は全てターンオーバーで得たチャンスからのものだっただけに、テキサンズには何かやりきれない感があるでしょう。

とは言っても、決して凡戦ではありませでした。
ワットのパスラッシュに、フォスターとレイ・ルイスの激突。両者のD#がアグレッシブだっただけに、QBのスタッツの悪さは気にならないぐらい面白い内容でした。

スポーツに「たられば」は無いのですが、もしもQB”マット・ショーブ”が健在ならばどうなっていたのか考えてしまいます。
結果的にイエーツは期待されぬドラフト5巡ながら、十分に名を上げて貴重な経験を得る幸運なシーズンとなりました。来シーズンの動きに注目です。

レイブンズの次の相手は2009シーズンのプレーオフでは勝利しているペイトリオッツ。
あの時はウェルカー不在でしたが、今回はウェルカー健在の上にはるかにO#はパワーアップしております。
いったいどんな試合になるのか想像もできません。

:ルーキーイヤーから4年連続でプレーオフに出場するQB”ジョー・フラッコ”。
だが、テキサンズD#の前に判断が遅れるシーンが多々あり、5サックもらいました。
成績はパス14/27回176yd獲得2TD,0INT,1ファンブル。
D#がウリのチームとはいえ、次は超O#のペイトリオッツ。もっとパフォーマンスを上げてD#を助けなければ勝てません。

テキサンズDE”J.J・ワット”は鬼のスピードとスイムなどを駆使したテクニックでOLを抜き去り2.5サック。
サック後の敬礼ポーズを何度も見ることになります。来シーズンも活躍は鉄板ですな。
:RB”アリアン・フォスター”は前回に続き、凄まじかった。
身体能力うんぬんより、デイライトと呼ばれるランルートを一瞬で判断する能力が長けているのでしょう。
鉄壁のランD#を誇るレイブンズ相手にラン149yd獲得(平均4.9yd)、1TDというパフォーマンスを見せます。

ワンハンドキャッチのシーンはカッコよすぎました。